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La Colline

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晩御飯はホテル内のフレンチレストラン「ラ・コリンヌ」。晩御飯のついたプランで泊っているので、アラカルトであれこれ…という選択肢はなく、お任せです。まずは、ぶりと玉ねぎと山芋のコロッケとアイスプラント。アイスプラントとタルタルソースって相性いいんだなぁ。コロッケもおいしく、いきなりワインが進みます。

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2皿目の前菜は、甘エビのベニエとホタテのグリル。カリカリの頭も添えてくれているところがちょっと嬉しい。これまたワインに合う…というか、ここで1杯飲み終わる。

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メインの前にもう一皿、前菜風の料理がやってきます。フォアグラのテリーヌ。冷凍キイチゴとバルサミコソースが添えられていて、さっぱりといただけます。以前も食べたことがある料理ですが、このレバーとベリーの組み合わせが本当においしくて、何度食べてもおいしいなぁ…と思う。レバーが嫌いな夫もこのお料理は美味しくいただくのです。今回もペロッと食べていて驚く。当然ながらワインも進むわけで、メイン料理に合わせて選んだワインがここでだいぶなくなってしまって、ちょっと焦る。

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メインは子羊のグリル。甘めのマスタードソースが羊特有のかすかに乳臭い味わいとよく合う。夫は追加で黒毛和牛のヒレステーキ(ちなみに、もうひとつの選択肢は真鯛のポワレでした)。最近は黒毛和牛と聞くと身構えてしまうのですが(脂が多いんじゃないかと思って)、さすがヒレだけあって余分な脂はなく、さっぱりとした味わいのお肉でした。お肉はもちろんなのですが、添えられたお野菜が、火加減が絶妙でおいしい。

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デザートは、私はバナナケーキ、夫はマカロンでサンドしたセミフレッド(どちらも名前失念)。コーヒー飲んで、プチガトー(フィナンシェとギモーヴ)つまんで、おしまい。おいしかったー、しかも、目いっぱい食べて飲んでも、電車に乗ることなく、すぐに部屋に戻れるのがホテルのレストランのいいところでもありますよね。おかげさまで贅沢な夜を過ごさせていただきました。

Le Coin Vert

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数ヶ月がかりの仕事が一段落した夫が「この週末はお出かけしたい」というものですから、都内のホテルに一泊しに来ました。どこにするかは夫にお任せでしたが、神楽坂のアグネスホテルだというので、だったら、チェックインしたら、まずはル・コワンヴェールのケーキを食べなきゃいけないな…ということで、チェックイン時間にほどよく空腹になるようにお腹具合を調節しつつのお出かけと相成りました。

ホテルに隣接するパティスリーですが、テイクアウトが基本です。ホテルのロビーでも食べられるけど、選択肢が少ないし、そもそもゆったりとケーキを食べるような感じの場所じゃないので、部屋に持ち込んで食べます。「部屋で食べます」というと、保冷剤の代わりに紙皿とプラスチックフォークを添えてくれました。でも、今回はフォークは持参したのでした。

ケーキというよりも、デセールだよなぁ…って感じの華やかなショーケースを眺めながら、一生懸命4つに絞る。私は大人になってから無性にサバランが好きになったので、まずはSavarin normand(サバランノルマンド)。こってりチョコケーキの気分だったので、次はFortissima(フォルティッシマ)。ここまでは自分が食べたいものを選ぶだけだったのであっさり決まりましたが、ここからが難しい。結局、どう転んでも間違いがないFraisalia(フレザリア)、Agnes choux.(アグネスシュー)と、用は、ショートケーキとシュークリームというド定番品をチョイスしたのでした。晩ご飯前に4つも食べちゃってさ…と自分でも思いましたが、確定申告の準備の際にレシートの整理をしていたらなぜかレシートの束の中から2000円が出てきたので、これ幸いと2000円分のケーキを買ってしまったのでした。

しかし、今回買ったケーキはことさらにどれもこれも美味しかったです。

サバランは、お酒は全く強くなく(というか、お酒入ってるのでしょうか?)、青リンゴの風味の上品なシロップをたっぷり吸ったケーキの上には、キャラメルの風味をまとったりんご(煮ているのか、焼いているのか)、生キャラメル、カリカリにキャラメリゼされたくるみ、それらをキャラメル風味のクリームでつつみ、シナモンパウダーがたっぷりふりかけられています。このサバランは本当に美味しい!

