ローストビーフ

カテゴリー: 昼食 | 投稿日: | 投稿者:

ちょっと気の張る用事も大方一段落したので、ちょっとお遊びでもやってみるかと、手ごろな牛もも塊肉を買ってきて、前の夜に、ローストビーフを作ってみました。

実は、ローストビーフを作るのは初めて。というのも、知り合いに「名人」がいて、とってもおいしいものを時々頂いていたので、なんかもうね、どう頑張ってもあれよりおいしいのは絶対に作れないしね…と思って手を出さないでいたのです。ただ、少し前に夫が肉温度計(ミートサーモメーター)なるものを買ってきていて、使ってみたいと言っていたので、とうとうローストビーフに手を出す時が来たな…とは思っていたのです。

買ってきたのは370グラムくらいの、ローストビーフにしてはちっちゃめサイズ。手持ちの本をいくつか見ると、たいてい800~1キロサイズでのレシピなので、温度設定とか焼き時間とか、なんだか色々迷うわ…。あと、もうひとつ迷ったのが、お肉に下味をつけるかどうか。手持ちの全ての本で、あらかじめ塩こしょうをしていたし、場合によっては塩をすりこんで半日ほど寝かせるというものもありましたが、今回は夫の希望で、全く何もせずに焼いてみることに。ただ、野菜は敷いたほうがいいだろうと、キャベツの軸と玉ねぎ、にんじんをざく切りしたものは用意しました。結果的に、野菜を用意したのは正解でした。焼いているうちに、結構、野菜の風味がお肉に移っていくのね。特に、玉ねぎは必須だなと思いました。

焼き方は、いろいろ悩んだ割には結局、肉温度計の表示に従ってミディアムレアの46度まで焼いてみようということに。中までほぼ常温に戻してから(23度くらいだったかな)、180度のオーブンでまず20分。いったん温度を計ってから裏返して、また20分。それでも46度まで行かず、あと10分ほど焼いたと思います。途中でオーブンから出して、肉温度計を刺すのが案外難儀で、オーブンの温度は落としたくないしで、結構焦る作業でした。

一晩おいた置いたものをいざスライスすると、思いの外レアでビックリ。もっと驚いたのは、お肉に下味をつけていないのに、十分味がしたことです。焼いている途中でお肉からじわじわ蒸気が上がっていましたが、焼き上がったものを計ったら100グラムほど減っていたので、お肉の水分がだいぶ抜けているんだろうなぁと思っていましたが、パサついた感じは全然なく、しっとり柔らかかったです。

ソースは、バルサミコ酢、しょうゆ、オリーブオイルを混ぜたものと、天パンに残った肉汁を煮詰めてしょうゆ少々にバターを落としたもの、の2種類。このグレイビーソース風がすごく好評でした。付け合わせは、大根スライスと貝割れ菜のサラダ、カリフラワーとじゃがいもマッシュ。

自分で作ったローストビーフが思った以上に美味しく作れて嬉しかったんですが、久しぶりにいつぞやの美味しかったローストビーフも思い出すことができて、二重の意味で嬉しい楽しい食事でした。

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