タグ別アーカイブ: オーボンヴュータン

トースト

今日は月曜日なんだけど、成人の日でお休みでして、ハッピーマンデーによる三連休の最終日なのでした。それにしても、ハッピーマンデーという名称は、なんというか、時代を感じる。三連休の最終日の朝って、家でのんびりする人が多いのか、なんだかひっそりした感じがします。

トーストにバターとはちみつ。コーヒー。

はちみつは、トレーズデセールに入っていたもの。プロヴァンスのはちみつだそうで、アカシアやレンゲに比べるとちょっと濃い感じ。

皿うどん

半端野菜が揃ったときの救世主、皿うどん。ターサイ、ネギ、赤玉ねぎ。かまぼこぐらい入れたかったが何にもないので、動物性たんぱく質はなしで。それでもおいしい。

色んなメーカーがあるけど、うちは、マルタイのノーマル(長崎皿うどん)のが好き。あんかけソース1袋を、2倍の水で溶いて使うのが定番。なので、食べるたびに、あんかけソースがどんどんたまっていく。

コーヒーのお供に、まだ残っているトレースデセールの中から、フリュイ・コンフィ(Fruits Confits 砂糖漬けフルーツの糖衣がけ)。この緑のは、ひょっとして本物のアンゼリカでは…と、内心感激しながら食べました。オレンジのもすごくおいしい。

年越しそば

紅白を見ながら年越しそば。

毎年、紅白不要論という言葉も聞かれるが、お笑いも格闘技も興味ないようなうちにとっては、その年流行っていた歌をさらっと聞ける紅白みたいな番組は、ありがたいっちゃありがたい。今年はラグビーワールドカップがあったので、その振り返りもやってくれたし、70回目という節目の回数だったこともあって、曲間のコネタが例年よりもちょっと豪勢だったような気がした。

年越しそばのお供には、やっぱり天ぷらを添えたい。今年の具は、貝柱と芝エビ、にんじんだけのかき揚げの2種類。

本当は、貝柱、芝エビ、にんじんに、玉ねぎと三つ葉も加えて大きなかき揚げで作りたいのだけど、私の腕ではムリなので、2つに分けてちんまりと揚げる。どうも芝エビってカラッと揚げるのが難しいのだけど、なんとかならんのか。もうちょっと練習せねばな。

お蕎麦は、かじのの十割蕎麦。スーパーで買える乾麺では、これが一番おいしいと思う。

あとは、春菊とにんじんのごま和え、ゆで砂肝のネギオイポン和えをつまみながら、少し飲む。

食後に、トレーズデセールの残りをつまむ。

手前から、カリソン、ナヴェット、フリュイ・セック Fruits Secs(ドライフルーツ、枝付きレーズン、ドライイチジク、デーツ)、ヌガー・ノワール Nougat noir(アーモンドとはちみつの黒ヌガー)。上の引き出しに見えるのは、ベルランゴ Berlingot(パート・ド・フリュイ入り飴)。

ヌガー・ノワールは、先日食べたヌガー・ブランとは、全然風味が違ってビックリ。使っているはちみつが、ちょっと癖のあるもののようで、だいぶ大人っぽい感じの味です。白と黒のヌガーは、トレースデセールでは、特に大事なお菓子だそうで、白は純真、善良さ、黒は不純と悪の力を表しており、このふたつで懺悔する人を象徴しているそうです。なるほど、なんだか年末にふさわしいお菓子だなと思いながら食べました。

紫白菜のスープ

正月に向けて、冷蔵庫整理。紫白菜を蒸し煮にしていたので、それを刻んでスープに。1回火を通しているのに、それでもまだ煮込むと紫色が出てくる。でも味は、普通に白菜でした。あとは、キャロットラペも作って、何とか年内に食べきることを目論む。

玄米ご飯に、加島屋のさけ茶漬け。

食後に、トレーズデセールから、メディテラネ Méditerranée(プラリネショコラとナッツ)を。

一般的には、マンディアンといわれるチョコレート菓子ですが、オーボンヴュータンではなぜかメディテラネ(地中海)という名前で販売されています。トレーズデセールでは、4 mendiansと言われる4つのカトリック修道会を表すドライフルーツやナッツを入れることをお約束としているそうで(ドミニコ会=レーズン、聖アウグスティヌス会=ヘーゼルナッツ、フランシスコ会=ドライイチジク、カルメル会=アーモンド)、マンディアンもその4つを入れるのが定番です。

