Passo a Passo

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結婚記念日から遅れること10日、ようやくお外でお祝いをいたしました。門前仲町にあるイタリアン「Passo a Passo」というお店。いつもは携帯1枚で済ませる私ですが、とてもおいしかったので、全部の写真をつなげてみました。店内が間接照明なのと、ウデが悪いせいで汚いですが…。

初めての店なので、おっかなびっくりで一番手ごろな5000円のコースをお願いいたしました。まず食前酒でカンパリオレンジを頼んで(夫はぶどうジュース)、緊張しつつ(単に初めての店だからです)ちびちび飲んでいたら、とうもろこしの冷たいポタージュ。生でも食べられる「みらい」というとうもろこしを使っているそうで、めっちゃ甘い。

こういう店で携帯で撮影するのが苦手(携帯って音がでかいので、店内で撮影するのが恥ずかしい)なので、スープの撮影をしそこね、空っぽになった皿をびくびくしながら撮影するうちに前菜。ついでに料理にあわせて白ワインをもらう。普段は飲まない夫も「今日はお祝いなので、できる限り付き合うよ」と一緒に同じものを(うれしい)。前菜の中身は、タコとスズキをカルパッチョ風に。白とピンクのシマシマ模様のカブが面白い。ほろにが味。パセリソースが上品な味で、すごいおいしい。

もう一杯、違う白ワインをもらって(夫は水)、次は吉田牧場のモッツァレラチーズが乗っかったペンネアラビアータ。後で知ったが吉田牧場とはチーズで大変有名な牧場だそうで、いやこのモッツァレラ、すごくみずみずしいのです。ガーンと思うくらい、初めての味(というか食感)。食べ進めると、ペンネの熱で少し溶けてきて、また違った味に。もちろんパスタもおいしく、きちんとパンでソースをぬぐってきれいに完食。

「次で、最後のお皿ですが、今度はどうしましょう」といわれて、赤ワイン(本当はいろいろ説明してくれたり、いくつか持ってきて選ばせてくれたりしているのですが、まったくワインに疎いので、銘柄を一切記憶できず)に変えてメイン。コースで食べると結構中盤でおなか一杯になってしまうので、「次で最後です」といわれるとちょっとホッとしてしまうこともあるんですが、今日は久々に「最後です」がさびしかった。名水百選に選ばれた湧き水を常飲している豚の肩ロース。シンプルに味付けは塩だけなんですが、しみじみうまい。脂身もうまい。

もうデザートに行くのがさびしかったので、チーズを少しもらって、デザートワイン。で、最後にデザート(桃のコンポート。桃の下にはスイカのシャーベット、上には夕顔のコンポートのスライスが乗っている)。エスプレッソでシメ。どれもこれも丁寧だなぁという感じで、食べててすごくほっとする。「おいしいなぁ」とだけ思いながら食べてればいい時間って、実はありそうでそうはない。とても楽しく平和な夜だった。

グラスワイン7杯にチーズ2種類を追加しても、ふたりで2万円ちょっと。あまりの良心価格に正直驚いた(ので、おかげで帰宅はタクシーを利用という狼藉を敢行)。シェフは、私たちが府中から来たことに驚いているようでしたが、お祝いがなくても、また近いうちに行こうと内心思いつつ、店を後にしたのでした。

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