草津に行ってきました 1

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湯畑

草津温泉に行ってきました。行先は、甲斐みのりさんの『一泊二日 観光ホテル案内』の中でも紹介されている、草津ナウリゾートホテルです。

行こうと思った決め手は、新宿からホテル直通の送迎バスがあるところでした。草津って何県? と人前でナチュラルに口にするくらい地理に疎い私ですが、東京から群馬(長野といってもよい)まで電車で行くとベラボーに大変なのはわかります。電車で行こうとすると、うちから行くので一番楽のは、大宮駅まで出て特急あかぎで長野原草津駅まで行くというルートでしょう。ここからバスに乗りかえて草津温泉ターミナルまで行く、もしくは、宿の送迎があれば迎えに来てもらうって感じでしょうか。おおよそ、片道4時間弱、5000円ほど。大宮駅を経由するので、電車で行くのも捨てがたかったのですが(駅弁を選べるから)、新宿からバス1本というのも興味があったので、今回はバス移動で。

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西新宿をスタートし、練馬ICから関越道に入り、三芳PA、駒根PAで休憩して、渋皮伊香保ICで降りて、延々草津まで。同乗者は、私ら以外はほぼ大学生のカップル、もしくは大学生の女子グループ。春休みだものねぇ、当然だよね。あとは、外国人留学生の職場見学会と思しき集団も同道いたしました。

三芳PAは隣が川越市ということで、芋のお菓子がいろいろあって、気になります。せいろでもうもうでふかしていた「いも恋」が美味しそうだったので、思わず1個ずつ。長旅なのに、トイレ休憩しかないという過酷な旅なので、温かいお饅頭はお腹にしみた。というか、これ、かなり美味しかったです。まんま、いきなりだごだけど、こういうお菓子は全国あちこちにあるのよね、きっと。

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関越道を降りてからが予想以上に道のりが長くてびっくりしたんですが、よく考えたら、草津温泉って山の上の集落ともいえるので、当然なのか。沼田あたりから「日本ロマンチック街道」という道になるんですが、これがなかなか味わい深い。途中でJR我妻線と並走するところもあるのですが、これまた味わい深い。この辺は一昨年の大河ドラマ「真田丸」ゆかりの地域で、ところどころに聞いたことのある地名や城跡名が出てきて、じんわり楽しかった。しかし、天気が良くてありがたい限り。

草津ナウリゾートホテル

ホテル着。おおむねスムーズだったけど、4時間かかったかな。腰と首が痛い。草津に入った途端に、残雪がすごくて、冬の山国に来たのだなぁと実感する。それにしてもですね、今回は、いつもにましてほとんど写真を撮っていないのです。いや、撮っているけど、ろくなのがない。何が言いたいかというと、雪景色もかなり素敵だったんですがそういう写真は1枚もないのです。残念。

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バス1本で行けるのはありがたい半面、食事をする暇がまったくないのでお腹がペコペコ。町に下りて適当な店に入るか…というのも考えましたが、ほとんど勉強していない状態で観光地に行くのは危険と判断し、ホテルのロビーのカフェでサンドイッチセット。周りをみると、観光客よりも、地元のイベント屋っぽい人とか銀行屋っぽい人が打ち合わせしてます…って感じの人が多かった。

ハム&野菜(キュウリ、トマト)。30年ほど前のローカルな喫茶店で出てくるようなサンドイッチでしたが、不思議に妙においしく感じてしまった。ガラスの向こうで雪遊びしているお子様を見ながら、ひと息つく。なごむ。

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晩御飯は、ビュッフェで。この時は、「ズワイガニフェア」をやっており、どどどんとゆでガニが積まれていました。