このメディテラネでは、ヘーゼルナッツ、アーモンド、クルミ、ドライアプリコット、ピスタチオが乗っており、ベースはミルクチョコレートでした。このチョコレートがおいしくて、今度はこれだけ単品で買いたいな、とも思ったり。

キッシュロレーヌ

昼ガッツリ食べているので、夜は簡単に。昨日のキッシュの残りを温めて、半端野菜をかき集めてサラダに。

食後に、トレーズデセールからいくつかつまむ。

手前から、トゥーロン Touron(ドライフルーツ入りはちみつの糖菓)、ヌガー・ブラン Nougat blanc(アーモンド入り白ヌガー)、ナヴェット Navette(香料入り南仏菓子)、カリソン Calissons(アーモンドペーストとフルーツの砂糖漬けを炊き合わせた菓子)。

ヌガー系のお菓子は食べ慣れてないこともあって、ちょっと苦手意識があるんですが、このヌガー・ブランは、それを吹き飛ばすくらい、美味しかったです。すっごく甘いんだけど、食べ終わったらシュッと消えちゃうというか、あんまり後を引かない。ちょっとヌガーのイメージが変わりました。

トレーズ・デ・セール

今年は、クリスマスケーキのほかに、オーボンヴュータンのトレーズ・デ・セールも買っていたのでした。なので、朝ごはんにいただきます。夫は、いつも通りパンで。

正確には、トレーズ デセール ド プロヴァンス(13 dessrlts de Provence)といい、プロヴァンス地方伝統のクリスマス菓子で、本来はイブの日に食べるものだそうです。この13の数字は、キリストと12人の弟子を表しており、最後の晩餐にちなんだものとも言われているそうです。

一気に食べるのは大変なので、賞味期限の早いものから食べていきます。手前がパン・ド・ルイユ Pain de huile(オリーブオイル入りパン)、奥がオレイヨン Oreillon(南仏の揚げ菓子)。

どっちもものすごく素朴な味。パン・ド・ルイユは、パンというより、乾パンみたいな感じで、ナイフで切り分けて食べてはダメで、手でちぎって食べるのがお作法なんだそう(キリストが最後の晩餐の時に弟子たちに分け与えたようにするそうです)。

本来は、Vin Cuit(ヴァン・キュイ)という甘いワインと一緒に食べるそうで、日本でも買えるのかなーと検索してみたところ、あんまり流通していないものらしく(プロヴァンス地方のワイナリーが自家製で作って、地域だけで消費するようです)、日本で手に入れるのはちょっと難しそう。

パーラーキムラヤと銀座立田野

夫の所用が終わるまで、新橋駅前ビルをぶらぶら。巴裡 小川軒のイートインでケーキでも食べよーと思ったら、クリスマス前でイートインは中止。忙しいのね…。

もう少しぶらぶらして、一応マップでチェックしていたパーラーキムラヤへ。レトロな商品サンプルケースがかわいくて、どれもおいしそうで、サンドイッチもナポリタンもええなぁと思ったけど、朝お寿司をたくさん食べてまだそこまで余裕がない。ということで、プリンアラモードで。

このコーヒーが結構こってりした色合いで、どぶどぶに濃いのかな…と一瞬身構えるんだけど、実際は飲みやすくて好きな味だった。

プリンに寄って、もう1枚。レトロな味わいで、いい。おいしいです。

このお店は、喫茶店好きには結構知られたお店で、おしゃれ女子もいっぱい来ていると思うんですが(資生堂のWebメディア「花椿」の「東京喫茶部」という連載で紹介されている感じで、取り上げられることが多い)、私が行った時間帯は、どちらかと言うと「ナニワ金融道」っぽい雰囲気のお客さんが多かったように思う(実際、私の斜め後ろの二人組は、結構胡散臭い会話をしていた)。

だもので、店内の様子は撮影できなかったのだけど、そういうのは他の人が撮ったものを見ればいいのであって、むしろ、おしゃれ女子もそうじゃない人もウェルカムなのが分かったのが、一番の収穫でした。何となく常連さんの店的な雰囲気もありそうなのに、一見の鈍なおばさんにもにもやさしいことがわかったのも、よかった。今度はナポリタン食べてみたい。

