シナモンロール

シナモンロール by nekotano

最近買った『アメリカ南部の家庭料理』(アンダーソン夏代)が結構ツボにはまって、繰り返し読んでいる。アメリカには縁もゆかりもなく、特に好きな国ってわけでもない。だけど、この本に載っている料理は、なぜだか、なんだか作ってみたいなって思わされるものが多いのでした。

どの料理本を買っても、真っ先に目につくのは粉ものなのですが、特に夫から「これはぜひ作ってほしい」と言われたシナモンロールにチャレンジしてみる。

生地は、フードプロセッサーで作るので非常に簡単。ただ、フードプロセッサーを置いている棚が貧弱すぎて、スイッチを入れた瞬間、棚全体が小刻みに振動するので(震度2の横揺れ相当)、それを抑え込むのが大変。本では「5~10分ほどこねる」とありましたが、3分ほど回したら棚にある小物がバタバタ落ち始めたので、こね作業はそこで切り上げ。あとは、常温で発酵させたのち、冷蔵庫で低温発酵。成形して、二次発酵したら、オーブンで焼く。

生地自体にはほとんど甘みが入っていないのですが、成形する際に使うバターとシナモンシュガーの量には、少しビビった。んー、いいのか、こんなに入れていいのか。バターだけは半分にしようか。だいぶ悩みましたが、とにかく最初は本の通りに作るのが私の中での取り決めなので、心を鬼にして本の通りの分量を使う。

生地を伸ばす際のサイズがやや小さめだったので、見た目は相当不格好ですが、焼きたてのシナモンロールはとってもおいしかったです。夫も大絶賛。晩御飯前だから1個だけね…と思ったのに、結局二人で3個食べました。あれだけ悩んだバターと砂糖の量も結果的に正解で、むしろ、「もっと甘いほうがおいしいかもね」とか言いながら、たっぷりクリームチーズグレーズを乗せて食べました。ただ、バターはもう少し減らしても問題なさそうなので、次作るときは少し減らそうかな、と。

で、シナモンロールを食べながら、「いやー、棚が貧弱だから、フードプロセッサーを使うのが大変だったよー」という話をしたら、おいしいシナモンロールを食べてご機嫌になった夫が、「そうかそうか、じゃぁ、棚を買い替えるか! っていうか、買っていいぞ!」と言い出して、急に我が家の台所改造計画がスタートしたのでした。って、買っていいぞって言っても、夫がプレゼントしてくれるわけでは決してなく、半分は私も出しますからね。よく考えないとな…。

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