夫が晩ごはん不要なので、私一人で簡単に。お昼と同じく、麻婆たけのこを温め、からし菜のオイル煮、叩きわらびで、熱燗1本。
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麻婆たけのこ
大量に仕込んだ麻婆たけのこで簡単お昼。軽く温めてから、チンしたご飯にたっぷり乗せ、これまたたっぷり作っている、のらぼう花芽のオイル煮を添える。
汁物は、鶏がらスープの素を溶いて、少し残った焼売の皮と溶き卵のスープ。これが案外おいしかった。
ちく天と叩きわらび
ちく天
瀬音の湯の直売所でこごみを買ってきたので天ぷらにしよう。たけのこもあるし、ちくわもあるし、一緒に揚げちゃえばいいよね、って感じで晩ごはん。
たけのこは、『モンスーンの食卓 春夏篇』にある、藤井宗哲さんの「丸汁」のレシピを拝借。これ本当は、汁物の具なのです。本では、たけのこの根元の部分をすりおろし、軽く絞ってから、れんこんのすりおろしを加えて混ぜ、木の芽を芯に団子に丸め、きつね色になるまでじっくり揚げる。わかめ、三つ葉と一緒にお椀に入れ、だし汁をはる。
で、本では、「汁に入れずに、揚げたてに塩を振って食べてもいいものです」とあるので、やってみた次第。塩だとあっさりしすぎたので、天つゆに浸して食べましたが、結構いい感じでした。たけのこの根っこまであまさず食べられるのもいいです。
あとは、こごみとちくわの磯辺揚げ。今回のちくわは、いわゆる焼きちくわを使ってみたのだけど、いつものお手軽ちくわと違って、揚げあがりはもっちりしている。ちく天とひと口に言っても、ちくわがちがうと、だいぶ印象が異なるんだなぁ。
揚げている合間に、これまた瀬音の湯の直売所でたくさん買ってきた、のらぼう菜の花芽をオイル煮に。とう立ちだから安い的な貼り紙があったけど、スジっぽいところも全くなく、問題なくおいしかった。
麻婆たけのこ弁当
お昼に作った角煮のタレ味ではなく、いつもの麻婆の味付けでたけのこと豚肉を炒めたものも作っていました。ミニ丼の体で、お弁当にして持っていきます。からし菜のオイル煮をそえましたが、これ単体で食べると癖のある苦さが、結構おいしい。お昼は、混ぜたのがいけなかったんだな…。
今日は、四月大歌舞伎の夜の回を見に行きました。演目は、絵本合法衢の通し。仁左衛門が大学之助と太平次の二役を演じるのですが、今回で一世一代とのことで、ことのほか楽しみに出かけました。南北好きだし。一世一代というのはこの役はこれで演じ納めですと宣言することなんですが、以前テレビで「年を重ねることがよい味になる役もあるが、そうでない役もある。そうでないお役の場合は、自分で線を引かないと。そうしないと、いつまでも演じ続けてみっともない姿をさらすことになる。本当はいつまでも演っていたいのだから。」と言った意味のことを話していたが、役者の美意識と欲ってのはアンビバレンツなこともあるのだなぁと、ちょっと印象深かった。
数年ぶりに見て、まず最初に思ったのは、まぁよく人が死ぬ話だよってこと。南北さんはサイコパスを書くのが好きなのかなと思うくらい、主人公の二人は何のためらいもよろこびもなくばさばさと人を殺す。愛嬌満点の太平次パートがなければ結構しんどい話のような気もするのだけど、でも太平次も金の亡者でサイコパスなんだよなぁ。ほんと人って不思議だよ。
最後は、大学之助が仇討されておしまいなんだけど、決定的瞬間はなしで、切り口上でシメ。切り口上って最初観た時はびっくりしたけど、いかにも芝居っぽいし、見終わった後の後口がいいので、結構好きです。
角煮味の炒め物
若竹煮
たけのこもらったら一度は作らないとね…というのが、若竹煮。もらった気楽さで贅沢に穂先だけをたっぷり使って作る。作って、食べて、いっつも思うけど、たけのこと木の芽とわかめの組み合わせって、素晴らしすぎる。
姫皮もたっぷりあるので、とりあえずサラダ。ルッコラを敷いて、姫皮をこんもり盛り、スモークチーズをダイスに切ったものを散らす。ドレッシングは、バルサミコ酢、しょうゆ、オリーブオイル。パルミジャーノを使いたかったけど、切らしていたので、スモークチーズを使いましたが、まぁ悪くないという感じ。
