酢豆角の炒めもの

ささげの漬物(酸豆角)が完成したっぽいので、それで酸豆角炒肉末を作る。

始めて酢豆角の存在を知ったのはこの記事(現在はレシピ部分はマスキングされています。また、noteでもレシピを公開されていますが、酢豆角の部分は有料です)で、湖南の代表的な料理なんだそう。酸っぱくて辛いというのが気になって、割と脊髄反射で反応した料理にも拘らず、どうせだったらささげで作ってみたいと機を窺っているうちに、ズルズル数年が経過していました。もういい年なんだし、そういう先送りがクセになるのって、良くないね…。

普段、麻婆を作るのとほぼ同じ手順で作りました。甜面醤はカットし、最後の煮込みも軽めに。期待していた酸味よりも、花椒の渋みのほうが強かったような気がしたのですが、まだ発酵具合が甘かったのでしょうか。とはいえ、うちでは、普通のサヤインゲンで麻婆をよく作るのですが、それとはまた違った味わいで、じんわりおいしい。やっぱりこれは、漬物のなせる技なのか。

折角だからと、マントウを作り、玉子スープ。マントウはもちろん、『KOBEで極める世界のパン』にあるレシピで。ふわふわのマントウと、ピリ辛のおかずがよく合いました。

ささげを花椒入りの塩水に漬け込んで乳酸発酵させるのですが、結構簡単に発酵するなぁという印象です。季節的なものも大きいんでしょうが、白菜よりも早い気がする。花椒の独特の香り(苦さや渋さをまといつつのヒネた香り)が強いので、発酵しているのか、失敗しているのか判断が付きにくく、正直言うと、取り出す時はちょっとドキドキした。

そういえば、検索した時に見つけたこのブログ(上海のお昼ご飯!)の記事を見ると、酢豆角は、お肉と炒めてそのまま食べるだけじゃなく、そもそもお粥のお供として定番だそうで、それ以外に、クレープやレタスに包んで食べたり(酸豆角包餅)、汁なし和え麺(酸豆角拌面)として食べたりもするらしい。すごくおいしそう。来年はもっと多めに仕込んで、色々試してみたい。

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