横浜旅行 3日目

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今日も日の出前に起きて、朝の散歩。山下公園から大さん橋まで。大さん橋は、朝陽の写真を撮りに来るカメラマンや、朝ランをする人、夜勤明けの散歩とか、夜通し飲んだ後にちょっと寄ってみたなんて人など、案外色んな人がいました。夜明け前なのに。

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朝ごはんは、馬さんの店龍仙で。中華街にある店なのに、朝7時半からオープンしてます。夜も2時くらいまで開いていて、それってすごいなぁ。7時半に行ったらもう普通に開いていて、お店の人は鍋を洗っていた。

私は牛モツ粥、夫はピータン粥。お米はスープで形がなくなるまでしっかり炊かれていて、お粥というより、スープって感じなのね。モツがたっぷり入っていて、かなり嬉しい。本当は、やけどするほどに熱々で出されるようなんだけど、おそるおそる口を付けてみたら、程よい熱さでほっとしました。おいしかったです。

しかし、最初から最後まで、私たち以外誰も来なかった。

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ホテルへの帰り道にあるサンマルクで、ベトナムコーヒー。ものすごく甘くて、全部飲めず。夫はコーヒーとチョコクロ。

ちょっと休んで、今日は、日本大通りをぶらぶら。去年は氷川丸に行ったので、今年は日本郵船歴史博物館に。もっとさらっと見て終わりかなと思ったら、案外面白くて、じっくり見てしまった。最近フェリーで帰省した夫は『フェリーズ』と言う雑誌を購入していた。くしくも、カーサブルータスの最新号(No.221)が瀬戸内案内で、巻頭はフェリーの旅の紹介。オサレピープルもフェリーに乗る時代なのか。今度乗ってみようかなぁ。

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お昼は、中華街に戻って、金陵のランチ。11時半からなので、11時20分ごろから並んで待っていたのですが、焼き上がりが遅れているということで店が開いたのが11時40分ごろ、さらに店員がまだ来ないということでさらに待ち、入店できたのは11時50分ごろ。30分で済んでよかったけど、暑かったので、正直しんどい。ただ、ここのお店って、ものすごくぶっきらぼうだという話はネットのあちこちで見かけていたので、それについてはあんまりダメージなかった。よかった。

で、無事に上にあがって、二種盛り丼(少な目)。私は、皮つき豚バラ肉とハチノス。夫はチャーシュー丼。

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ハチノスはとっても柔らかく、皮つき豚バラ肉の皮のカリカリ感がたまらない。夫のチャーシューはしっとりしていて、味付けも素朴。うーん、おいしい。

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これはテイクアウトの看板。今度はあひるを食べてみたいなぁ。

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食後のデザートに、同發新館。大通り沿いにあるのに、あんまりにぎにぎしていなくて、落ち着くイートインです。私は、薬膳紅棗茶(ナツメと竜眼のスープデザート)、夫は珍珠杏仁豆腐(タピオカ入りアンニンドウフ)。ホットの凍頂烏龍茶。このスープデザート、おいしかった。甘いんだけど、体によさそうなものがいっぱい入っているので、その辺差し引きな気持ちにさせてくれるのも、いい。

タピオカ大好き男の夫は、このあと椰汁西米露(タピオカココナッツミルク)も買って食べていました。

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日本大通り周辺は小さい博物館がたくさんあるんですが、午後は、ニュースパーク(新聞博物館)へ。これまた思いのほかたっぷりで、まず最初に入った企画展のコーナー(『新聞が伝えた明治』)がとても面白かった。なんというか、今の人と、あんまり考えることは変わってないんだな、と。何の新聞かは忘れちゃったのですが、西南戦争の戦局を紹介するだけのために創刊された新聞があって、創刊付録は城山の俯瞰図(政府軍と西郷軍の陣地などをビジュアルで紹介)ってのは、ちょっと笑っちゃいました。あと、これも、新聞は忘れちゃったのですが、折角だから、広告を1面の一番いい所に乗っけちゃえよ、と言うのがあったり。文字の強調の仕方も今よりもエグいし、なんか、なんでもありだったんだなぁという印象で、面白かったです。

常設展は新聞にまつわるスピリットの紹介みたいなものが中心。私なんかは心が汚れているので、つい斜めに見てしまうのですが、でもやっぱり、新聞記者ってのは大変な職業だと思います。

ちなみに、ここの新聞閲覧室は、新聞協会会員の新聞が読めるほか(久しぶりに大分合同新聞を読みました)、テレコンの検索が無料でできるんですね。うーむ、これはすごい。お近くの方はどんどんご利用になるといいと思います。

