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お弁当

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今日は昼夜で歌舞伎鑑賞(七月大歌舞伎)。海老蔵さんが昼夜出ずっぱりで、正に海老蔵奮闘公演とも言うべき舞台でした。元々、海老蔵、獅童、中車の三枚看板で行う予定だったようですが、獅童さんが初期の肺腺がんでお休みされてしまい、中車さんではそんなに大きなお役もやれないし、どうなるんだ…という感じでしたが、結果的にはかなりバランスよく演目が並んだ感じがします。昼の部は、矢の根、加賀鳶、連獅子。夜の部は新作通しの駄右衛門花御所異聞。しかも、昼の部は15時前に終わるし、夜の部はいつもより15分遅く開演するので、昼夜の間が2時間近く開くという、ゆったりした時間割。幕間も、20~30分取ってくれたので、見る方としては、体力的な負担が少なくてありがたかったです。

個人的に特によかったのは、加賀鳶。歌舞伎見始めのころに團十郎さんの道玄で見ていて、気に入っている舞台のひとつですが、ところどころに團十郎さんの雰囲気があって、非常に懐かしかった。加賀鳶自体は、別の役者さんの道玄で何度か見ているのですが、最初に見たというのもあって、團十郎さんのがいちばん好きだったので、海老蔵さんが演じられるのは大変嬉しい。

駄右衛門花御所異聞は、海老蔵さんらしい新作で、とにかくサービス精神旺盛。これでもかと過去の名作の名シーンや名台詞をドンドン入れ込んでいるので、シーンのひとつひとつの元ネタを探すクイズのようなお芝居にも感じました(ビデオで見ながら、「これはあのシーンから」などと言い合いながら見ていくのも面白いかもしれない)。あと、この芝居自体は数年前から作られているのでしょうがないのですが、海老蔵扮する玉島幸兵衛が死にゆく妻に声をかけるシーンがあって、こんな時にこんなセリフを言わなきゃいけないのか、役者ってのはしんどい商売だなとつくづく思ったものでした。その辺はご本人は役者として割り切っているとは思うのですが、凡人としてはしんどかろうななどとつい余計なことを思ってしまう。二幕の最後には勸玄くんも出てきて親子で宙乗り。七三できちんとセリフも言っており、相変わらずなかなかの大物ぶりでした。

昼の部の幕間は、残り物を詰めた弁当。夫用に作り置きしたなすの田舎煮に、きゅうりの塩もみ。刻んだ青じそと白ごまを混ぜたご飯にのっけてます。おやつは、萩の月。

 

レカン

昼夜通しで見るときは、一日中歌舞伎座の中にいることが多いのですが(普段は、昼夜の間も40分ほどなので)、今回は2時間近くあるので、銀座シックスまで散歩に行き、レカンでカスクルートを調達。りっぱなボンレスハムが2枚入って食べ応えあり。パンもおいしかった。

 

少し飲む

なんとなく、奴で軽く飲みたい気分だったので京王ストアに寄ったら、刺身が叩き売りされていたので、じりじり悩んで、「生」「天然」シールの付いたまぐろの切り落とし。かねての思惑通りの冷や奴も用意して、軽く飲みながら夫が録画しておいてくれた大相撲を見る。碧山のガッツに驚き。9時半に家を出て、22時に帰宅し、1時間ちょっとかけて相撲を見る。ある意味、充実の休日でした。

29日の夜

すしざんまい

今日が仕事納めでした。と言っても、もうすでに社内の半数ちかくが有休を取っており、いったい、私は何をしに会社に行っているのか…と言う一日。頭の中は、すでに、明日の買い出しをどうするか…で一杯なのでした。

そそくさと定時で退社し、一路築地へ。場外のお寿司屋さんで食べる気満々だったので、昼食からお腹具合を調整し、普段だったら16時頃にお腹に入れるおやつも我慢しての移動だったので、もはやお腹ぺこぺこ。先に築地入りしていた夫も同様だったようで、ふたりしてものすごく空腹で勇んで、目的のお店に行ったら、結構な行列…。今思えば、しっかり空腹で行ったことが、その後の判断ミスを誘発しまくったとも言えるわけでして、その後、何度も何度も無駄な行動を繰り返す羽目になったのでした。お腹ぺこぺこ過ぎって、ホント、ダメよね…。

