横浜旅行 1日目

夏休みと結婚記念日を兼ねて、横浜に3泊4日で遊びに行っていました。まずは食べたものをアップし、徐々にテキストやその他写真を入れていきます。今回もよく食べました。美味しくて、楽しい旅でした(2017.9.6記)

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初日のお昼ごはんは横浜で食べようと決めていたのだけど、じゃぁ、どこにする? というので、だいぶ悩んだ。ひとくちに「横浜」と言っても、横浜ってものすごく広い(だけど、ガイドブックだと「横浜」ひとくくりで紹介されてしまう。仕方ないけど)。「横浜」エリアで行ってみたいなーと思うお店はいくつかあったが、関内近辺という条件で絞り込むと数は限られる。しかも、夫も私も「いいね」と思う店じゃないといけないのだ。

こまったねぇと言いながら、ふたりでいくつか店を言い合ってみて、一致したのが「勝烈庵」。以前行ったのは、横浜駅の駅ビルの中(相鉄ジョイナス店)。今回は、本店(馬車道総本店)です。以前行ったのはいつだったかな…と調べたら、2007年でした。10年前か! どんだけご無沙汰なんだ。

JR関内駅からだと近いのでしょうが、みなとみらい線の馬車道駅から行ったので、だいぶ歩きました(ホームページの「店舗までの道案内」のページを見ると、シンプルな道順なのですが、実際は相当に迷いながら歩いた)。なので、「勝烈庵」の提灯を見つけたときはホントに嬉しかった…。すごく暑かったんですよ。灼熱地獄。

店内は、1Fはカウンターとテーブル席。2F はテーブル席の他、宴会もできる広い小上がりもあって、外から見た印象以上に広い。少しお昼時を外したつもりだったけど、遅いランチを摂るサラリーマンの一段がまだ結構いて、いい感じに活気があった。

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夫は勝烈定食。私は一口かつ定食。二人ともひれかつで。これに、大きな容器に入ったソースがどーん。そうそう、このソースをたっぷりかけて食べたかったんだよー。カツはさっぱりした揚げ上がりで、ソースをたっぷりかけてもくどさはない。ごはんもいい塩梅のもちもち感にたかれていてすごく美味しい。しじみ汁、大根のお新香ともに、舌の疲れない適度な味加減なのが心憎い。やっぱり、昔の印象通りの美味しさでした。

ちなみに、箸袋にある「勝烈庵」は棟方志功によるもの。店内は棟方画伯の絵のほか、民芸の大皿や書なども飾られていて、ちょっとした旧家にお邪魔したような、そういう雰囲気もありました。

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勝烈庵からほど近い、馬車道十番館に行って、食後のお茶。後で知ったんですが、このお店、勝烈庵のグループ会社なんですってね。知ってもだからどうだという話ですが、ちょっとビックリ。

店内は思っていたよりも狭い感じですが、座っちゃうとあんまり気にならないというか、天井が高いので(吹き抜け状になっている)それなりに開放感があるのかな。平日だからというのもあるんだろうけど、店内はオシャレで快活なおじいさまとか(仲間4人とケーキセット食べてた)、静かに一人本を読む知的な雰囲気のおばあさま(多分、読んでいたのは村上春樹です)、みたいな感じのお客さんが多く、ああ横浜っぽい…と、意味もなく感じ入ってしまった。

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私は、カフェ・スパイス(クローブ、シナモン、ナツメグの入ったコーヒーに生クリームを浮かべたもの)に、シュークリーム。夫は紅茶。

このシュークリームが、すっごく美味しかったです。このときお土産に買ったビスカウトも、後で食べたらものすごく私的に好みの美味しさだったので、きっと、他のお菓子もすごく美味しいんだろうなぁ。今度はプリン食べたいです。

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ホテルにチェックインして、ひと息ついたら、夫は昼寝、私は中華街へ散歩へ。

昼間は暴力的な陽射しだったけど15時を過ぎると和らいで、なんとかなってくる。海のそばだからか、熱気は海風が飛ばすのか、光は強いけどからっとした空気が心地よい。やっぱり、夏が苦手な最大の原因は、湿気なんだろうなぁ…。

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平日の、昼営業と夜営業の間の時間帯の中華街って、なんだか不思議な感じでした。人のいない(少ない)建造物ってそれだけで異世界感がありますが、休憩時間特有のとろとろとした雰囲気がなおいっそう、異世界感を醸し出していました。小さい路地に入ると私ひとり? ってこともあり、いい年をして少し心細くなるほど。台湾も香港も行ったことないけど、少なくとも日本っぽくない雰囲気を堪能できて、旅行してるなーって気持ちになる。楽しくて、隅から隅まで歩いてしまう。

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関帝廟。私もお線香を上げてみようかなと思ったけど、1束2000円もするんですよ(その代わり、ものすごく立派な線香です)。なので、門の外からそっとお祈りする。ダメですよね…。

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晩ご飯はホテル内のイタリアンレストラン、イル・ジャルディーノで。私たちのような旅行者ではなく、お客のほとんどが地元の人とおぼしき人ばかりで、そういうのが、ああなんか、老舗ホテルっぽい…と思ってしまう。彼女と来たり(多分60代くらいのカップルです)、家族と来たり、娘と来たり、いろいろ。

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コースだと最後持てあますかも…と心配だったので、今回はアラカルトでお願いしてみることに。まずは、トマト&モッツァレッラのカプリ風。美味しい。

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前菜をもう一品。タコとセロリのサラダ カラスミ風味。たことセロリのサラダはイタリアンだと定番の組み合わせですが、意外なビジュアルでビックリした。

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バーニャカウダ。これだけで結構ボリュームがありますよと言われましたが、実際かなりのボリュームでした。メニューを見ると、コントルノ扱いでしたが、これを前菜代わりにしちゃってもいいなぁと思いました。お店の方も気を遣って、メインの前に持ってきてくれてますし(コントルノはお作法通りに食べるとすると、メインディッシュ[セコンドピアット]の後に出てきます)。

バーニャカウダソースが美味しくて、これだけでワインがすすむ。

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メインだけはあらかじめ決めていて、オッソブーコ。このお店は看板料理がいくつかあるのですが、オッソブーコはそのひとつ。仔牛のすね肉を煮込んだ料理でして、こういう料理はうちでは絶対に作れない(食べられない)から、今こそチャンス。

あー、もう、期待通り本当に美味しかった。オッソブーコと言えば、骨髄もお楽しみのひとつですが(そもそも「骨髄」って料理名だし)、骨髄をつついて出すためのカトラリーまで添えてサーブされたのが印象深いです。ところで、このお皿を下げに来たサービスの方に「オッソブーコは美味しかったですか?」と聞かれまして、そんなに嬉しそうに食べてたんか…と少し恥じ入った次第。

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最後のデザートは、私はカタラーナ。ちょうど数日前に、クリームブリュレが食べたい…、表面のカラメルをかつかつと叩いて割りたい…と口にしたばかりだったので、メニューにあって大喜び。もう何も言うことはございません。

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夫はティラミス。マスカルポーネが美味しい。

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あー、美味しかった。食べて飲んでよく喋って、しかも部屋に帰ったらもう横になるだけだなんて、天国か。少し早いけど、12回目の記念日も無事に迎えられてよかったなぁ。また次の記念日も楽しく過ごせるように頑張ろう。いろいろと。

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