カポナータ

カポナータ by nekotano

夫が、「パンがいい、パンが」というので、えのパンの、たまごサンドとピーナツクリーム。

私は、一昨日にテストで作って絶妙に失敗した、じゃがいも入りフォカッチャ(NHKテキスト『KOBEで極める! 世界のパン』のレシピ)の残りを食べます。失敗の原因は、テキストに載っている半量で作っていたハズなのに、水の量だけ間違って全量入れてしまい、慌てて粉を足して作ったこと…です。そんなに不味くないけど、膨らんでないので、なんていうか、寂しい食べ心地…。

手前はカポナータ。ここ最近、いい具合に大きめのズッキーニが安いので、それを使って本当はラタトゥイユを作るつもりでいたのですが、色々本を漁っている最中に、そういえばガチでカポナータを作ったことがないな…と思って予定変更。『DEAN & DELUCA―Living with Food』にあるレシピに、ほぼ忠実に作ってみました。

私は、ラタトゥイユは蒸し煮、カポナータは素揚げするところが違う点であり、味付け自体は煮たような感じ…と思っていたのですが、後半が間違い。基本的には、ラタトゥイユは塩味、カポナータは甘酸っぱい味に仕上げるので、もう、まったく異なる味わいの料理なんだと、初めて理解しました。

まず、鍋にオリーブオイルと玉ねぎみじん切りを炒めてトマトピュレを入れ、半分以下に煮詰めてトマトソースを作っておく。別の鍋でアンチョビを炒めてケッパー、松の実、赤ワインビネガー、砂糖を加え、最初に作ったトマトソースを加え、レーズンを入れて馴染んだら、一口大に切ったパプリカ、オレンジの皮を加えて柔らかくなるまで煮込み、冷めるまで置く。輪切りにしたナスとズッキーニを素揚げして塩をふり、冷めたらパプリカを煮込んだ鍋に入れ、ざっっくり和える。飾り(素揚げしたバジル、乾煎りした松の実)と共に盛り付ける。

砂糖の量が存外多くてビビりながら作ったのですが、出来上がりは果たして、かなり甘酸っぱい仕上がり。とはいえ、ただ甘いだけの味わいではないので、意外に後を引きますし、お酒(ワイン)にも合います。

途中まで作っていてふと気づいたのですが、この味わい、パンツェッタ貴久子さんの『おいしいイタリア野菜料理教室』にある「ブロッコリーのカポナータ」と、ほぼ同じ組立だなぁ、と。どおりで、初めて作るのに、何だか食べたことがあるような味だなぁ…と思ったわけです。

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