フォルティッシマは、いわゆるオペラの一種ともいえますが、あえてチョコケーキと言いたい。中に重ねられたチョコレートクリームの味わいがすばらしい。濃厚だけどくどくなく、しかしやっぱりしっかりこってりしていて、チョコレートのお菓子を食べているなぁ…と言う満足感に浸れます。夫もこれはものすごく気に入ったようで、2人で取り合い。

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フレザリアはベーシックな味わい。しかし、スーパーショートケーキと味の雰囲気が似ていて、これまた美味しい。アグネスシューはレモン風味のカスタードがたっぷり。レモンカード? と思ったけど、酸っぱくも甘くもなく香りだけだったので、レモンオイルなどで風味付けをしてるのかも。予想外だったので食べた瞬間は驚きましたが、これもなかなかよい。

それにしても美味しかった…。食べ終わるのがさびしいなと思うほどでしたが、しかし、美味しいケーキってホントに素晴らしいものですね。

ガーデンラウンジ

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ニューオータニで朝ごはんが食べられるのは、本館1F(ロビー階)の「SATSUKI」、ガーデンタワー40Fの「Top.(トップ)」、ガーデンタワー1F(ロビー階)の「ガーデンラウンジ」、同じ階にある「紀尾井なだ万」の4カ所。実を言うと、先月、「SATSUKI」で朝ごはんを食べたので、今回は「ガーデンラウンジ」に行ってみることに。

和洋中で160種類のお料理が揃う「SATSUKI」に対して、こちらはコンチネンタルビュッフェ。ただし、その分、お値段は「SATSUKI」の約半額とグッとお手頃になります。

コンチネンタルビュッフェというと、パンとハムとチーズ。シリアルに、ヨーグルト、果物。この辺を組み合わせてさっと食べるというイメージが強いのですが、しかしそこは、ニューオータニ。パンは、SATSUKIのパンで、プレーンは勿論、甘いのからお食事パンまで、様々な種類のパンがプチサイズで用意されておりました。パン好きなのでこれだけで十分満足。他には、シリアルバー、サラダバー、フルーツバー、ドリンクバー。いずれも複数種類用意されていて、コンチネンタルと言えども選ぶ楽しみがあります。

最初は、サラダをたっぷり、ほんのちょっと生ハムとオリーブ。リコッタチーズのマフィン、ドライトマトとベーコンのベーグル。ヨーグルトに果物。たっぷりのコーヒー。

ガーデンラウンジ
夫はクロワッサンとなんか甘いパン。果物(パイナップル)、サラダ(プチトマト中心)、トマトジュース。コンチネンタルビュッフェでも、ほぼいつも通りのメニューです。プチトマトは分かるのですが、パイナップルって、いつもあると食べてるけど、そんなに好きなの? と、いつも思います。

背景は、ニューオータニの日本庭園です。特に特徴がある庭ではないのですが、バランスがいいので良い眺めに見えます。やはり、物珍しいからでしょうか、外に出て歩いてみたり写真撮影をしたりするのは、ほとんどが外国人観光客でした。

ちなみに、SATSUKIは、日本の団体客が大勢を占めている印象でしたが、ここガーデンテラスは逆に外国人の個人客が半分以上で、全く雰囲気が違います。正直に言いますが、どれだけSATSUKIで出てくるお料理が豪華でも、私は、ガーデンテラスで食べるほうがずっと好きだなぁ。景色が良くて、静かで落ち着いて食事ができる。勿論、料理はすべて美味しいし。卵料理も、肉料理もなくても、大満足でした。

