ミニロールキャベツ

ミニロールキャベツ by nekotano

キャベツで何か作ろう。中華? フレンチ? どっち? と聞いたら、「中華」と言われたので、『中国料理馳走録』にある、中身なしのロールキャベツを辛いソースで煮込んだものを作ろうと思っていたのですが、夕方に聖蹟桜ヶ丘に行った際に、夫が神戸屋レストランのパン売り場の前でそわそわしだしたので、ああ、パンが食べたいのね…ということで、パンを買い、キャベツはフレンチで行くことに。

見た目は、どこがフレンチ? という感じですが、一応、ほぼ、上野万梨子さんの『パリのお惣菜屋さんのレシピ』にある「中身のないロールキャベツのミートソース」のレシピにほぼ忠実に作りました。唯一違うのは、ミートソース缶ではなく、トマトソース缶を使っているというところだけです。

本では「簡単メニュー」と紹介されていましたが、案外、手がかかりました。ただ、上野さんのレシピにしては、クイックメニューとは言えるかもしれません。

キャベツの葉を剥がし、1枚ずつ七分通り火が通るように茹で、芯を切り取り、ロールキャベツ状に巻き込み、ベーコンで巻いて楊枝で止める(8個作った)。鍋にバターを熱し、ロールキャベツの表面を焼き、水を加えて柔らかくなるまで煮込む。ミートソース缶、ローリエ、オレガノを加えて、煮詰めるように煮込む。耐熱皿に盛り、チーズを乗せ、チーズが溶けるまでオーブンで焼く。

夫がハム、ソーセージ、サラミ以外の肉の加工品が苦手なので、ミートソース缶ではなく、トマトソース缶(アルチェネロの有機パスタソース・トマト&香味野菜)を使用。でも、ベーコンは使っているし、チーズも乗せているので、これで、十分でした。

確かに、少し手間っちゃ手間なんですが、ロールキャベツを作るよりははるかに楽ですし、それに、食べる前は明らかに興味なさそーって感じで箸をつけた夫の反応が、ものすごく良かったので、多分、また作ると思います。

ところで、本では

……(ロールキャベツの)中の肉には火が通るだけであまりおいしくなるものではない。それなら中身に使う肉をソースに……、それなら缶詰でも、というのがこの簡単メニュー。

とあって、その話を夫にしたら、「俺も常々、ロールキャベツは、肝心の中身が、煮込めば煮込むほどおいしくなくなると思っていた」といい、同じことを思う人がいたことに喜ぶとともに、そんな人のレシピだったらどれを食べても美味しいはずだ…と思ったようです。この本、他にも作りたい料理がたくさんあるので、気兼ねなくチャレンジできそうで、ああ、よかった…と。

パンは、神戸屋レストランの「神戸屋ゴールド」。存在は知っていましたが、初めて実物を見たので、値段におののきつつ(1斤500円…)、じゃぁ、これで…と買う。

ちなみに、神戸屋の高級食パンには他に、「神戸屋スペシャル」があるのですが、どうちがうのですか? とお店の人に聞いたところ、「スペシャルは生クリームが入っていて甘い味で、ゴールドは普通の食パンです」と言われたのですが、食べたら、全然、普通の食パンじゃなかったよ! 生地がベラボーにきめ細かくて、もんのすごく美味しかったです! さすが、贅沢素材で作っているだけあります。スペシャルも好きですが、私はゴールドのほうが好みです。夫も気に入ったようで、6枚切りを3枚食べておりました。

あとは、キャベツをロールするときに切り取った軸を刻んでサラダにしたもの、ビーツのサラダ。

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