LENÔTRE

ルノートルのショップが銀座三越にオープンしたというので、立ち寄る。知らなかったんですが、以前に日本に出店していて一度撤退していたんですね。今年のサロンデュショコラでは、ボンボンのボックスを買っていて、好みのお店だと分かっているので、絶対チョコレートケーキもおいしいはずと、大いなる期待を持ってショーケースをのぞく。

ルノートルのケーキと言えば、フイユ・ドトンヌでしょうけど、中身がメレンゲとチョコレートムースということで、何となく気分じゃないなと。店員さんに、「もっとチョコこってり、みたいなケーキがいいんですが」と相談すると、トゥール・エッフェル・ヴォリュテ(手前)とコンセルト(奥)をお勧めされたので、それを買う。銀座らしく、フランスから来たと思しき若い旅行者カップルもケーキを物色していて、いちごの乗ったタルト(エスプリ・タルトレット・フレーズ)を買っていた。旅先で知っているお店を見かけると、何となくほっとするよね。そんな感じだった。

この日は蒸し暑くって、入れてもらった保冷剤で間に合うかちょっと心配だったけど、何とか無事帰宅。

トゥール・エッフェル・ヴォリュテは日本限定品で、チョコレートをベースにあちこちにキャラメルの風味をアクセントに置いてあるケーキ。上に載った薄い板チョコレートがキャラメル風味。中もサクサクカリカリの食感で、濃厚なのに軽い味わい。コンセルトは、見た目的にオペラかなと思ったけど、こちらもクリスピーな食感をアクセントにしており、トゥール・エッフェル・ヴォリュテと構成が似ている感じ。ただ、こちらの方が少しビターで、チョコレート食べた―って気分になる。すごくおいしい。

夫が、すごくおいしいけど、これいくらなの? と聞くので値段をいうと(1つ約800円)、ものすごく驚いていたが、なんかもう、私はあんまり驚かない。安いとは思わないけど、ケーキって本当に作るの大変だし、チョコレートは特に大変だし、材料費は高騰する一方だし(本当に半端ない)、と考えると、この価格は妥当。1か月に1回の贅沢だと思えば、いいんじゃないのー。

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