ガーデンラウンジ
二ラウンド目は、甘いパン中心で。前回、SATSUKIで食べそこなった、カスタードを練り込んだパン(名前忘れた)、レーズンブレッド、アップルデニッシュ。どれも美味しいですが、特にデニッシュが美味。

手前にあるのは、自家製ホイップバター。結構塩がしっかり効いていて、普段、無塩バターばかり食べてる私にはちょっとびっくりする塩辛さだったのですが、多分、これ、カリッと焼いたトーストに塗って食べると、相当美味しいと思います。奥はイチゴジャム。ホテルメイドって感じの味。ハウスメイドと比べて良い悪いってことは全くないのだけど、それにしても、味の方向性が全然違うなぁ。

他にもいろいろ食べたいパン、いっぱいあったけど、お腹的に限界。残念…。

ヨーグルトサラダ食べて、コーヒーでシメ。お腹がいっぱいだーと言いながら仕事に行きました。

AUX BACCHANALES

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食事が目的で行っているわけではないので、ニューオータニに行ったからと言って、晩御飯がトゥールダルジャンや久兵衛ってことはありえないわけで。そもそも、この2店に限らず、ニューオータニにある飲食店は、ドレスコードがあるお店が多く、私達にとっては敷居の高いお店ばかり。

だもので、当初は四ツ谷まで出るつもりでしたが、日曜日の四ツ谷は普段に輪をかけて外食不毛地帯(行こうかなと思っていたお店は全部定休日だった)。もはや、アトレ四谷の中にあるPAULしかないな…と思いましたが、ふと、ホテルのすぐ脇にオーバカナル(紀尾井町店)があるじゃん、と気づいて、晩御飯はそこにすることに。ご近所さんなのか、普段着風情なカジュアルないでたちの人も半数ほどいて、ホッとする。

グラスワインの白を貰って、キッシュ、ムール貝とフレンチフライポテト、シュークルート。

オーバカナルのムール貝とフレンチフライポテト

オーバカナルのシュークルート

お値段そこそこで、ボリューム満点。こういう気取りのないお店が近所にあるのって、羨ましいなぁ。

SATSUKI

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特に理由もなく、ニューオータニに泊まりに行きました。

夫の数少ない趣味のひとつに、「家以外で寝る」というのがあるのですが、あれこれ「良かったね」「失敗したね」というのを繰り返した結果、一番失敗が少ないのは都心の高級ホテルであり(まぁ、当たり前だよな)、そういうホテルでもとんでもなく安い値段で泊まれる日がある、ということを知ったそうです。で、ニューオータニってのは、日曜日に泊まりに行くとかなりおトクなんだそうで、「一人で行っても、二人で行っても、宿泊費は変わらないので、ご一緒に」と言われて、一緒に行った次第なのであります。

ニューオータニといえば、私の中では、SATSUKIピエール・エルメ。そして、SATSUKIのデザートと言えば、「スーパーシリーズ」。以前に、スーパーショートケーキを食べた際に、今度は他のスーパーシリーズも食べてみたいものだ…と、心密かに思ったものでしたが、思ったよりも早く叶って嬉しいなぁ。

この日、店頭にあったスーパーシリーズは、スーパーメロンショートケーキ、スーパー黒豆カン、スーパーPureプリン、スーパークラシックツインロール、スーパーモンブラン、スーパーチーズケーキ、スーパークロワッサン、だったかな。あと、エキストラシリーズってのもあって、エキストラPureメロンミルフィーユ、がありました。スーパーとかエキストラなどと冠するだけあって、いざ注文する段になって値段を見ると眩暈がしましたが、しかし、食べたかったのだからと初志貫徹(このために、お昼だって軽めにしたのだし)。私はスーパーメロンショートケーキ、夫は普通のレアチーズケーキ。ちなみに、夫のほうはケーキセットで注文できるのですが、そのお値段よりも、スーパーメロンショートケーキ単品のほうがお高いのでした。おおぉ…。

