栗の渋皮煮

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大分から耶馬溪の栗が届いていたので、昨日から渋皮煮にチャレンジしていました。

結婚した年にも大分から栗をもらっていたのでネットでぼちぼち検索してチャレンジしていたのですが、今年は「おすそわけ おふくわけ」を参考にしています。この本に載っているレシピって、ものすごく大変なものが多いのでおいそれと作れないのですが、「こんなものがさらっと作れるおばちゃんになりたいなぁ」と思わせるものばかりなので、実際の出番はほとんどないものの、お気に入りの一冊でもあります。

それにしても2年ぶりに作りましたが、相変わらず、大変だった…。とにかく時間がかかります。まずは、鬼皮を柔らかくするために一晩水につける。で、鬼皮を剥いたら、今度は重曹を入れた水に半日つける。次は、30分下茹でして、ゆっくり水を取り替えて、もう一回20分茹でる。で、ぬるま湯の中で渋皮をこしこし手でこすって取り除き、2時間ほど冷水につける(眠かったので、私はここで一晩漬け込んでしまった)。そしたらそのまま水からゆでて沸騰手前をキープしつつ20分茹でて、最後にシロップに漬け込んで30分煮る。

途中で、忙しいはずなのに、何をやっているんだ、私は…と少し思いましたが、そういった邪念は出来上がりに影響するので、脳内で遮断しつつ、作業に没頭。ある意味、なかなかいい気分転換だったかもしれません。

初めて作ったときは、とにかく不器用なので、鬼皮を剥くところから失敗の連続だったし、渋皮を剥くときに手でつぶすことも多かったのですが、今回はなかなかよくできた気がします。今回気づいたコツは、煮立てないことと、水を取り替える際は徐々に入れ替えて、急激な温度差をもたらさないようにすること、でしょうか。豆を煮るのと同じ要領ということかもしれません。今回久しぶりに、ルクルーゼの鍋があってよかった…と思いました。もちろん、ルクルーゼの鍋なんて自分で買うわけもなく、結婚したときに私の母がプレゼントしてくれたものですが、やっぱりこれ便利。ありがとう、ママン。うちでは大活躍だよ。

出来上がりの味は、これでいいのか…という気もしているのですが、2年前に作ったものとは(見た目的には)雲泥の差がある出来上がりに満足。こういうのが作れるおばちゃんになりたいので、やっぱりめんどくさくても、毎年1回はちゃんと作ろう…と心に誓いました。

おすそわけ おふくわけ

おすそわけ おふくわけ

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