何を隠そう、これが今回の私の旅の目的のひとつ…ということで、色々美味しそうなものが並んでいるにもかかわらず、カニの脚ばかり黙々と食べ続けました。ただ、本当はもっとゆっくりほじほじしたかったのですが、食事時間は90分と決められており、カニをゆっくり堪能するにはちょっと時間がない…。カニの山の脇にコンロが置いてあって、それは「焼きガニもどうぞ」ということだと思うのですが、そんな余裕はなかったです。調味料がカニ酢しかないのもあって途中で飽きてしまい、結局脚12本食べるのが精いっぱいでした。無念…、もう少し食べたかった…。あと、マヨネーズとレモンも欲しかったなぁ。

私なりに精いっぱいカニを堪能したのですが、隣の席の妙齢の女性二人連れもカニ攻めをしており、しかも、ゆうに私の3倍は食べていたのには驚きました。しかも、食べ方もきれい…。上には上がいると思い知った今回の旅でもありました。

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カニばっかりもよろしくないわよね…と、サラダとちらし寿し。サラダはいわゆる「和え物系サラダ」を少しずつ全種類いただいてきましたが、これで飲めちゃうよね…って味。ちらし寿しはかなり甘めでした。写真を撮り忘れたのですが、蒸した下仁田葱と鶏肉に味噌だれをかけたのや、ローストポークは結構おいしかった。

せっかくなので、デザートも。チョコレートファウンテンって一度やってみたかったのですが、チョコレートソースが意外にサラサラしていて、チョコレートをたらさずにお皿に乗せるのが、案外難しかった。すごくおいしいわけじゃないけど、なんか楽しい。こんなことでもないと体験できないので、積極的にチャレンジしておきます。

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夫チョイス。お寿司だけは注文制なのですが、いきなり6カンも頼んでいて、ビュッフェなのに一瞬で終わらせる気満々だったのが笑える。後から聞いたところ、お寿司もそうだが、最初に天ぷらを食べたら、一瞬でおなかいっぱいになった、と言っていました。

そこから先は、私が黙々とカニをほじほじしているのを見つつ、なんとなく口さびしくなったらぶらぶらしつつ何か取ってくるという感じで、ゆで野菜、ラザニア、小籠包、ナウリゾートホテル名物「まるごとキャベツ」(漬物)、カボチャのポタージュ、果物…、など。お茶やおしぼりを取りに行ったり、(私の)お酒頼んだり、お皿をまとめたり、すっかりアテンドおじさんになっていて、ちょっと悪いなぁ…と思いつつも、そんな気持ちはすっと片隅に寄せられ、黙々とカニをつつきました。人に気を使っている余裕もなくなるところが、カニのいいところなのかもしれない…。おかげさまで、変な話だけど、食べ終わって席を立った時、なんだか頭がすっきりした気がしました。カニでリフレッシュ。

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お腹いっぱいで部屋に戻って、お風呂に入って、一休みして、部屋で少し飲む。

草津の湯は強酸性と聞いていた通り、少しピリッとする感じもあって、好みの泉質。露天風呂も勿論入ったが、外のあまりの寒さに、ヒートショックを起こすかと思った。ただ、入ってしまえば極楽で、熱めの湯でも常に頭はキリリと涼しいため、結構だらだらと入ってしまった。

夕方、町に下りて少し歩いた時に買ってきた、ぐんまちゃんカップ(牧野酒造の榛名山 本醸造)に、売店で買ったなとりのほたて塩焼き。これ、おいしかったうえに、パッケージデザインが至れり尽くせりでなんだかすごかった。つまようじも付いていて、怖いくらいに気が利いている。ぐんまちゃんカップも、さらっと飲めていい感じ。旅先で飲むカップ酒は何ともいえず美味しい。

お腹いっぱい食べて、ゆっくり温まって、ほんのり酔って、ぐっすり寝ました。やっぱり、温泉っていいなぁ。あと、カニも。

ところで。

草津ナウリゾートホテルは、「ナウリスくん」という、リスのキャラクターがいて、ホテルのあちこちにリスのモチーフが見られます。どこまで見つけられるかな―と、見つけるたびに写真を撮ってみたものの使うアテもないので、ここで一気に放出しておきます。

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ナウリスくんだらけの、ナウリゾートホテルなのでした。(2に続く)

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