ご覧の通り、うっとりする断面ですが、食べてもうっとりする美味しさでした。なんていうか、究極のベーシック。いい材料を使って、奇を衒わずに作る。素直に美味しいケーキでした。バクバク行きたいところでしたが、値段が値段だけに一瞬でなくなっちゃうのが寂しくて、ちみちみと食べる。周りは、七五三のお参りがえりと思しき家族連れが多くて、にぎやかな店内でした。

サツキのナポレオンパイ

スーパーメロンショートケーキ1個で十分満足したつもりだったのですが、併設のペイストリーブティックに寄ったら、むくむくと他のケーキも食べたい気分に襲われて、あれこれ悩んで、ナポレオンパイを買って、部屋でも食べる。

スーパーシリーズの現代的な、洗練されたすっきりした美味しさとは対照的に、ものすごく時代がかった味わいでビックリ。有塩バターを使った(と思われる)パイに、砂糖を控え、しっかり固く、コッテリめに仕上げたカスタードクリーム、美味しいけれど、美味しいというよりも懐かしさが先立つ味でした。

ちなみに、もう、さすがに、写真には撮らなかったのですが、晩御飯を食べた後にも、もう1個ケーキを食べまして(今度は、普通の、イチゴのショートケーキ。美味しかったです)。よくよく考えると、楽しみにしていたとはいえ、よくもまぁ、3個も食べるよなぁ…と、少し自分に呆れました。

津軽帆立めし

津軽帆立めし by nekotano

大宮駅構内の、「駅弁屋旨囲門(大宮エキュート店)」は、駅弁好きにはつとに知られたお店でして、とりあえず大宮駅を通る用事があれば、なんとなくのぞいてしまいます。なんといっても、地元の駅弁だけでなく、東北本線沿線の駅弁を集めてくれているのがいいのです。

最早さんざんご飯を食べた後にも拘らず、やっぱりのぞいてしまい、何とも美味しそうだった「津軽帆立めし」という弁当を買う。つがる惣菜という、五所川原にあるお弁当屋さんのですが、ホームページを見ると、どれもこれも美味しそう。素朴を極めるとごちそうになる、っていうか、そんな感じ。

このお弁当も、弁当好きの心を分かってるなーという感じの組み立て。2種類の帆立が入った炊き込みご飯に、ほんのり甘くて、ものすごく大きな卵焼き。煮物少々に、きゅうりの浅漬け。シンプルだけど、丁寧に作られていて、だからとても満足感がある。美味しかったなぁ。東京駅でも販売しているようなので、ぜひ違うお弁当も食べてみたい。

お供は、八戸で買ってきた桃川の杉玉(純米)。さらっとし過ぎていてちょっと驚いちゃいましたが、弁当を食べながら飲むにはちょうどよかったかも。

しかし、4時半に起きて6時台の新幹線に乗って八戸へ行き、ウミネコみて、うに丼食べて、トレッキングして、駅弁食べて、今また駅弁食べながら酒飲んで。でも、まだ22時にもなってないの。こんなに1日をフルに使いきったのは初めてかもしれん…。まぁともかく、充実した日帰り旅行でした。

サザコーヒー

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大宮に着いた私は、無性にソフトクリームが食べたい気分だった。だって、猛烈に日焼けしてるし、汗は大量にかいたし(シャツに塩が浮いていた…)、お酒飲んだし。甘くて冷たいものが食べたくなるのは当然。

大宮駅構内は、いろいろあるから、ソフトクリームも簡単に見つかるだろう…とおもったら、案外なくて焦る。もうアカン、府中本町に付いたら駅前のセブンイレブンでアイス買うわ…と思ったら、ふと目に留まったサザコーヒーのメニュー看板に「ソフトクリーム」の文字が。あったわー。

夫が「俺も」というので、二つ注文。ふたりして、黙々と食べる。すごく美味しかったなぁ。

八戸小唄寿司

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無事、八戸駅までたどり着き、17時6分発東京行きのはやぶさに乗車。もちろん、帰りは普通車です。

八戸駅は新幹線停車駅ということもあって、駅弁の種類が多いと聞くのですが、前回行った際も、今回も、時間が悪かったのか、ほとんど選択肢がない状態。一応、主要メーカーのホームページ(吉田屋ニュー八ウェルネス伯養軒青森支店)を見て、食べたいものの目星は付けておいたんですけどねぇ。