で、階段から降りたら、えらいレトロな建物なんだなぁ…と思ったら、奥にカフェがあったので入ってみる。後で知ったが、ニュースパークのミュージアムカフェ「CAFE de la PRESSE」なんだそう。いきなりおパリな感じのおしゃれカフェでびっくりする。

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メニューは、全体的にフレンチっぽくてどれもおいしそうだったのですが、晩御飯を控えているので、ここはお茶で。私は「弁護士たちのカフェ」、夫は「記者たちのカフェ」を注文。あと、シュークリーム。「弁護士たち…」は、コーヒーにエッグリキュールを添えたものなのですが、エッグリキュールを検索すると、アドヴォカートと言うリキュールが出てきたと言ったら、夫が、あーだから弁護士か、と。オランダ語でAdvocaat は弁護士と言う意味なんだそう。

アドヴォカートのアルコール度数は15度ほどということだったので、ならいいか、と持ってきてもらったものを全部入れてみましたが、んー、これすごくおいしい。もうちょっと涼しくなったら、これ、瓶で買います。ホットミルクに入れても絶対おいしいハズ。

夫の「記者たち…」は、エスプレッソとスチームミルクが別々にサーブされたのを、自分で一つのカップに注いで飲むのですが、それを見て、予備校の時の英構文の先生の話を思い出した。カフェオレを例に挙げて、何かの話をしていたのですが、正しいカフェオレの淹れ方の話のインパクトが強すぎて肝心の何の話かを忘れてしまっていたのでした(先生は「同時に注がなければカフェオレではない。コーヒーにミルクを注ぐのはただのコーヒー牛乳」としつこく言っていた)。肝心の部分を忘れたにもかかわらず、その話をしたシーンだけは20年経っても覚えているということは、その時は先生の説明が腑に落ちたのに違いない。が、一体何の話だったのか…と言う話を夫にしたのだけど、夫は前置詞の話ではないか、と言うのでした。ふむ…と思ったが、疲れていたので、記憶を手繰るのはこれ以上はひとまずお休み、ということで。

ちなみに、他に「裁判官たち…」と言うメニューもあって、それはコーヒーにオレンジリキュールを入れるものでした。それもおいしそう。

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外から見ても、おしゃれな感じ。この建物は、現在は、ニュースパークを中核施設とした横浜情報文化センターとなっていますが、もともとは、昭和4年建築の横浜商工奨励館がベースなんだそうです。どおりで、雰囲気あるわけです。

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ホテルに戻って少し休んで、晩ごはんは今日も南粤美食。今日も丸鶏の塩蒸し焼きはもうないだろうから、あひるの焼き物を頼むぞ…と心に決めていたら、私らの顔を見るなり「今日は鶏あるよー」と言われたので、ぜひそれで。一昨日にないといわれたときに、そんなにがっかりしていたのかなぁ…。

骨が多くて固いという感想も見ていたのですが、私にはあんまり関係なかったかな。確かに固いけど、うまい。好きです。これねー、いつまでもしゃぶっちゃうので、無言になるね…。

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豚モツとセロリの炒め物。これね…、この旅の中で食べたもので、一番おいしかった。海老雲呑麺は例外だけど、いや、衝撃度で言ったら、こっちの方が上。モツは柔らかく、臭みはなく、セロリの火加減もばっちりで、セロリの香りも歯ごたえもとてもさわやか。にんじんも飾りじゃないの。炒め物なのに、こんなにおいしいのかと。

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あと、これ絶対食べるぞーと決めていた、鹹魚肉餅腊肉煲仔飯(干しぶたバラと干し魚の釜飯)。鹹魚(ハムユイ)は干し魚、腊肉(ラーロウ)は干し肉。肉餅(ローピン)は、北のほうでよく見る肉入りのピンではなく、ミンチとかハンバーグみたいな意味みたい。つまり、鹹魚入りハンバーグと干し肉の釜飯ってことかな。

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この時はちょっと暇だったのか、シェフが持ってきてくれて、混ぜてくれました。夫が煲仔飯を始めて食べた時は、混ぜないで上から食べていたので、食べ終わる頃には、鍋底の米がカチカチになってしまいましたが、すぐに混ぜたら、最後まで全部おいしい。

「鹹魚平気ですか?」的なことを言われたような気がしましたが(シェフは日本語を話すのは苦手なようです)、私は全く問題なかったです。ちょっとアンチョビっぽい感じもあって、おいしかったなぁ。

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