カテゴリー別アーカイブ: 歌舞伎の日

きつねや

先日のリベンジとばかりに、今日は少し早めに家を出て、歌舞伎の前にきつねやに寄って、煮込み丼と生卵。ご飯は半分にしてもらいましたが、それでなんとかいつもよりちょっと多いくらいの量に収まりました。それにしても、ここの煮込みはうまい。そして、玉子は、温泉卵じゃなくて、生玉子のほうが合っていると思う。

このあと、歩いて歌舞伎座まで移動。思ったより近かった。

秀山祭九月大歌舞伎の昼の回を見に行っていました。先週すでに1等席で観ているけど、今日のは自分で取った3等席での観劇。もちろん、3等で観たって、沼津はいい。

お腹がいっぱいなので、幕間は手持無沙汰。せっかくなので、花篭Barでコーヒーを飲む。3階のお食事処出入り口付近の空きスペース(エレベーターホール?)を立ち飲み型のドリンクバーに変えたそうですが、なんというか、ちょっと微妙な空間。これだったら、ソファをおいてラウンジにしてしまった方がよかったような気もするが、それだと、ソファの分、余分な経費がかかるのか。

ともあれ、歌舞伎座自体は好きだけど、劇場以外のエリアのホスピタリティのなさは、なんとかならんのかとは、いつも思います。

コンビニ弁当とパフェ

秀山祭九月大歌舞伎の昼の部を見に来ています。この前も行ったのになぜかと言えば、誕生日プレゼントとして、夫が、1等席のチケットをプレゼントしてくれたからです。やったー、ありがとう、夫。

お昼は当然自腹なので、コンビニ弁当でつつましく。セブンイレブンの炙り焼さばご飯、見た目より、意外とボリュームありました。メロン味のヨーグルトが、ささやかなぜいたく。下に敷いた手ぬぐいは、又五郎、歌昇襲名時(2011年)に販売していた記念手ぬぐいです。

播磨屋チームの「沼津」が大好きなのですが、近くで見られてうれしかったなー。十兵衛の吉右衛門さん、平作の歌六さん、お米の雀右衛門さん、安兵衛の又五郎さん、全てが素晴らしい。梅乃ささんの、冒頭に登場する旅の妊婦もかわいくてすごくよかった(小山三さんの当たり役だったというのは、渡辺保さんの劇評を見て初めて知った)。

ふだんは私、あそこから見ているのねーと言う気持ちを込めて、1枚。1等席の椅子って、3等席よりも座り心地がいいんですよ。あと、心なしか、少し、幅が広い気がする。足元も広くて快適。それに、1階は竹本がよく聞こえて気持ちいい。そりゃ、あなた、3等席とは4倍以上価格が違うのだから、当然です。客席降りを堪能するには少し遠い席でしたが、お芝居全体を楽しめるいい席で観られて、嬉しかった。

終演後、夫が迎えに来てくれて、和光でパフェをごちそうしてくれた。一瞬、チョコレートパフェと迷ったのだけど(好きなので)、やっぱり、この時期だけのシャインマスカットパフェを食べなきゃダメでしょーと、それを注文。夫は、フレンチトースト。

この素晴らしきゴロゴロ感。当然、美味しいに決まっております。大好きなものばかりの誕生日で、ほんとに嬉しい1日でした。どうもありがとう。

お弁当

秀山祭九月大歌舞伎の夜の部を見に行ってきました。今回の演目は、寺子屋、勧進帳、松浦の太鼓と、重厚感あふれる3本で、配役も上々、さすが秀山祭…と思わせるラインナップでした。勧進帳の弁慶と富樫はダブルキャストで、偶数日:幸四郎・錦之助、奇数日:仁左衛門、幸四郎、の組み合わせ。幸四郎さんには悪いけど、ここはやっぱり仁左さまが見たいでしょということで、奇数日を狙てチケットを取りました。

あまりにも救いのない話にもかかわらず、私はなぜか寺子屋はかなり好きなお芝居で、しかも松王丸を吉右衛門がやると言ったら、もう文句などあるわけないわけで。仁左さまの勧進帳は、何とも折り目正しい弁慶で、恐るべき気迫。前半の富樫と相対するところの緊迫感がものすごかったですが、ここまで緊張感のある勧進帳は初めてだったかも。この2本を見て、もう、十分お腹いっぱいだな…と思っていましたが、キリの松浦の太鼓がこれまた絶品。キッチーの松浦候が大好きだったのだけど、歌六さんの松浦候、素晴らしかったです。これはまた見たい。忠臣蔵の時期にでも、TVでやらないかな。