最期の1個だった「八戸小唄寿司」を購入。昭和36年に生まれた、八戸で一番古くて有名な駅弁だそうです。

ありていに言えば、鯖と紅鮭の押し寿司で特に面白味があるわけではありませんが、そこはやはり、昔からある弁当だけに、味わいが絶妙。鯖も鮭も、結構がっちり〆てありますが、酢飯とのバランスが絶妙で食べ飽きない。そもそもご飯が美味しい。

あまりによく冷えていたので思わずふたを開けてしまった、南部美人(上撰)のカップ(一緒に買った「おーいお茶」もキンキンを通り越してカキンコキンに冷えていた)。さすがに、押し寿司と日本酒って、どうかなぁ…と思いつつも、いやはや、よく合う。この組み合わせ、旨い。

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夫は、吉田屋の「海女の大漁めし」。加熱式容器なので、匂いがスゴイのかしら…と二人でドキドキしながら温めましたが、心配したほどではなかった。ご飯の上にめかぶが大量に敷き詰められていたそうで、私はめかぶ好きだからいいけど、夫はちょっとしんどかったかもね。

こんなヘトヘトなところに日本酒飲んだら寝るな…と思っていたのですが、何故か睡魔はやってこず。パンフレットを読み返したり、ぼんやり車窓を眺めたり。普通車で十分なんだけど、でも、グランクラスの座席は快適だったなーと、行きの極楽を反芻したりして、大宮までの道程を過ごす。

波光食堂

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グランクラスに乗り、蕪島神社でウミネコを堪能…の次は、種差海岸へ行って、お昼を食べる! です。

蕪島から種差海岸へは、種差海岸遊覧バス「ワンコインバス・うみねこ号」を使います。観光シーズンのみ、鮫駅から種差海岸までを100円で運航してくれるとってもありがたいバスなのですが、なんたることか、夫があらかじめ印刷してきた時刻表とバス停に貼ってある時刻表が(だいぶ)違う。よく見ると、夫が印刷した時刻表は平成23年度のもの。バス停の時刻表は今年の7月19日に改訂とある…。おかげさまで、30分、バス停で時間を潰す羽目に…。

家に帰って調べると、八戸市交通局のページから直接アクセスすると最新版の時刻表が見られましたが、八戸市のホームページからリンクしている時刻表のページは平成23年のままでした。時刻表が改訂されるたびに上書きではなく新規ページを作っているようでして、それ、ダメでしょー。

おかげで、種差海岸へ着いた時には、おなかぺっこぺこ。

種差海岸近くには数軒の食堂がありますが、どこも美味しそう…。っていうか、どこで食べても美味しいハズなので、ぐるりとまわって、なんとなく入りやすそうな雰囲気のあった、波光食堂へ。

八戸といったら、一般的には、「鯖」と「イカ」だと思うのですが、我が家的には、数年前に八食センターで食べた生うに丼の美味しい衝撃が未だ冷めやらず、「生うに」のイメージが強いのです(確認したら、以前八戸に行ったのは、2010年8月6日でした。もう4年も前のことなんだ…)。だから、やはり、八戸に来たならば何をさておき、生うにを食べなきゃいけません。

でも、東北の太平洋沿岸は「磯ラーメン」というB級グルメが有名でして、やっぱりそれも食べたいなぁ、と。で、何を食べるか、どう食べるか、うじうじ悩んでいたのですが、そういう客は多いようで、なんと、ミニラーメンとミニ丼のセットがあったのでした。

ミニ丼にできるのは、生うに丼、うに丼、磯丼の3種類。とこで、「うに丼」と「生うに丼」って何が違うの? と思ったら、うに丼はなんと、うにの卵とじ丼なのでした。磯丼は、魚介の卵とじ丼のようです。これはこれで気になりましたが、ラーメンに蒸しうにが乗っているから、やっぱり丼は生うにで!

