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祭りの会場にて

祭りの会場にて by nekotano

今年も行ってきました、サロン・デュ・ショコラ

毎年6階の催事場でだけやっていたのに、今年は7階と6階に分散したおかげで、少しは歩きやすい感じだったような気がします。お昼少し前について、まずはセレクションボックスと伊勢丹限定のブランド数種類を扱っている7階に行ったら、あらかたショコラマニアに買われつくしていて、手ごろなサイズのものはほぼ全滅でした。買いたいなーと思っていたものは買えたのでよかったです…。

6階に降りて適当に物色しましたが、フィリップ・ベルパスカル・ル・ガックがスゴイ行列(それぞれ80人弱くらいはいた)で、チョコ買うだけでなんでこんなとぐろを巻くような行列なんだ…? と思ったら、シェフ(ショコラティエ)が来ていて、皆さんシェフから直接買われるので時間が掛かる模様。皆さん、直接お話し(フランス語で)ながらチョコを買い、箱にサインをして貰って、最後に記念撮影までするのでそりゃぁ、時間が掛かるよ。あとはテオブロマが手掛けた「失恋ショコラティエ」のコラボボックスに行列ができてましたが、ニュースで騒がれるほど秒速でなくなったってほどじゃなかった。私が行った日は内覧日だったので、話のタネに買っておこうか…って感じの人が多かったのかも。

それよりも行列だったのは、テイクアウト。ここ2~3年、やたらとテイクアウト品にも力を入れていますが、今年は一番バリエーション豊富だった気がする。例年大人気のアンリルルーのクイニーアマンとサダハルアオキのお焼きは相変わらずの行列。

で、私も一段落してから、いつも食べているゴディバのソフトクリームでも…と思ったら、今年は売ってない。代わりに、ナオミミズノ×洋菓子マウンテンの「チョコマニア」というソフトクリームを食べました。小振りですけど、食べ終わった時には、これで十分だな…と感じるほどの満足感。美味しかったです。

レザベイユ

レザベイユ by nekotano

サロン・デュ・ショコラに行けば、必ず買うもののひとつが、レザベイユのレザベイユショコラ。バレンタインシーズンしか買えないのが分かっているので、もう今年は迷いなく、9個入りを買いました。

去年感激したアマンディエ(アーモンドの花のはちみつガナッシュ入りのチョコレート)は健在。美味しいです。

今年もオーナーのシャクマンデスさんがいらっしゃったので、箱にサインをしていただきましたが、その際あめちゃんも2つ頂く。ちょっと嬉しい。

パスカルルガック

パスカルルガック by nekotano

以前食べて「おいしいなー」と印象深かった(去年も食べた気でいたのだけど、確認したら一昨年だった。記憶っていい加減だなー)、パスカル・ル・ガック。18粒入りのボックスを買うかどうすべきか迷いましたが、6粒中2粒も新作が入っているというので、お手軽なこちらにしました。

「セレクション メダイエ」にもあった、ガナッシュナチュールビターが2粒、以下、定番の塩キャラメル、フランボワーズ。新作は、パイ生地のプラリネ、ラム酒ミルク。

フランボワーズとラム酒ミルクが特においしかったです。どれ食べてもちゃんとチョコレートが主役なところが好き。来年もまた買おうー。

ノイハウス

ノイハウス by nekotano

ノイハウスの「プラリーヌ アソートメント」。比較的古典的な商品を中心した詰め合わせです。

左上から順番に。

マノンノワール
チョコレートムース+ダークチョコ
アストリッド
ジャンドゥーヤ+ミルクチョコ+シュガーコーティング
パゴド
コーヒーガナッシュ+ダークチョコレート、ジャンドゥーヤをトッピング
コルネドレ
アーモンドとヘーゼルナッツのジャントゥーヤ
タンタシオン
コーヒーガナッシュ+トフィ+ミルクチョコ
サタン
クランチヘーゼルナッツ入りプラリネ+ダークチョコ
マノンバニラ
ピーカンナッツ入りホワイトクリーム+ホワイトチョコ
マノンミルク
キャラメリゼヘーゼルナッツ入りプラリネ+ミルクチョコ