とりあえず、お寿司食べたいって気持ちが強かったので、なんとなく「回るすしざんまい」に行ってみたのですが、結構、いろんな意味でビックリしましたね。私は、これから、自腹で食べるお寿司は、郊外の回転寿司チェーン店でいいです…と思いました。っていうか、すごく美味しいですよ、くら寿司。くら寿司って、すごいですよ。

木村屋

カリフォルニアロール一皿ではとうてい足りないので、口直しに銀座に出たものの、いくつかの店に振られ、最終的に落ち着いたのは銀座木村家のカフェ。以前に、平松洋子さんの『サンドウィッチは銀座で』で読んで以来、一度入ってみたや…と思いつつも、行く機会がなく数年…。毎月銀座には行くものの、観劇後に食事する余裕なんてないのよねー。

迷わず、平松さんも本で紹介していた「小エビのカツレツサンド木村家風」をチョイス。仕事納めですからねー、白ワインで。夫は、ローストビーフのサンドウィッチとトマトジュース。

これが小エビかい、と突っ込みたくなるような立派なエビがぎっしり詰まったフライに、特製オロールソースがいい塩梅。白ワインとの相性もよし。ガラス越しに見える、銀座プレイスの灯りギンギンのディスプレイが銀座っぽい景色で、ぼんやり眺めながらもぐもぐ食べる。周囲は、かなり老齢のお客さんが多く、静かでゆったりした雰囲気だったのもよかったなぁ。ああ、すしざんまいを早めに切り上げてよかった…。

三十三間

昔に比べればマシなのでしょうが、やっぱり銀座は夜が早い。特に、甘いものが食べたいなんて向きには、なかなかそれをかなえる店はないのでした。だもので、せめて、食後のコーヒーをと、三十間へ。

ありがたいことにケーキセットもあったので、これで甘味チャージも完了。ここのコーヒー、久しぶりに飲んだけど、やっぱり美味しかった(今日飲んだのは、サン ホワン ラグーナ/グァテマラ)。

それにしても、やっぱり、夜の築地で手ぶらでご飯を食べに行くのは無謀でした。もし、来年も築地に来るようなことがあったら、今度は、ちゃんとお目当ての店を予約してから行きますよ(決意)。

カボチャと豚肉とチンゲンサイのココナッツスープ

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そういえば、帰り道に寄れるよな…と気づいて、ブーランジェリーレカンでパンを買って帰宅。お食事パンというよりは、おつまみパンとかお菓子パン系が多く、色々目移りしてしまったが、結局、角食のハーフサイズと、栗入りの赤ワイン入りカンパーニュをチョイス。うっかり、ものすごく普段着で入ってしまったのだけど、パン屋といえどもレカングループのお店なので、あんまりみすぼらしい服装で買いに行くと白目で接客されるので、そこのところは注意した方がいい感じです。どれだけお金があっても、レカンで食事するのはしんどそうだなーと思ってしまった。パンはおいしかったので、また行くけどね。

ココナッツミルクが残っていたので、3月16日に作って美味しかったスープ(豚肉とサツマイモのココナッツミルクスープ)をもう1回作る。これは、残り物をぶち込んで作ったらたまたま美味しかったという代物なんだけど、意外なことに夫にも好評だったので、食後にメモを取っておいていたのでした。以下、材料だけリストにしておく。

  • 赤玉ねぎのマリネ 1/4個分 粗みじん切り
  • さつまいも 小1個 5ミリ幅のいちょう切り
  • キャベツ外葉 2枚ほど 粗みじん切り
  • 豚バラ肉 80グラム 粗く刻む
  • フォーガーの素 1キューブ
  • 水 150㎖ + 50㎖
  • 陳皮、パイマックルー、赤唐辛子、アムチュールパウダー(ドライマンゴーパウダー)、ターメリック
  • ココナッツミルク 150~200㎖