弁当は、玄米ご飯に、チリコンカンとオクラのサブジ。

半年ほど前から駅前広場に置かれている、ラグビーワールドカップ2019のカウントダウンを告げる竹あかり。なぜか、府中市は数年前から、竹を使ったイルミネーションに力を注いでいて、定期的に竹灯りのイベントを催しているんですが、まさかこんなものまで作っていたとは。

夜見たのは初めてだったんですが、結構きれいでした。でも、せっかくだから、人気の少ない北口よりも、南口に設置すればいいのに。ともあれ、あと15日。あとちょっとですね。

金しゃりおにぎり

八月納涼歌舞伎の第三部を観に、歌舞伎座へ。玉三郎さんの「新版 雪之丞変化」でした。「雪之丞変化」は昔は新派や映画でも何度も上演されていて、古いお芝居が好きな人にはおなじみの話のようですが、私は完全に見るのが初めて。ただ、「新版」とある通り、単純な仇討話じゃなくて、雪之丞の心の動きみたいなものにフィーチャーするような話に変えられており、ちょっと実験的な試みがなされています。

メインキャストを3人に絞る分、映像を使った演出も取り入れており、その意味でも実験的でしたが、私が座った席は映像が完全に見切れてしまっていて、お芝居の大事な部分があまりよくわからず、ちょっと残念でした。非常に内省的な話になっていて、そういう意味では普段と違う感じのお芝居で、興味深く見ました。

今日は弁当を作らず、いつもの金しゃりおにぎり、すじこと鮭はらすにしようと思っていたのだけど、見たことのないものがある…ということで、好奇心にあらがえず違うものを買ってしまった。松阪牛すき焼とアンガス牛ステーキ。食べてみて意外だったのが、どっちも、味付けが似ているなぁということ。やっぱり、牛肉には甘辛い味が一番合うということなのだろうか。やはり、個人的には、おにぎりの具は、魚介のほうが好きだなと思ったのでした。

帰宅後、なぜかつまみたい気分になってしまい、明日の朝食べようと思っていたバゲットモンジュをスライスして、コンビニで買ってきた生ハム、白ワインと一緒に軽くつまむ。夫には、福島あかつき桃ジュースを進呈。

金しゃりおにぎり

八月納涼歌舞伎の第1部を見に行ってきました。演目は、「伽羅先代萩」と「闇梅百物語」の2本。

先代萩は、政岡を七之助さん、千松を勘太郎君、鶴千代を長三郎君、でやるところが目玉だったと思います。七之助さん、めちゃ頑張っているなっていうの伝わってきましたが、千松が死んで悲しむところは、頑張りすぎていてなんか違うなという印象。個人的に、政岡のような人は、本当に悲しいとき、あんなふうに派手に嘆き悲しむだろうか…って思っちゃったのでした。歌舞伎と現代劇では悲しみの表現の仕方は大きく違うとは思うのですが、ちょっと違和感が残りました。でも、初役だし、ここから何年もかけてブラッシュアップされていくのだと思うと、楽しみです。沖の井をやった児太郎さん、仁木弾正の幸四郎さんがすごくよかった。「闇梅百物語」は舞踊劇。全体的には、あんまりパッとしない印象で、傘一本足をやった歌昇さんだけが、印象深かったです。

暑いので弁当は作らず、ローソンの金しゃりおにぎりを2個。2個って食べ過ぎだよなぁ…と思いつつ、美味しいのでついつい食べちゃう。金しゃりおにぎりシリーズだと、やっぱり、すじこと鮭はらすが一番おいしいと思います。

お弁当

七月大歌舞伎の昼の回を見に行く。

演目は、右團次で「高時」、獅童で「西郷と豚姫」、海老蔵で「素襖落」と、好きな演目が続いたのだけど、意外と印象に残っていないのは、勸玄の「外郎売」に全部持っていかれちゃったからだろうな、と思う。何がどうというわけではないのだけど、ええもんみたなぁという感想。最近は勸玄に限らず色んな御曹司がちょいちょい大きなお役で立つことが多いが、こうやって歌舞伎というお芝居をどんどん繋いでいく様をリアルタイムで見るのは、なんとも不思議な気分になる。