プラリーヌの元祖で知られていますが、創業1857年(安政4年)ってことは、日本で言うと宮内庁御用達の和菓子の超老舗って感じなんでしょうか(そんなたとえ、怒られるかしら…)。ベルギーのチョコレートらしい、どっしり重厚感のある味わいがおいしい。しかも、1粒がやたらでかいところが、また嬉しいわけです。

夫は、「これはさすがの俺も、1粒で超満足」と言っておりましたが、どうも夫はここまで濃厚なチョコはちょっと苦手なようです。私は好きなんですけどねぇ。

フレデリック・アヴェッカー

フレデリック・アヴェッカー by nekotano

今年初出店だったということで、興味本位で買ってみました。これは12粒入りですが、他に6粒入りと4粒入りがありました。てっきり、12粒入りを買えば全部カバーできるのかなと思ったのですが、実は6粒入り、4粒入りにしか入ってないものもあったそうで、ちと残念。

チョコレートの表面には、それぞれ国名がプリントされています。それぞれは、アヴェッカーさんが国名から連想したイメージを形にしたものだそうです。「ショコラで旅」というのがコンセプトなんだそうです。

チョコを見た瞬間、夫は、「12個も入ってるから、6個ずつね!」といって、一気に食べようとしていたので、待て待て待てぃ! と慌てて制す。見た目は同じように見えるけど、全部違う味なの!

以下は、順不同で。

● スリランカ…紅茶のガナッシュ×ミルクチョコ
● エチオピア…濃厚なビターチョコ
● セーシェル…パッションフルーツ?のガナッシュ×ミルクチョコ
● マダガスカル…バニラ風味のガナッシュ×ビターチョコ
● イタリア…ジャンドゥーヤ×ミルクチョコ
● コルシカ…
● コートジボワール…
● メキシコ…焼きとうもろこし風味のプラリネ×ミルクチョコ
● チベット…ヒマラヤ岩塩入りのガナッシュ×ビターチョコ
● フランス…塩キャラメルのプラリネ×ミルクチョコ
● パプアニューギニア…大草原の香りをまとったガナッシュ×ビターチョコ
● ブラジル…レモン風味(?)のガナッシュ×ビターチョコ

メモを見返すと、コートジボワールが一番おいしかったようですが、「後味がきれい、すごくおいしかった!」としか書いておらず、コルシカは「不思議な味」とありましたので、そう思ったようです。ちなみに、もうひとつチベットにも「不思議な味」とありましたが、これはよく覚えています。なんかね、後味がお香っぽかったんですよ。不思議でしたねぇ。

一応、表面にプリントしている国名を見てから食べましたが、半分以上は国名を見ないで食べてもそこそこ当てられたんじゃないか、という気がします。ひとつひとつ際立った味わいで、食べてて楽しかった。

私はどちらかというと、クラシックな感じのチョコレートが好みのようなので、多分、コートジボワールが一番好みだったのだと思いますが、インパクトという点ではメキシコが最強だったと思います。とうもろこし風味のプラリネってのがねぇ、すごくおいしかったのですが、さすがの私も、これは遠い昔にどこかで食べたことがあると感じました(ハッキリ言うと、駄菓子っぽいのです)。だからといって、安っぽいとか美味しくないってわけでは決してなく、なんていうか、懐かしい感じ。来年もまた買いたいな、と思いました。

ドゥバイヨル

ドゥバイヨル by nekotano

基本的に、SDCでは日本ではなかなかお目にかかれないメーカーのものから優先的に買うと決めているのですが、ドゥバイヨルだけは別でして…。箱が可愛いんでね、これはつい買ってしまう。今年の箱も可愛いよ、可愛い。

ハートがプリントされているのが今年の新作で、ミルクチョコレートベースにコーヒーを加えたコーヒーガナッシュのチョコレート。ハートがプリントされているのは、ダークチョコ×ライムのガナッシュのチョコレート。かなりやわらかいガナッシュで、いい口どけ。

