徳島旅行(1日目)

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3泊4日で、徳島まで旅行に行っていました。実はそのうちの1泊はフェリー泊。昨年夫がひとりでフェリー(東九フェリー)をつかって九州まで行った話を聞いて、いいなぁ、楽しそうだなぁと思ったので、今年は私もチャレンジしてみることにしたのでした。

ただ、いきなり、東京(有明)から北九州(新門司)まではハードルが高いので、今回は中間の徳島(沖洲)までということにして、必然的に旅行先も徳島になったのでした。

下り便は、基本、19時半に有明を出港し、翌13時5分に沖洲着。14時20分に沖洲を出港し、翌朝5時半に新門司に到着します。これが祝日になると、有明18時発、新門司翌々朝6時半になるので、さらに2時間半ほど乗船時間が長くなります(スケジュール)。

長時間フェリーに乗るなんて、うんと昔に、東海汽船で竹橋から伊豆大島まで行って以来です。といっても、8時間ほど。寝て起きたら、もう着いたという記憶しかありませんが、今回は18時間近く乗船しますし、とにかく初めてなので、色々ドキドキしました。

普通、フェリー移動というと自家用車なんでしょうが、うちは車なしなので、国際展示場駅から東京港フェリーターミナルまで、無料の送迎ワゴンで連れて行ってもらいます。ワゴンに乗ったのは、私たちだけでした。

なんで、ここの建物、全体的に薄暗いのかしら…と思ったのですが、そもそも、徒歩でフェリーに乗りに来る人なんて、ほぼいないってことなんですね。終始、間違ったところに来たんじゃないか感がぬぐえず、ドキドキしました。

阿波踊りのポスターを見て、やっとホッとする。行く先で、様々なポスターを見かけましたが、阿波踊りのポスターは、写真もコピーも、総じてレベルが高いなぁと思いました。もともとの素材がパワーがあるってことなのかもしれません。

チケット手続きして、搭乗口へ向かうも、ホントに無人感すごい…。

3階ロビーの一角に飲食スペースがありましたが、これ、天気が良かったら最高だろうなという感じでした。ただし、ここの施設では、飲食を販売する店舗がありません(カップラーメンの自動販売機はありました)。

あんまり人がいないので、ロビー全体を撮ってみるなど。あまりに何もないので、早く到着しすぎると本当に暇ですが、BGMも人声もないので、もうすでに非日常感覚を味わえてすごくいいです。

出航5分前になって、ようやく声を掛けられます。

建物と船を繋ぐ筒状の橋、外から見ると不思議というか、ちょっと異形な形状に見えて、それだけで何となくワクワクしちゃうのでした。ちょっと検索してみたら、ギャングウェイというのだそうで。日本語だと舷門(げんもん)とか、人道橋というそうですが、語感的にギャングウェイを採用したい。

人がいないので、ギャングウェイの内部も、何となく素敵に撮影できました。なんだか、どこか違う世界に行くような気分になって、ちょっと気分が上がる。

フェリーびざんに乗船です。乗船すると、たちどころに日常感に引き戻される感じも、またなんだかいい。乗船したら、それなりに乗客もいたので、少しホッとする。皆さん、フェリーの旅はお手の物って感じの人ばかりでした。

移動途中にちらりと見えた、2等洋室。夫は昨年、これで乗船したそうですが、それなりにプライバシー性は確保されているそうです。ただ、2段ベッドなので、上の段の人は、いろいろ気を遣うことが多そう。

今回は、私も一緒ということで、2名個室です。MAXで3名まで入れるので、本当は3人で泊まったほうがお得です。

右側に取っ手の付いた白いものがありますが、これがベッドです。プルマン式で、布団は自分で敷きます(3人目は床で寝ます)。床はじゅうたんが敷かれており、ここでゴロゴロできます(これが最高)。2等洋室と違って、窓があるのがすごくいい! あと、テレビもあります。ただし、Wi-Fiはありません。電波(4G回線)は通っているので、一応、インターネットはできます。

救命胴衣を入れた棚が、それなりのスペースを占めているところが、いつもと違う乗り物に乗っているんだなーという実感をわかせてくれます。

フェリーに貼っていた、阿波踊りのポスター。これまたパワフルなデザイン。

お風呂(24時間好きな時に入れる)に入ってから、さて、ご飯。フェリーには、食堂がありません。エントランスホールに冷凍食品の自動販売機がずらっと並んでいて(メニュー表【PDF】)、それ買って、レンジでチンして食べます。このエントランスホールが、集会所という感じで、ちょっとスーパー銭湯のような雰囲気もあります。

隅から隅まで自動販売機を眺めてから、うーんと悩んで、塩ホルモン。なぜって、事前に、焼酎とウーロン茶だけは買って持ち込んでいたからです(ビールとチューハイは売っています)。

思っていたよりもたっぷり入っていて、ボリューム満点。お酒にもよく合う。暗い海を眺めながら食べるのは、なかなかオツです。東京湾を抜けると、海は本当に真っ暗で、それがまた旅情をそそるといいますか、不思議な感慨があります。

夫は、昨年も食べていた、プルコギビビンバ丼。フェリーの自販のご飯の中では、一番のヘルシーメニューな気がします。

当然もつ煮だけではお腹が空いてくるので、今度はカツサンド。単純に、冷凍品ってどんな感じなの? という興味だけで選びましたが、普通においしい。

意外と、まだまだ飲めるな…ってことで、いいつまみはないかな…と自動販売機をしつこく見ていたら、しょうゆ豆という気になるものを見かけたので買ってみる。これは、香川で昔からある料理だそうで、干したそら豆を炒ってから、しょうゆ、砂糖、唐辛子入りの甘じょっぱい汁に漬けたもの。

もそもそした食感に、甘辛で、ほんのりと後から唐辛子のスパイシーさが漂う(辛くはない)、不思議な味わい。いわゆる煮豆を想像して食べると、え⁉ って感じですが、これが、何ともいえずハマる。気に入ったので、いくつかまとめ買いしちゃいました。

旅先というのは、普段買わないようなものもついつい買ってしまうもので、まぁ、こんなもの(ゾンビスナック)まで。「この世限定」とか、いろいろ笑わせてくれます。

どんなもんかいなーと思いながら袋を開けたら、思いの外、青くて笑った。焼き肉味かどうかは微妙だけど、よく考えると、シュールだな。

こんな感じで、だらだらしながら、フェリーの旅を楽しんでいるのでした。

日付が変わる前に慌てて撮った、乗船記念パネル。

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