お弁当はありものでさくっと。かやくご飯に、わかめと天草晩柑のポン酢和え、半端キノコ(マッシュルーム、しいたけ、しめじ)のさっと炒め、パイカの煮物。

お弁当

七月大歌舞伎の夜の部を見に行ってきました。演目は、通し狂言「星合世十三團」。別外題に「成田千本桜」とあるように、義経千本桜を一気にダイジェストで見せちゃうぞという、今までありそうでなかったような舞台です。しかも、海老蔵さんが13役の早変わり。もともと、四の切や、すし屋、渡海屋・大物浦など、義経千本桜は好きなお芝居なので、どんな感じになるのかなーという興味いっぱいで、見に行ったのでした。

13役というても、あれやろ、一部はちょいとやるくらいで数を稼いでって感じなのでは…と思っていたのですが、ほとんどの役をがっつり演じられていて、どう考えてもニンじゃない女形の役(卿の前)までこなしていたのには驚きました。しかも、しんどい早変わりを何度もこなしていて、出ずっぱり。普通、1幕はちょっと外側のストーリーを流したりして、少し休む時間を稼いだりするものだと思うのですが、ホントにずっと出ていたので、最後は、体力のほうが心配になってしまった(周囲にも同じことを言っている人が何人かいた)。実際、中日から4日ほどドクターストップで休演されていたけど、あの舞台観たらむべなるかな…と思う。観る方としては、極上のエンタメで、非常に楽しかったです。ストーリーもすっきり整理されていて、初めて見る方にも、楽しんでもらえる入り口的な作品だったと思います。無理して13役でやることないから、普通に、主演を13人たてて、巡業でやったらええやん…と思ってしまいました。

13役もやるから、合っている役も、合ってない役もいろいろでしたが、意外だったのは、いがみの権太がよかったです。あと、銀平実は知盛は合っているだろうなーと思いつつ、実際、良く似合っていました。今度は、渡海屋・大物浦だけで、きちんと古典でやればいいのに。で、私は歌舞伎しか見ないので、大物浦のラストは、知盛は碇を担いで海の底に沈むだけで終わるというパターンしか知らないのですが、今回は亡霊になって天に上るというシーンがありました。何なのかなーと思って、帰宅してから調べると、能の「船弁慶」のイメージを拝借しているようです。ただ、お能でも、知盛の魂が浄化されて天に召されるという感じではないようなので、ここは今回、新しく作られたシーンなのかな。ドラマチックな演出で、印象深いシーンでした。

しかし、4時半から始まって、終わったのが9時28分(これでも、最初の数日に比べるとだいぶ短縮されている)。幕間が1時間弱あるんですが、しかし、ここまで長いのは初めてでしたが、とくに中盤ダレるところもなく、終始楽しかったです。

お弁当は、とりあえず、残り物を突っ込んで。玄米ご飯に、パイカと大根の煮物、レタスとかにかまのサラダ、わかめのポン酢和え。

隼町から四谷までぶらぶら

国立劇場の7月歌舞伎鑑賞教室を見に行ってきました。

演目は、車引と棒しばり。初めて見る人には、すごくいい演目なんじゃないでしょうか。先月の「神霊矢口渡」も悪くはないんですが、後半の人形振りとか歌舞伎の演目的にもちょっと独特の演出だし、救いの全くない話だしで、初心者にはややハードルが高かった気がするので。

「解説 歌舞伎のみかた」は、新悟さんと玉太郎さん。新悟さんは、昨年もやられていて説明上手なのを知っているので、安心して見られました。ただ、年々、若手俳優による「歌舞伎のみかた」を見る度に、本当にこのスタイルで高校生たちは「面白そうだな」「これから見るのが楽しみだな」と思うのだろうか…とも思うようにもなりました。歌舞伎って面白いですけど、その面白さを伝えるのは本当に難しい。もう少し(伝えることの)プロの手を借りて作り込んだ方がいいのではないか…とも思うんですよね。