ミニといいながらも、私には十分な量です。うにが美味しい、ご飯も美味しい。

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磯ラーメンもミニと言いながら、十分な量。磯ラーメンにミニ丼というセットメニューもあったのだけど、ミニミニセットにして正解だったわ…。サイズが違うだけで、具の組み合わせなどは、レギュラーサイズと全く同じようです。

それにしても、このスープ、もんのすごく美味しい! ラーメンのスープってできるだけ飲まないようにしているんですけど、今日は、思わず全部飲んじゃいました。いちご煮を思わせる味わいが、ホントに後を引く。あー、美味しかったなぁ。

ラーメンの隣にあるのは、夫が注文した生うに丼についてきた小鉢。しめ鯖、めかぶ、オクラの酢のもの(?)。夫が「いらない」と言ったら貰うつもりでいましたが、黙々と全部食べていました。(鯖嫌いの)夫が美味しかったというのだから、きっと相当美味しかったと思います。

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散々迷った私と違い、夫は、品書きも見ずに、生うに丼。お味噌汁は、「貝の出しかな?」と言っておりました。ちょっと変わった風味で美味しかったそうです。

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意外と奥行きのあるお店で、宴会もできるようです。「民宿」の看板もかかっていたけど、今はやっているのかな。それにしても、美味しかったー。幸福感Maxでしたね。

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パンパンのお腹をさすりながら、できたばかりの種差海岸インフォメーションセンターをのぞき、様々なパンフレットを頂戴した後、いざ、トレッキング。

インフォメーションセンターの真ん前にはすでに、立派な天然芝が広がっていますが、何とも絶景。海からの風が心地いい。途切れることなく吹く風に、ああ、風の谷ってこんな感じなのかな…などと、柄にもないことを想ってしまいました。この芝生を見るだけでも、十分に価値ある旅行です。

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今年の5月に、蕪島、種差海岸、階上岳、階上海岸を合わせて、三陸復興国立公園に指定されましたが、種差海岸自体は昭和12年には国の名勝に指定されており、古くから遊歩道が整備されています。

種差天然芝生地、種差キャンプ場を抜けると、淀の松原。

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淀の松原を抜けると、岩肌ゴツゴツの海岸線となります。右は、「白岩(しらいわ)」。白いのは、ウミウの糞だそうです。

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深久保漁港を抜けると、白浜海水浴場。関東圏のイモ洗い浴場とは違って、気持ちよさそうです。遊歩道がないので、地元の若い衆がバーベキューなどを楽しんでいる傍らを黙々と歩く。おおお、何という苦行なのでしょう。

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綺麗で歩きやすい遊歩道が整備されていますが、時折、どこを歩いていいかわからなくなる時もあって、延々と砂浜の上を歩いたり、逆になぜか車道を歩かざるをえなかったり。大須賀海岸の砂浜の上を歩いていた時は、余りの辛さに、半分意識を失っていたような気がします。砂浜は辛い。

辛い辛いばかり言っていますが、大変に楽しい道でもありまして。なんといっても、植物。山ほど写真を撮りましたが、短い夏を堪能するかの如くに様々な花が咲き、ひとつひとつ見るだけでも楽しい。加えてバラエティ豊かな景観、気持ちの良い海風。本当にいい道だと思います。今日は日帰りなので慌ただしかったですが、今度はどこかに泊まって、もう少し長い距離をじっくり歩きたいです。

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中須賀を抜け、タイヘイ牧場の前を通り、葦毛崎展望台へ。もともとここまで歩く予定はなかったのですが、バスのタイミングが合わなかったので、歩いちゃいました。しかし、ここまで歩けた自分に、ただただ驚き。

右の写真は、葦毛崎展望台から天然芝生地を望む景色。分かり難いですけど、写真上部のうっすらと半島のように突き出た先っぽあたりから歩いてきました。一体何キロ歩いたんだろう…(たぶん、4キロほど)。

