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キッシュ

キッシュ by nekotano

今日はクリスマスイブ。折角ですから、らしいものでも作りましょうかと食べたいものを聞いたら、「キッシュロレーヌがいいなぁ」という。

キッシュかぁ…と、一瞬ひるんだのは、パートブリゼを作るのが苦手だから。パイ生地で逃げても良かったけど、まぁ、でも、いい機会だから久々に作るかと、幾つか手持ちの本を見比べて、小嶋ルミさんの『知りたがりの、お菓子レシピ』にあるレシピで作ることにする。

つくづくパートブリゼってのは思い付きで作れるものじゃないなぁ…と思いましたが、ところどころでおっちょこちょいをやらかしながらも、2日がかりで作ったキッシュは夫に大好評で、時間をかけた甲斐があったな…としみじみ思いました。レシピ通り2台分の分量で作っているので、近いうちにもう1回食べられます。2度目が楽ちんなのが、一番の副産物かも。

ところで、パートブリゼを作っている最中の最大のハイライトは、一晩寝かせた生地を麺棒で叩きながらのばすところでした。冷えてコチコチの生地を柔らかくするためにしばらくは麺棒で叩き続ける必要があるのですが、その音が小僧の琴線に触れたようで、大興奮。叩くリズムに合わせて、嘴で籠を叩いて真似。あんまり上手に真似するんで笑っちゃいましたわ。うちの小僧(黄)は音痴なんですが、リズム感はいいんですよねぇ(親ばかじゃないですよ)。それって、種特有の特徴なのか、個体差なのかは、少し気になります。

あとは簡単に、買ってきたスモークサーモン、自家製のしめサーモン(『ちょっと一皿100』のレシピを参考に)。付け合せは、きゅうりとセロリの千切りをハーブドレッシングで和えたもの、ディル、エストラゴン。小玉トマト(つくつく房枝(ぼうし))切っただけ、ベビーリーフ。

天使のアスティの小瓶で、少しだけらしい感じに。

バナナチョコレートのシフォン

バナナチョコレートのシフォン by nekotano

バナナを使ったお菓子を作ろうと、赤札品のバナナを買い、皮が真っ黒になるまで放置。あと2日くらいは大丈夫と踏んでいたんですが、夫が「早く何とかしろ」とやかましいので、ようやくお菓子作りに着手(結果的に、もうちょっと置いておいたほうがよかった気がするのですが、お菓子作りには問題ない程度に熟してくれていました)。

レシピは、『おいしい!生地』(小嶋ルミ)にある「バナナチョコレートのシフォン」。未だ、20センチのシフォン型を買っておらず、17センチの紙型で作ったんですが、バニラシフォンの作った時よりも、豪快にこぼれました…。バナナペーストが入る分、バニラシフォンより容量が多くなるのは当たり前の話でして、全く以て、アホンダラな話です。

ただ、出来上がりは、家で食べる分には十分の仕上がり。バナナとミルクチョコレートの組み合わせってのは、なんてこんなにも素敵なんでしょうか。おいしかったです。

フルーツケーキ

フルーツケーキ by nekotano

甘辛しょっぱいモノばかり食べていると、甘いものが恋しくなる(もうすでに、夫はアイスとかチョコレートとか、ちょこちょこつまんでいる)。なので、年末に作った、フルーツケーキをちょっと食べてみることに。

「作って3日後から。2週間後がビーク。上手に保存すれば1カ月もつ」とありましたが、22日に仕込んだので、今が食べごろかな。

小嶋ルミさんの「おいしい!生地」にあるレシピを参考に作りましたが、中のドライフルーツは分量だけ合わせて、ありもので。本だと、ドライプルーン、ドライクランベリー、ドライアプリコット、レーズン、オレンジピール、くるみといろいろ入れますが、今回は干しりんごのカルバドス漬と、プルーン、くるみだけで。ラム酒がなかったので、カルバドスで代用しています。

あと、本では発酵バターを使うとあるのですが、折からのバター不足で手に入らず、「よつ葉DS」を使ってみましたが、十分おいしかったです。

作ったときは「こんなにシロップ打つのか」と思いましたが、食べてみると予想していたよりドライな仕上がり。もっと打ってもいいんじゃないか…と思ったくらい。

味見だったので、薄く切って食べたのですが、思った以上においしかったので、もう1枚食べました。夫も喜んで食べていたので、今度はレシピ通り作ってみようかな。

シフォンケーキ

シフォンケーキ by nekotano

このケーキを作る前に、小嶋ルミさんの『おいしい!生地』にあるレシピでフルーツケーキを焼いていたのですが、食べごろは3日後以降だし、洋酒をたっぷり染み込ませたケーキだから、小僧(黄)は食べられない。勢いついでに、同じ本にあるバニラシフォンケーキも焼きました。これなら、小僧もつつける。

小嶋さんのレシピは、卵まで1グラム単位までグラム表示されており、大雑把な私には若干しんどいところもある。ただ、以前、なかしましほさんのお菓子教室で一緒になった人と話をしたとき、「あそこまで細かいと悩む必要がないから、私は好き」と言っている人もいて、確かにそれはそうだと思ったこともあります。

今回は、卵白160グラムと指定があったのですが、4個割った時点で、150グラムあり、あと10グラムのためにもう1個を割るのがためらわれたので(しかも、1個割るのを失敗して黄身が混ざってしまいロスしていたし)、若干アバウトに計量しています。

卵白の泡立て方が甘かったようで、最後に、ベースとメレンゲを合わせるときに記事が緩くなってしまった!と焦りましたが、仕上がりには問題なかったような気がします。

問題があるとすれば型でして、レシピは20センチ型の分量なのですが、使ったのは18センチの紙型。絶対溢れるね…と思いましたが、実際、半端ない溢れ方をして、ビビりました。ただ、天板に落ちた生地はビスケット状になっていたのですが、これはこれで美味。不格好なだけで、中身はきれいに仕上がってくれました。

私が作るシフォンの常で、ところどころ巨大な気泡とか、混ぜきれなかったメレンゲの塊がありましたが、総じて良くできたと思います。なかしましほさんのシフォンがケのシフォンだとすれば、こっちはハレのシフォンって感じでしょうか。

夫も小僧も喜んで食べていたので、よかったよかった。