味の柱になっているのは、ココナッツミルク+フォーガーキューブで、ここにアムチュールパウダー、陳皮と酸味系のスパイスが入るのがミソ。あとは、あるもので何とでもなるような気がする。今回は、さつまいもの代わりにかぼちゃ、キャベツの外葉の代わりに青梗菜を入れ、赤玉ねぎのマリネはなかったので普通に玉ねぎを炒めて使ったけど、前回同様美味しかった。

ルノアール

ルノアール by nekotano

野暮用で東銀座に早めについて用事もさっさと終わってしまったので、時間つぶしにルノアールへ。早めのお昼にしちゃえとモーニングC(ポテサラとハムのサンドイッチ、ゆで卵、スープ)を注文。

とにかく、温かい室内で過ごせて、新聞も読めて、ゆっくり過ごせるのがありがたい。

カフェ・ド・ランブル

ランブル by nekotano

朝から知人につきあってもらって野暮用を済ませてから、一度行ってみたかったカフェ・ド・ランブルに寄ってみる。コーヒー好きな人にはつとに知られた銀座の老舗であり、オールドコーヒーが飲める店であり、ネルドリップの聖地とも言われるお店です。

が、ものすごく勘違いして11時開店だと思い込んでいたら12時開店だった…っちゅうオチ。1時間以上時間を潰す羽目になって、同行者にはご迷惑をおかけした次第。

看板には「コーヒーだけの店」とあるのですが、そのコーヒーの種類が多くて、メニューを渡されてもどう注文すべきか悩む。お店の人は、「どんな感じが好き、と言ってくれればその通りにお出ししますよ」と言っていたが、なかなかそれも難しい。逆に言えば、「美味しければ何でもいい」「あなたが美味しいと思うものを出してください」と思う人には、この店は合わないということかもしれない。

コーヒーを飲むか、ブラン・エ・ノワール(琥珀の女王)を飲むか迷ったけど、今日は琥珀の女王で。甘いコーヒーの上に生クリームが張られていて、混ぜずに飲みます。コーヒーというか、コーヒー味のクリームを食べているという感じ。香りだけが鼻に抜けてすごく甘い。でもおいしかったです。

他のコーヒーも飲んでみたいなと思いましたが、また今度。狭いので、厚着しなくて済む時期に行った方がよさそうです。

仏蘭西屋

仏蘭西屋 by nekotano

築地遠征の際に困るのが、翌日の朝ごはん。

私はね、折角朝早くから築地にいるんですから、ちょいと早く起きて築地でご飯を食べるのがよろしかろうと思うのですけど(魚河岸横丁は厳しいけど、外でちゃちゃっと食べられるお店だってそれなりにありますから)、人が多いところに行くのが嫌いな夫は、どうしても気が乗らない。

なので、例年買い物を終えてから銀座に出て、どこぞの喫茶店でモーニングを食べて帰ろう…となるのですが、やっぱり銀座は夜の街だからでしょうか、朝早くから開いている店自体があんまりないんですよね。チェーン店に行けよとなりますが、出来れば、所謂、喫茶店に行きたい。

今年はお目当ての喫茶店があったのですが、えっちらおっちら行ったら、年末休みでした。そーよねぇ…。

仕方ないので、抑えにチェックしておいた仏蘭西屋(ふらんすや)へ。松屋の裏にあってアクセス抜群。アンバーな照明、シャンデリア、ふかふかのじゅうたんなど、純喫茶風の店内ですが、お客は旅行者や夜勤明けと思しき労働者、地元の人が中心でカジュアルな雰囲気でした。

モーニングは数種類ありましたが、ふたりとも、焼きトーストサンドセット。私はブレンド、夫はアメリカン。コーヒーはおかわり可。モーニングとは言え、銀座なのに、一人前450円という値段に驚く。大振りのカップに注がれたコーヒーが、なんだかほっとする。

夫の前に置かれたコーヒーカップは、ウェッジウッドのハンティングシーンでしょうか。たまたまでしょうけど、それ見たら、ああそうか、来年は午年か…と、ふと思い出したのでした。

三十間

三十間 by nekotano

食後のコーヒーを求めて彷徨うも、松屋裏のスタバですら満席で、どうしようか…とそのまま当てもなく松屋通りを木挽町へ向かって歩いたところに目に入った三十間というお店に入る。

