波光食堂

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グランクラスに乗り、蕪島神社でウミネコを堪能…の次は、種差海岸へ行って、お昼を食べる! です。

蕪島から種差海岸へは、種差海岸遊覧バス「ワンコインバス・うみねこ号」を使います。観光シーズンのみ、鮫駅から種差海岸までを100円で運航してくれるとってもありがたいバスなのですが、なんたることか、夫があらかじめ印刷してきた時刻表とバス停に貼ってある時刻表が(だいぶ)違う。よく見ると、夫が印刷した時刻表は平成23年度のもの。バス停の時刻表は今年の7月19日に改訂とある…。おかげさまで、30分、バス停で時間を潰す羽目に…。

家に帰って調べると、八戸市交通局のページから直接アクセスすると最新版の時刻表が見られましたが、八戸市のホームページからリンクしている時刻表のページは平成23年のままでした。時刻表が改訂されるたびに上書きではなく新規ページを作っているようでして、それ、ダメでしょー。

おかげで、種差海岸へ着いた時には、おなかぺっこぺこ。

種差海岸近くには数軒の食堂がありますが、どこも美味しそう…。っていうか、どこで食べても美味しいハズなので、ぐるりとまわって、なんとなく入りやすそうな雰囲気のあった、波光食堂へ。

八戸といったら、一般的には、「鯖」と「イカ」だと思うのですが、我が家的には、数年前に八食センターで食べた生うに丼の美味しい衝撃が未だ冷めやらず、「生うに」のイメージが強いのです(確認したら、以前八戸に行ったのは、2010年8月6日でした。もう4年も前のことなんだ…)。だから、やはり、八戸に来たならば何をさておき、生うにを食べなきゃいけません。

でも、東北の太平洋沿岸は「磯ラーメン」というB級グルメが有名でして、やっぱりそれも食べたいなぁ、と。で、何を食べるか、どう食べるか、うじうじ悩んでいたのですが、そういう客は多いようで、なんと、ミニラーメンとミニ丼のセットがあったのでした。

ミニ丼にできるのは、生うに丼、うに丼、磯丼の3種類。とこで、「うに丼」と「生うに丼」って何が違うの? と思ったら、うに丼はなんと、うにの卵とじ丼なのでした。磯丼は、魚介の卵とじ丼のようです。これはこれで気になりましたが、ラーメンに蒸しうにが乗っているから、やっぱり丼は生うにで!

ミニといいながらも、私には十分な量です。うにが美味しい、ご飯も美味しい。

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磯ラーメンもミニと言いながら、十分な量。磯ラーメンにミニ丼というセットメニューもあったのだけど、ミニミニセットにして正解だったわ…。サイズが違うだけで、具の組み合わせなどは、レギュラーサイズと全く同じようです。

それにしても、このスープ、もんのすごく美味しい! ラーメンのスープってできるだけ飲まないようにしているんですけど、今日は、思わず全部飲んじゃいました。いちご煮を思わせる味わいが、ホントに後を引く。あー、美味しかったなぁ。

ラーメンの隣にあるのは、夫が注文した生うに丼についてきた小鉢。しめ鯖、めかぶ、オクラの酢のもの(?)。夫が「いらない」と言ったら貰うつもりでいましたが、黙々と全部食べていました。(鯖嫌いの)夫が美味しかったというのだから、きっと相当美味しかったと思います。

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散々迷った私と違い、夫は、品書きも見ずに、生うに丼。お味噌汁は、「貝の出しかな?」と言っておりました。ちょっと変わった風味で美味しかったそうです。

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意外と奥行きのあるお店で、宴会もできるようです。「民宿」の看板もかかっていたけど、今はやっているのかな。それにしても、美味しかったー。幸福感Maxでしたね。

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パンパンのお腹をさすりながら、できたばかりの種差海岸インフォメーションセンターをのぞき、様々なパンフレットを頂戴した後、いざ、トレッキング。

インフォメーションセンターの真ん前にはすでに、立派な天然芝が広がっていますが、何とも絶景。海からの風が心地いい。途切れることなく吹く風に、ああ、風の谷ってこんな感じなのかな…などと、柄にもないことを想ってしまいました。この芝生を見るだけでも、十分に価値ある旅行です。

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今年の5月に、蕪島、種差海岸、階上岳、階上海岸を合わせて、三陸復興国立公園に指定されましたが、種差海岸自体は昭和12年には国の名勝に指定されており、古くから遊歩道が整備されています。

種差天然芝生地、種差キャンプ場を抜けると、淀の松原。

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淀の松原を抜けると、岩肌ゴツゴツの海岸線となります。右は、「白岩(しらいわ)」。白いのは、ウミウの糞だそうです。

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深久保漁港を抜けると、白浜海水浴場。関東圏のイモ洗い浴場とは違って、気持ちよさそうです。遊歩道がないので、地元の若い衆がバーベキューなどを楽しんでいる傍らを黙々と歩く。おおお、何という苦行なのでしょう。

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綺麗で歩きやすい遊歩道が整備されていますが、時折、どこを歩いていいかわからなくなる時もあって、延々と砂浜の上を歩いたり、逆になぜか車道を歩かざるをえなかったり。大須賀海岸の砂浜の上を歩いていた時は、余りの辛さに、半分意識を失っていたような気がします。砂浜は辛い。

辛い辛いばかり言っていますが、大変に楽しい道でもありまして。なんといっても、植物。山ほど写真を撮りましたが、短い夏を堪能するかの如くに様々な花が咲き、ひとつひとつ見るだけでも楽しい。加えてバラエティ豊かな景観、気持ちの良い海風。本当にいい道だと思います。今日は日帰りなので慌ただしかったですが、今度はどこかに泊まって、もう少し長い距離をじっくり歩きたいです。

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中須賀を抜け、タイヘイ牧場の前を通り、葦毛崎展望台へ。もともとここまで歩く予定はなかったのですが、バスのタイミングが合わなかったので、歩いちゃいました。しかし、ここまで歩けた自分に、ただただ驚き。

右の写真は、葦毛崎展望台から天然芝生地を望む景色。分かり難いですけど、写真上部のうっすらと半島のように突き出た先っぽあたりから歩いてきました。一体何キロ歩いたんだろう…(たぶん、4キロほど)。

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葦毛崎展望台には、コロンバイルというカフェテラスがありまして、ソフトクリームが名物だそうですが、それよりもなによりも、ポカリが飲みたいーーー。というわけで、自動販売機にあったのを幸い、夫と半分こ。こんなおいしいポカリは生まれて初めてですよ、というくらい、身体に沁みた…。

 

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