ローソンのおにぎり

六月大歌舞伎の夜の部、三谷かぶき「月光露針路日本(つきあかり てらす ふるさと)~風雲児たち」を見てきました。三幕が圧倒的に重厚感があって、歌舞伎っぽい。見ごたえがありました。そのカタルシスを得るための、我慢の1幕、2幕という印象でした。といっても、つまらなかったわけではなく、しゃれた会話でどんどん繋いでいく、三谷さんテイスト満載で楽しかったです。

主役は幸四郎だけど、そうはいっても、幸四郎、猿之助、愛之助の三つ巴で、存在感もこの3人が一番だけど、それ以外だと、男女蔵さんがものすごくおいしい役で、お似合いの役で、最後まで登場していて、インパクトがありました。やたらロシア語が上手だった高麗蔵さん、最初の掴みが濃かった松也さん、ああいうジジイ役が憎らしいほどよく似合う彌十郎さんなど、わきの人まで含てて印象深い役が多かったのは、 当て書きの名手だからでしょうか。久しぶりに、竹三郎さんを見られたのもよかった(寿猿さんとコンビで登場して、「二人合わせて175歳!」と紹介されていた)。あと、最後のエカテリーナ役で登場した猿之助はなんだかすごかった。存在感強すぎ。

もちろん、びっしり満席だったけど、全体的にお客さんは、普段の公演では見かけない雰囲気の人が多かったような気がする。なんていうか、ちょっと自由業っぽい人が多いっていうか。年齢層的には大きく違わないのだけど、明らかに全然違うレイヤーの人でいっぱいのロビーは、ちょっと不思議な感じでした。

今日はお弁当は作らずに、最近ハマっている、ローソンの金しゃりおにぎりを2個。熟成すじこと焼きハラス。ちょっと2個は多いなーと思いつつ、美味しいから、食べてしまった。

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