クリストフ・ベルジェ

クリストフ・ベルジェ by nekotano

去年買いそびれて残念な思いをしたんですが、今年お目にかかれてうれしかったひと箱。数日前に食べた「タブレット レ ティミ」がとってもおいしかったので、ワクワクしながら食べました。

15粒入っていますが、説明書きがないのでどれが何やらさっぱりわかりません。幸い、昨年のパンフレットにいくつか説明書きがあったので、それを参考にしながら食べました。しかし、どれもちょっとした遊び心が感じられて、何を食べてもとても楽しかった(おいしかった)です。

やっぱり、スペキュロス(スペキュロス+ミルクガナッシュ+オレンジゼリー)とラルマリ(グリエールチーズクリームのガナッシュ+ブルーベリーのパートドフリュイ)が一番印象深いですが、イタリアのごま油を使ったごま油がナッシュのチョコレートとか、コーヒーがナッシュのチョコレート、クランベリージュレ入りのガナッシュが入ったチョコレートあたりが、印象深かったです。

美味しかったし、箱も可愛いし、いうことないなー。来年もまた買いたいと思ったひと箱でした。

selection les medailles

selection les medailles by nekotano

今年のSDCで買ったセレクションボックスは2つ。「ルネサンス」を食べ終わったので、ようやく「メダイエ」に手を付ける。

これは、10人のショコラティエさんが過去にいろんな大会などで受賞したショコラを詰め合わせたもの。要は、名刺代わりの1粒みたいなものの詰め合わせ、って感じでしょうか。なんていうか、おいしいところどりしてるみたいな感じのボックスですね。

手前から順番に

ガナッシュナチュールビター (パスカル・ル・ガック)
2009年~2012年までC.C.C.5タブレットを連続受賞した、定番ショコラ。
ガナッシュヴァーニュ (クリスティーヌ・フェルベール)
マンジャリ(グランクリュにランクされる最高級品)のチョコレートに、生クリーム、バター、ヴァニラを加えたクラシックな味わい。
ルイーズ (ジャン=シャルル・ロシュー)
コックドール品評会から2008年以降連続金賞を受賞。新鮮なバジルを、マダガスカル産とベネズエラ産のカカオをブレンドしたガナッシュ。
テンダンス・レ (アルノー・ラエール)
2007年M.O.F.取得時のひと粒。キャラメルとヘーゼルナッツを別立てでグリルしたプラリネ。とろける食感とカリカリの香ばしさを両立させた、テクスチャーにこだわった作品。
カレ フランボワーズ (パティスリー・サダハル・アオキ)
2012年のC.C.C.で2年連続5タブレットを受賞。ミルクショコラのベースにフランボワーズのピュレを入れて仕上げたガナッシュ。

ピエモンテ ダーク (ファブリス・ジロット)
2011年、2012年のC.C.C.で2年連続5タブレットを受賞。ピエモンテ産のヘーゼルナッツを使い、香ばしく仕上げた自家製のプラリネをダークチョコレートでコーティング。
シュゼット (フィリップ・ベル)
2004年M.O.F.取得時のひと粒。パンデビスの風味(シナモン、グリーンアニス、ナツメグなど)を用いたショコラ。
フロコン デ プロヴァンス (フレデリック・アヴェッカー)
2011年のM.O.F.ファイナルで作ったひと粒。下層はクラシックなプラリネにカリカリのスペキュロス(ベルギーを代表する焼き菓子で、スパイスの効いたビスケット)、上層はプロヴァンス地方のりんご、洋梨、いちじくのピュレを合わせた2層ショコラ。本店ではクリスマスシーズンしか販売しない。
クレープシュゼット (クリスチャン・カンブリニ)
2004年M.O.F.受賞作。クレープシュゼットをイメージした、柑橘系リキュールをフランベしたセミリキッドショコラ。
アヴァロンシュ (フランク・ケストナー)
2004年M.O.F.受賞作。果汁をフリーズドライ化する技術を使い、パッションフルーツ、オレンジコンフィ、キャラメリゼしたライスパフ、ヘーゼルナッツのプラリネの4種類の味わいを表現。

