小鯛雀寿し

カテゴリー: 夕食, 旅行 | 投稿日: | 投稿者:

DSC_0658

DSC_0660

ほどなく、親類一同が火葬場から帰ってきて会食。

とりあえず、母に連れられて何人か親族やいとこたちにあいさつして回ったが、ほとんど知らない人か、20~30年ぶりに会う人ばかりで、なんていうか「こんにちは。どうも」くらいしか言えない。これだけ間が空き過ぎると、雑談の糸口すらないのだった。特に、30年ぶりに会った従兄は、私のあまりの経年変化(劣化)のひどさに、「誰やのこのおばはん」と思ったようです。私はすぐに分かりましたけどね…、そう思われるのは当然だろうな…とも思う。立派な葬式弁当を食べながら、父と弟とどうでもいいことをしゃべって過ごす。

弟とまともに話をしたのは10年ぶりくらいになるのか。基本的に何も変わっていないが、喋る内容がかすかにおっさん臭い。しかし、35だし、奥さんもいる身分になっているのだから、それも当然なのか…。

で、会食が終わって、初七日をやってから、骨拾いだったのだが、仕事の都合でどうしても15時台の特急に乗らねばならん。気を利かせすぎた父が、必要以上に早くタクシーを呼んでしまい、骨を拾う前に斎場を出ることに。結局、葬式弁当を食べ、初七日のお経を聞いただけで帰る羽目に。祖母に会えただけでもよかったと思うが(思っていたよりも元気そうでよかった)、それにしても、お父さん、タクシー呼ぶの早すぎです。あと30分はいれたんですけど。

ちなみに、帰りのタクシーの中では、和歌山がどんだけ不便で寂れてるかという話を聞いたが、よくよく聞くと、車さえ持っていれば、意外と出かける場所や買い物には事欠かないことが分かる。「こっちは一人一台やし、ちょっと行くにもなんでも車や。東京の人のほうがようけ歩くし、なんぼか健康的だわなぁ」と言っていたが、車なしに生活できるのは東京だけなんだなぁ…としみじみ思う。運転のできない私は、東京に住むしかないのか…。

行きと同じルートで新大阪へ行き、予定通りの新幹線に乗って東京着。東京に着くまでずっとパソコンで書類作成をしていたビジネスマンの隣で、駅弁(水了軒の小鯛雀寿し。上品な味で美味)を食べ、ロイヤルポールウインナーをお供にリザーブの水割りを飲んでぐっすり寝る。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。