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葦毛崎展望台には、コロンバイルというカフェテラスがありまして、ソフトクリームが名物だそうですが、それよりもなによりも、ポカリが飲みたいーーー。というわけで、自動販売機にあったのを幸い、夫と半分こ。こんなおいしいポカリは生まれて初めてですよ、というくらい、身体に沁みた…。

 

グランクラス和軽食

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突然ですが、日帰りで八戸まで行ってきました。

というのも、夫が、「グランクラスに乗ってみたい。乗りに行かないか?」と、急に言い出したからです。最初聞いた時は、ちょっと前に軽井沢に行ったばかりだし、しばらく旅行はエエやろ…と思いましたが、ここ最近はちょっと見ないほどに猛烈な勢いで働いているのでダメと言いにくいうえに、8月に入ると東北は祭りシーズンで観光どころじゃなくなるし、お盆が過ぎるともう寒い。行くなら、今しかない…という状況なのでした。

グランクラスとは、JR東日本の新幹線の特別車両の名称のひとつで、イメージ的には、新幹線のファーストクラスと言った感じ(料金は、グリーン車料金にプラス5000円なので、飛行機のファーストクラスよりはお手軽ではあります…)。サービス開始はつい最近と思っていましたが、調べると、2011年3月には開始されているので、もう、結構経っているのですね。グリーン車だって相当贅沢なので、一生乗ることはないだろう…と思っていましたが、まさか、乗る機会がやってくるとは。

グランクラスは、東北新幹線と長野新幹線で導入されていますが、素晴らしいシートをじっくり堪能するには青森くらいまで行くのがいだろう、ということで、「はやぶさ」に乗って八戸まで行くことに。

新青森まで行ってとんぼ返りする、「アホー列車」ごっこをする事も考えましたが、残念ながら、百閒センセーのように、電車乗って、酒呑んで、それだけで満足できるほど大物ではない(内田百閒の『第一阿房列車』はもちろんだけど、一條裕子さんの手による漫画も素晴らしいので、読む際にはぜひ併読をお勧めしたい)。やっぱり出掛けたならば少しは観光もしたいよね…と考える凡人は、八戸まで行き、

  • 蕪島でウミネコを見る
  • 生うに丼、磯ラーメンを食べる
  • 種差海岸の天然芝を見る
  • トレッキングする

の4つを目的として組み込んでみたのでした。奇しくも目的地八戸では、7月31日~8月4日の期間に「八戸三社大祭」という、ものすごく大きなお祭りが行われるそうで、日帰りだから特に問題はなかったものの、泊りだったら、宿を探すのはちょっと大変だったかもしれません。

前フリが長くなりましたが、冒頭の弁当は東京駅で買った駅弁ではなく、グランクラス内で提供された軽食です。和軽食と洋軽食から選択できますが、ふたりとも、和で。だって、なんだか、こっちの方がおかずが多いし、美味しそうなんだもの(洋軽食はサンドイッチがメイン)。

駅弁を見慣れた目には、「あら、ちょっと少な目…」と感じるサイズなのですが、実際には、十分な量。これから旅に行くわけですから、ここでお腹いっぱいになってもしょうがないわけで、程よく、しかし、満足できるように心配りされている感じを受けました。

和軽食は、NRE大増製。同封のお品書きには「東北編」とあり、東北各地の名産、名物を意識した献立となっています(上り下りや、季節によって、メニューが異なるようです)。

  • さわら味噌幽庵焼
  • 蓮根煮
  • もろこし真丈
  • しそ巻くるみ揚、赤パプリカ揚
  • 帆立貝ひもと数の子の和えもの
  • 煮物 (野菜豆腐寄せ、玉蒟蒻、蕗、空豆、飾り人参)
  • だだ茶豆ご飯、刻み梅
  • びわ蜜煮

どれも品のいい味付けで美味しかった。飲み物は、あおもりシードルにしましたが、ドライな味わいのシードルともよく合いました(このシードルが美味しかったので、お土産に買えないかなぁと思ったのですが、時間がなくて探し切れず。残念)。