大きな品評会で賞を貰ったものばっかりなので、どれもおいしいに決まってます。そして、どれもめちゃめちゃ凝ってます。この一粒に勝負をかけてきているわけですから、どのチョコレートも味わいが派手だったり、濃厚なものが多かった気がします。

個人的に一番インパクトがあったのは、ルイーズかな。バジルの風味がすごいんですが、嫌味な感じじゃないんです。バジルってこんなにチョコレートと相性いいんだーって、驚かされました。あと、印象深かったのは、ピエモンテダークとアヴァロンシュかな。前者は完全にクラシックな味わい。後者は後味がチョコじゃなくて果物だった。これって、チョコなのか? って感じ。

キャラメルセミリキッドショコラ

キャラメルセミリキッドショコラ by nekotano

最近、朝昼を(できるだけ)抜いている夫ですが、さすがに夕方になると「何かつまみたい…」気分に襲われるようで、しかも、今は、我が家にはチョコレートが山ほどある…。

「何かないのですか?」という目で訴えられたので、渋々、フィリップ・ベルのセミリキッドショコラとアーモンドチョコを出す。ここ3年ほど毎年買っているので、夫ですら「ああ、ベルさんのね」と、しっかり認知している様子。

やはり、キャラメルバナナ味が最高。夫はこれを食べるたびに、「ルックチョコレートみたい」というのですが、それを口にするとわたしが怒ることを学習したようで、今年は言わなかったです。えらいぞ。

アーモンドチョコはですね、アーモンドチョコ以外の何物でもないのですが(ヘーゼルナッツも混じってる)、ローストの具合がいいのです。多分夫は「グリコのアーモンドチョコみたい」と思いながら食べているのでしょうが、口にしなかったのでバクバク食べても許そう…と思いました。夫よ、本当は、ちょっとずつ食べるのが、おいしいのですよ…、とは思うのですが。

タブレット レ ティミ

タブレット レ ティミ by nekotano

夫は「セレクション ルネサンス」にあった15粒全部を食べようとしていたので、慌てて制したのですが、どうもまだなんか食べたい風情だったので、クリストフ・ベルジュ( CHRISTOPHE BERGER )のタブレットを出す。

クリストフ・ベルジュは、昨年初登場だったお店なのですが、わたし、去年、買いそびれたんですわー。セレクションボックスに1粒入っていたのを食べたっきりなのですが、すごくおいしかったので、今年は気合を入れてアソートボックス買いました。で、ついでに、タブレットも1枚。ちなみに、タブレットというのは、ありていに言えば、板チョコのことです。

タブレットは6種類ありましたが、全部中身は違うものの、パッケージが似たり寄ったりなので、どれかどれなのか、お店の人も分からん状態。しかも、商品名がフランス語なので、よほど言葉に詳しくないと商品名だけでは何なのかもさっぱり…。

わたしが買ったのは、「タブレット レ ティミ」という商品。「レ」はミルクなのはわかりますが、「ティミ」ってなんですか? 謎のまま購入。ボンボンショコラをタブレットにしたものという説明だけは受けているので、ガナッシュ入りの板チョコなのは分かるのですが…ドキドキ。

パッケージを開けると、3つのブロックに分かれた板チョコが出てきました。割ると、中にガナッシュ。このガナッシュが、なんていうのかなぁ、甘酸っぱくてかすかに苦みのある不思議な味なんです。パッケージ裏の原材料を見ると、不思議な味の源は、「スナジグミ」というものらしい。

ウィキペディアで調べると、シーバックソーンという植物の実だそうで、ユーラシア大陸全土に自生する植物だそうです。なかなか栄養価も高そうですね。

強い酸味とかすかな苦みがありますが、ヘーゼルナッツガナッシュとのバランスがよく、何とも言えず後を引く味。夫は酸味が苦手なハズなのですが、「これはうまいねー」と言いながら、あっという間に全部食べていました。ああー、わたしは、ふたくちしか食べてないですよ…。