青柳と青葱のぬた

カテゴリー: 夕食 | 投稿日: | 投稿者:

2018-07-27 17.33.16

夜は夫がいないので、青柳を買ってきた。魚介類の嫌いな夫だが、貝類はかろうじて食べられる。とはいえ、他の魚介類に比べたらマシというレベルなので、本人が積極的に食べたいと言わない限りは、やはり食卓には出しにくい。幸いにも口に合っておいしく食べてくれるなら万々歳だが、そうでない場合は容赦なくお通夜リアクションをされる。もう慣れたけど、やはり、自分の好物をおいしくなさそうに食べているのを見るのは、それなりに心理的にしんどい。

昔は一か八かで出していたけど(「おいしい」を共有できるのはうれしいものだ)、もう今はそんなギャンブルはしない。自分の好物は、いないときに食べるに限る。ふたりでいるときは、二人とも好きなものを食べればよい。最近はそういうふうに割り切れるようになった。

今日は、青柳を見たときに「ぬた」と瞬時に連想したので、味噌も買う。赤味噌で作ってもいいのだが、どうせ自分のために作る料理なのだから、ぬただって好きな材料で作ったほうがいいだろう。赤だしも嫌いじゃないけど、どっちが好きかと言われれば、やはり米味噌のほうが好きなのだ。味噌、酢、砂糖を1:1:1で混ぜる。辛子は入れたり入れなかったり。今日は入れない。

青柳は塩水で振り洗いしてから、ペーパータオルでしっかり水気を取って冷蔵庫に置いておく。わけぎを使いたかったけどなかったから、青ねぎで。さっと湯がいて水にとり、食べやすい大きさに切って、薄口しょうゆ少々を回しかけてから、軽く絞る。丁寧に作ったら、あんがい手数が多かった。でも、こういう、その気になれば3ステップで作り終わる料理をちまちまと作るのが好きなのだ。

夫には出せない残り物を、ここぞとばかりに片づける。残ったにんじんのナムルに薄力粉をまぶしてと溶き玉子を絡ませて焼いてチヂミ風。キムチ納豆に冷や奴。だいぶ前に作って冷蔵庫に入れっぱなしだった豚汁モドキ。

何はさておき、ぬたがおいしかった。この青柳はアタリだったなぁ。一緒に食べても大丈夫な青柳だった。

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