ちなみに、グランクラスでは、アルコールを含む飲み物が、飲み放題。ザルの方なら、軽食+アルコールでグランクラス料金の元が取れるかもしれませんね。

軽食の他に、おつまみとデザートが付きます。おつまみは、亀田のミックあられ。デザートは、アルパジョンという八戸の洋菓子店の「青森ルージュア」というりんご入りのパウンドケーキ。素朴な甘さが美味しいです。

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夫が時刻表と首っ引きで立てた計画に従って、6時32分東京発のはやぶさ1号に乗車。これ、二戸より北に行く新幹線としては始発です。こんな早い時間から動いてるんですよねぇ、新幹線って。連結しているこまち1号は盛岡で切り離されて秋田へ向かいます。

グランクラスは、はやぶさの先頭車両にあり、専任のキャビンアテンダントさんがお迎えしてくれます。

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誰もいなかったので、思わず車内の写真も撮ってしまった(笑)。詳細は、JR東日本の特設サイトをご覧になるといいですが、ものすごいプライベート感の強いシートで、とっても快適。ただ、プライベート感が強いあまり、隣に座っている夫に声を掛けるのに一苦労。普通の大きさで声を掛けても届かず、声を掛け合う度に、老人の会話のような感じになっていた。

しかし、ここまで足が延ばせるシートに座ったのは初めてで、それがこんなにも快適だとは思わなかったです。私は新幹線独特の小刻みな振動がかなり苦手なのですが、盛岡まではそれも全く感じず、本当に気持ちよかった。

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9時22分に八戸駅に無事到着し、八戸線に乗り換え。本当は10時7分の久慈行きに乗る予定でしたが、どうやら9時28分の鮫行きに間に合いそう。が、なんたることか、八戸線はJRなのに、スイカが使えない。戸惑っていると、駅員さんに「これ持って後で払って!」と紙を渡され、走って飛び乗る。あれ、八戸線なのに、青い森鉄道の証明書でいいのかな…と思ったけど、特に問題なかった(よかった…)。

それにしても、久しぶりにディーゼルエンジンの列車(汽車っていわなきゃいけんのかな…)に乗りました。あと、冷房が扇風機だけってのも懐かしい。こういうものを懐かしいなぁと思う年齢になったのだなぁ。

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蕪島は、鮫駅からバスで1駅もしくは、1キロ弱ほど歩いたところにあります。昔は本当に島だったそうですが、戦争中に海軍が埋め立ててしまったそうで、今は地続きです。島の頂上に蕪島神社があります。

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蕪島神社は、国内有数のウミネコの繁殖地として知られておりまして、ぜひ一度行ってみたかったのです。

八戸市のホームページによると、おおよそ、2月中旬~4月中旬にかけてやってきて、5月の間に巣作り、産卵、抱卵、6月は子育て、7月になると順次巣立ちし、8月までには去っていく…というサイクルだそうです。つまり、もう、今が、今年蕪島でウミネコを見る最後のチャンスなのでした。

もうほとんどいないのでは…と思いましたが、十分すぎるほどにウミネコだらけで、当初の目的を達して大満足。山ほど写真を撮ってきましたが、とりあえず2枚だけ…(そのうち、足すかも)。

ただ、蕪島神社のホームページにある「ウミネコ観察(2010年)」というページを見ていたら、まぁ、もう、最盛期にはヒッチコックの「鳥」並みの大群(もっとかも…)のようでして、そんな恐ろしい光景も、ぜひ一度、生で観てみたい気がします。

それにしても、どこもかしこも、ウミネコの糞だらけ(笑)。鳥の糞には慣れているほうだと思いますが、さすがに、魚を食べる鳥の糞はうけたくないなぁ…と思いつつ、ウミネコを堪能いたしました。顔はやや邪悪な感じもありますが、まじまじ見ているとなかなか可愛げがあります。声も可愛い。蕪島ではウミネコのほうが主人なのでしょう。人間を恐れる風はなく(人に興味がないというほうが正しいかも)、マイペースでのんびりした雰囲気の鳥が多かったです。

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かなり写真を撮ってきているのですが、なかなか整理しきれないので、とりあえずは、ここまで…ということで。