ちょっと入り難い間口なので、以前から気になりつつも、なんとなく気後れして入らずじまいだったのですが、、今日は連れがいるから心丈夫。入ってみれば、喫茶店とカフェの中間と言った感じの店で、地下にあるせいか、静かでゆったりした雰囲気。なんだー、こんな感じなんだったら、もっと早く入ってみればよかった。

やなか珈琲店という珈琲豆専門店が運営しているお店なので、ストレートコーヒーが沢山あるし、何を注文してもポット(仔犬印のティーポットがとってもかわいい)で出してくれるのでたっぷり飲める。

私は、コロンビア(ファイベル カスティーロ)、夫はブラジル(サント アントニオ)。ストレートコーヒーなんてさっぱり…ですが、最近ひとつだけわかってきたのは、どうやら私は「甘い」という評価が付いた豆が好みのようだ…ということ。今のところ、その理解が精一杯。コーヒーひとつとっても、自分の好みをはっきりと言葉にするというのは、難しいものだなぁ…と思います。

モノクルカフェ

モノクルカフェ by nekotano

あれこれと所要を済ませてから、阪急メンズトーキョーにある、モノクルカフェでお茶。今日は夫も1日中外にいるので、泡食って帰らなくてもいいのでした。ちなみに、夫はお昼はうどんを食べたそうです。

昼のサンドイッチがまだお腹に残っていると言うのに、なぜかコーヒーだけでなく、本日のマフィンを頼んでしまう。ブルーベリーとクリームチーズのマフィンでしたが、美味しかったです。

コーヒーはかの有名な國友栄一さんがプロデュースしたものだそうですが、そういわれると確かに美味しいような気がしてしまいます。なんていうか、仕事中に飲むのにちょうどいい感じの味だなぁ、と。

無料Wi-Fiに電源アリ、机は奥行きのあるタイプなので、仕事するにもいい雰囲気。実際、パソコン持ち込んであれこれやっている人もちらほら。平日の夕方は混みあうこともなさそうなので、結構いい穴場かもしれません。

三州屋

三州屋 by nekotano

五月大歌舞伎の第二部を観に行っていました。

基本的には、「安い席で全公演見る(電車で行ける範囲のみに限定)」スタイルで観劇していますが、この月だけは1点豪華主義。断腸の思いで第一部と第三部をパスして、予算を第二部に集中させて久しぶりの一等席で観劇いたしました。

一部の三人吉三観たかったなぁー(菊五郎、仁左衛門、幸四郎だよ)、三部の二人娘道成寺も観たかったなぁ(玉様と菊ちゃんだよ)。でも、それ以上に、やっぱり仁左衛門さんの廓文章を観たかったのです。

思い切って1等を取った甲斐がありました。この感想をうまく言葉にはできないのですが、観てよかった。幸せでした。

今日は晩御飯を済ませて帰る予定でいたので、幕間の弁当はパス。先ずは第一候補の三州屋にと入ったら、運よくカウンターの端っこだけが空いていてすんなり座れてラッキーでした。注文は、端っから決めてたアジフライ。ご機嫌ついでに、しめ鯖を追加。お酒じゃなくて、ご飯で。

あー、ご飯半分にしてというのを忘れた…と思いましたが、アジフライは言うに及ばず、しめ鯖も中々。おかげでギリギリ完食できました。お腹パンパンで苦しいですが、胃もたれはないのが、やはりと言ったところでしょうか。今日も美味しかった。

銀座文明堂

銀座文明堂 by nekotano

芝居の後は甘味を買って帰るのが通例ですが、昨日より夫がダイエット宣言をしたので、とりあえず今日は手土産なしで。その代りに、銀座文明堂に寄ってカステラを食べる。

コーヒーとセットで1300円って値段にちょっとビビりましたが、まぁ銀座ですし。カステラもコーヒーもおいしかったので、満足です。カステラって、たまに猛烈に食べたくなる時があるんですよねぇ。

お店も居心地良かったのですが、ただですね、私の隣にいた中年女性二人連れの会話の内容がすごくて(嫁の悪口。かなりめたくそ)、ずっと背筋が凍る思いでした。怖かったです…。ああいう会話って、現実に存在するんですね。ドラマだけの話じゃないのね。