たけのこの堅い部分をすりおろして、鶏ももひき肉と合わせて、シュウマイを作ってみました。元ネタは『かえる食堂 干したり漬けたり』にある「たけのこつくね」なんですが、あー、これは、焼くからおいしいんだなぁ…と言うことがよくわかりました。蒸すと、ちょっと水っぽい。柔らかくてえ食べやすいのはいいんだけど、もうひとつ、工夫の余地ありだな。
メバルの煮つけと竹の子サラダ
実家から大量のたけのこが届いたので、ゆでたりむしったりで半日仕事。たけのこは皮ごとゆでなければならないと思い込んでいたけど、もはや鍋に入るはずがないほどに巨大なたけのこもあったので、むしってぶつぎりにしてゆでましたが、特に問題なかったので、来年からはもう皮をむいてゆでます。ただし、ぬかを洗い流すのが面倒だったので、その辺は痛し痒し。まぁ、ケースバイケースで乗り切ればいい…と言うことはよくわかりました。
大量にあるので、恐らく大半は中華料理で消費される気がしていますが、最初くらいは和風で食べようと、メバルの煮つけと一緒に煮ました。メバルなんて、大昔に料理教室で触って以来だよ…と思って、色々本をあさりましたが、『基本の煮もの炊きもの』(村上昭子、杵島直美)を見たら、「下処理をしたときに肝だけ取り分けておき、煮つけにする時に一緒に煮る」とあって、ああー、それ下処理する前に読めばよかったーと地団太を踏みました。次の機会にはぜひ…。
結局味付けは、『ベターホームの魚料理』のレシピ通りに作りました。みりんがたくさん入った、意外と甘めの味付けでした。みりんの量が多いのは煮崩れ防止の意味合いもあったのかなぁ。ともあれ、久しぶりの煮魚はおいしかった、もちろん、脇に添えたたけのこも。
奥は、穂先をスライスしてサラダに。オリーブオイル、バルサミコ酢、しょうゆを1:1:1で混ぜたドレッシングに、木の芽、パルミジャーノを散らして、一緒に食べます。たけのことチーズってほんとに相性いいよね。
今年もたくさんありがとう。これからせっせと食べます。
ホンビノス貝の酒蒸し
少し前の「食彩の王国」ホンビノス貝の回で、「砂を噛まないタイプなので砂出し不要」と紹介されていたのに興味を持って、スーパーで見かけた折に買ってみました。蛤と同じくらいの大きさですが、国内産の蛤と比べると半分から三分の一くらいのお値段です。砂出し不要といいつつも、色々検索するとモヤを出させた方がいいらしいので、3%の塩水に一晩つけておきました。
原産はアメリカで、彼の地だとクラムチャウダーに使うらしいのですが、4個しか買ってきてないし、初めてなのでとりあえずシンプルな酒蒸しにしてみることに。口を開けたのに気づかず少し火を入れすぎたのですが、なかなかおいしかった。案外磯の香りが強かったですが、アサリほど塩気は感じず、うまみは強く(蒸し汁もおいしかった)、調理しやすい貝だなと思いました。今度はクラムチャウダーにしてみよう。
蒸している間に、たけのこ、なす、鶏もも肉、玉ねぎを角切りにし、パクチーだれ(パクチーの軸のみじん切り、太白ゴマ油、シーズニングソース、ナンプラーを混ぜたもの)でジャッと炒めたものを作る。黒米を茹でておいたのと混ぜて、ワシワシ食べました。黒米、だいぶ昔に、市のイベントの景品で貰ったものでしたが(黒米は府中市の特産品のひとつ)、どう食べていいか分からず、ずっと死蔵されていたもの。最近、雑穀と同じように使えばいいのかと気づいて、茹でてみたのですが、案外おいしいですね。色はホントすごいですけど。
あとは、きゅうりの塩もみに、白ごま、オリーブオイル、ポン酢をかけたもの。かにかまときゅうりのオイポンドレ和えが、換骨奪胎されてこんな形に…。
たけのことセロリの炒め物
先日、波多野亮子さんの『家で作れる[本格]中国料理』に「芹菜冬笋」(チンツァイトンスン・たけのことセロリの炒めもの)という料理があるのを見つけたので、たけのこがあるうちに早速作る。ものすごく簡単なのだ。せん切りにしたたけのことセロリをサラダ油で炒め、あらかじめ混ぜておいた、塩、砂糖、薄口、うまみ調味料(ないので使わなかった)を加えてなじむように炒めるだけ。組み合わせの妙なのか、しみじみおいしい。やさしい味なので、たっぷり食べられるのもよい。これはいいレシピを見つけたなぁ。
魚やさんで、調布空港直送(八丈島)と書かれたムロアジを買ったので、腸を取って、塩焼きに。ムロアジって、アジといいながら、味はほぼサバなのね。しっかり身が締まっていて、おいしかった。
魚を焼いている間に、白いんげん豆ときゅうりの塩もみ、刻んだハムをドレッシングで和えたサラダ。