最後に、ハッシュタグ付きで写真をアップしてください! ということで、写真撮影可タイムが設けられましたが、もう少し、映えるブツを用意してほしい…とは、少し思ってしまった。でも、最近の国立劇場は、いろいろPR頑張っているなぁ、と思います。

2階ロビーには、陶板に印刷された風神・雷神図屏風が飾られていて、もうちょっと正面で撮りたかったんだけど、なぜかスーツ姿の一団が陶板の前でわいのわいのしており、斜めから1枚だけ。ちなみにこれは、昨年からあちこちでロゴを見かける機会が増えてきた「日本博」の助成によるものだそうです。私は「日本博」とは、オリパラ開催国で義務付けられている文化プログラムの一環だと思っていたんですが、検索したら微妙に違うようで、ふーんという感じ。

ところで、「名画を陶板に印刷」ということで、もしやと思ったら、やはり大塚オーミ陶業によるものでした。大塚国際美術館に行ってきたばかりなので、おーと思ってしまう。

歌舞伎が終わって普段だったらサクッと帰るけど、夕方に用事があって、数時間つぶさなきゃいけない。曇っていてそんなに暑くないのを幸い、半蔵門から四ツ谷まで歩いてみる。

四ツ谷駅周辺の、空がスコーンと抜けた感じの風景が好きだったのに、久々に来たら大きなビル(CO・MO・RE YOTSUYA(コモレ四谷))が建設中で、なんだかがっかり。

四ツ谷で喫茶店と言えばロンだけど、あいにくお休みだったので、サンマルクへ。玉子サンドとチョコクロ。何味のチョコクロか、忘れてしまった。

四ツ谷に何しに行ったかというと、迎賓館(迎賓館赤坂離宮)を見に行ったのでした。2016年から一般見学が解禁になっており、ずーっと一度は行こうかなと思っていたのですが、ようやくタイミングが合った感じ。迎賓館の隣は学習院ということもあり、この辺のエリアはあちこち警備員だらけで、ちょっと強面な雰囲気です。ただ、迎賓館の門番さんは気さくでした。料金は本館と庭園で1500円。和風別館まで見る場合は2000円。ただし、和風別館は要予約です。

内部は撮影禁止ですが、立派なパンフレットがもらえます。現役施設ということもあって、5m置きに警備員がいるという状態ですが、特に威圧感があるというわけではなく、じっくり見られます。歴史もあるし、豪華だし、現役で使われていて興味深い建物ですが、ちょっと面白みに欠けるかなというのが、正直な印象でしょうか。私は、シンメトリーな建物って結構好きなつもりでいたんですが、今回はあまりいい印象に作用しなかった。

時々、和テイストの意匠が隠れキャラのようにあるんですが、甲冑とか、日本刀とか、サーベルとか、勇ましいものばかりだった。もともと東宮御所として作られたものだから、そういう感じになっちゃうんだな。

ネオ・バロック様式の建物ということで、19世紀の帝国主義を体現しているというか、外観の迫力はやはりすごい。ネオ・バロック様式で有名な建物と言えば、パリのオペラ座だそうですが、確かにあれもすごい圧の強い建物ですもんね。日本だと、ほかに代表的な建物は、日本銀行本店とか法務省旧本館(赤れんが棟)とかだそうで。

ちなみに、この反対側は庭なんですが、普通に広場でちょっと残念。

ところで、迎賓館でアフタヌーンティーが頂けるという情報を小耳にはさんでいたのですが(20食限定、1セット4600円)、敷地内にカフェがなく、一体どこで…と思っていたら、前庭の一部エリアにキッチンカーによる飲食スペースがあって、そこで提供されるようです。

風の通り道になっているので、風が強い日はやや微妙かなという気もしますが、天気のいい日は意外といいかもしれません。なお、建物の内部には興味はないという人には、庭だけの入場券(300円)もあるので、それでお茶だけするのも可能です。

迎賓館が意外に早く見終わってしまったので、水道橋に移動して、そこから少し歩いて徳島旅行前に行こうと思って行かなかった、「なっ!とくしま」(あるでよ徳島のアンテナショップ)を併設するコンビニにも寄ってみる。それにしても、どうして徳島県は、他の県のように東京都内に物産館を置かないのだろう(大分県もそうなのだが)。

ぶらっと歩いて、数年来気になっている香港料理の店(香港 贊記茶餐廳)の場所を確認し、ようやく今日のもう一つの目的地へ。

知り合いが上京してきたので、お食事会に呼んでいただいたのでした。主催者は、おいしいものにめっぽう詳しい美食家なので、お任せですよ。出てきたものを食べるのみ。出るもの出るもの美味しいものばかりなので、気を付けるべきはペースのみです。

初っ端に出てきたのが、ホタテをカダイフで巻いて揚げたもの。この下のソースがすごくおいしかったんだけど、もうなにがなんだか忘れてしまった。

前菜盛り合わせ。これで3人前(メンバーは全員で6名)。私と夫と主催者は比較的少食なんですが(年相応の食欲ともいう)、残りの3人が私たちの少食を補って余りあるほどの大食漢ぞろいで、なんというか、全体的に肉々しい会でした。

カツオのたたき。オサレなビストロだと、カツオもこんな風になって出てくるのだ。当然、美味しい。周りにハーブソースをびっしりまとわせ、酸味の効いたドレッシングが、むっちり厚切りのカツオとよく合う。

これでも食べたもののごく一部なのが驚きだけど、あとからあとからどんどん出てくるので、撮っている暇がなかった。おいしかったなー。

帰宅して、一息ついて、届いたばかりの木村農園の天草晩柑で口直し。

今年のは、ここ数年の中でも一番いい。みずみずしさと甘さのバランスが最高。素晴らしい美味しさです。ご馳走様でした。

お弁当

六月大歌舞伎の昼の回に行ってきました。夜の三谷かぶきに対して、こちらは幹部俳優勢揃いの重厚感あふれる布陣。当然、見どころは、石切梶原の吉右衛門さんに、封印切の仁左衛門さん。昼はこの2本だけでいいよーと思っていたけど、意外と掘り出し物だったのが、女車引。魁春さんが千代(松王丸の奥さん)、雀右衛門さんが春(梅王丸の奥さん)、児太郎さんが八重(桜丸の奥さん)に扮した舞踊なんだけど、はんなりした面白さがあって、なんとなくよかった。衣装もよかったし、また見たい。

お弁当は、中途半端なもろもろ(にんじん、ねぎ、お揚げ)を刻んで入れた卯の花ご飯に、千切りキャベツとゆかりの和えたの。

帰宅して、ジュウニブンべーカリーのミルクフランスとスコーンで、晩ごはん前なのに、おやつ。

ローソンのおにぎり

六月大歌舞伎の夜の部、三谷かぶき「月光露針路日本(つきあかり てらす ふるさと)~風雲児たち」を見てきました。三幕が圧倒的に重厚感があって、歌舞伎っぽい。見ごたえがありました。そのカタルシスを得るための、我慢の1幕、2幕という印象でした。といっても、つまらなかったわけではなく、しゃれた会話でどんどん繋いでいく、三谷さんテイスト満載で楽しかったです。

主役は幸四郎だけど、そうはいっても、幸四郎、猿之助、愛之助の三つ巴で、存在感もこの3人が一番だけど、それ以外だと、男女蔵さんがものすごくおいしい役で、お似合いの役で、最後まで登場していて、インパクトがありました。やたらロシア語が上手だった高麗蔵さん、最初の掴みが濃かった松也さん、ああいうジジイ役が憎らしいほどよく似合う彌十郎さんなど、わきの人まで含てて印象深い役が多かったのは、 当て書きの名手だからでしょうか。久しぶりに、竹三郎さんを見られたのもよかった(寿猿さんとコンビで登場して、「二人合わせて175歳!」と紹介されていた)。あと、最後のエカテリーナ役で登場した猿之助はなんだかすごかった。存在感強すぎ。

もちろん、びっしり満席だったけど、全体的にお客さんは、普段の公演では見かけない雰囲気の人が多かったような気がする。なんていうか、ちょっと自由業っぽい人が多いっていうか。年齢層的には大きく違わないのだけど、明らかに全然違うレイヤーの人でいっぱいのロビーは、ちょっと不思議な感じでした。

今日はお弁当は作らずに、最近ハマっている、ローソンの金しゃりおにぎりを2個。熟成すじこと焼きハラス。ちょっと2個は多いなーと思いつつ、美味しいから、食べてしまった。