夫と合流して、渋谷に出て、まい泉目当てで東急東横西館の食堂街に行くものの(東急東横は2020年3月末で閉館するのでその前に一度寄っておきたいというので)、人が多くて断念し、あんまりお客が多くなかった銀座立田野に入って、お雑煮。初めて入ったのですが、あんみつなどの甘味中心なのかと思いきや、釜めしとかお雑煮とか、お食事メニューも案外あるのですね。

シニアが多いからか、ゆっくりした雰囲気で、お店の人も優しい。こんなに落ち着く店だと分かっていたら、もっと早く入っていればよかったなぁ。

帰宅して、オーボンヴュータンプティ・フール・セック(小)をあけて、お茶にする。お使い物用に買ったのだけど(これこそが、最強の東京土産でしょう、と思う)、あそこまで行って、自宅用にも買わないってないでしょ。

とっておきのお菓子なので、数億年ぶりにソーサー付きのカップでお茶を飲む。

AU BON VIEUX TEMPS

IMG_20171120_131214_resized_20171201_070956491.jpg

ホテルをチェックアウトした後、お使い物を買うために日本橋タカシマヤまで移動。せっかくオーボンヴュータンに来たのだから…と、ちんまりと自分たち用のお菓子も買い、「安藤忠雄展ー挑戦ー」を見るために、国立新美術館へ。本当は、国立科学博物館で開催中の「アンデス文明展」に行きたかったのですが、月曜日って公立・私立問わず、美術館・博物館は軒並み休みなのよね。休みじゃないのって、国立新美術館くらいなのよ。

…だからなんでしょうか、安藤忠雄展、平日だというのにとんでもない人でした。正直なめてた。もっとすんなり見られると思っていたのですが、入ってすぐの、模型とパネルが延々と並んでいる展示エリアが長蛇の列。みんなじっくり見るものだから、牛歩よりも進まない。係員の方は並ばないでどんどん進んでくださいというけど、並ばないとパネルの説明文が読めないから、皆なかなか列を崩さない。私はあきらめて、ここの展示はスキップしました。ちょっと残念でしたけど、でも、これ以降も見るべきものは多いのです。

次が、今回の展示の最大の目玉である、代表作の一つ「光の教会(茨木春日丘教会)」の実物大模型(?)。本物には、正面の十字のスリットと向かって右手の開口部にはガラスがはめられていますが、音声ガイドの本人談によると、建築家は当初はガラスなしの吹き抜け状態を予定していたそうです。なぜなら、寒さをしのぐために皆で身を寄せ合いながら祈りをささげる…そういった行為こそが信者たちの一体感を強めより祈りという行為が純粋性を増すと考えたからだそうですが、施主の「安藤さんそれは無理だ、寒い」の一言で却下となったとのことでした。また、予算が厳しいという条件を逆手にとって、屋根のない建物を作ろうとしたそうですが(理由は開口部にガラスをはめないほうがいいと思ったのと同じ)、寄付をしてくれる人が出て屋根が付いてしまった、残念だ、とも言っていました。

ここからが笑ってしまったのですが、しかし私はあきらめない、いつかはこのガラスを取ってやろうと思っている、あきらめたら人間そこでおしまいなんです、と力説。この展覧会では実現してやろうと思って、ガラスを入れておりません、とのことでした。正直言って、本当に寒かったです。ここで牧師さんの説教を聞くとか、ちょっと無理だな…と思いました。

この展覧会、展示自体もいろいろ興味深いものが多くて楽しかったのですが、本人が大阪弁で喋りまくっている音声ガイド(展覧会に際してロングインタビューが行われたものをぶった切って音声ガイド風に再編集している)がめっちゃ面白くて、楽しかったです。とにかく「あきらめたらアカン」「がんばれ」という言葉がやたら出てくる音声ガイドで、声だけ聞いていると、単に大阪弁でがなりたてているおっさんに見えてしまうのだけど、よーく聞いていると話し言葉なのにやたらとわかりやすくて、やっぱりただものじゃないなぁ…と思いました。

IMG_20171120_115731_resized_20171204_082957914
光の教会の内部。人が多くて敬虔な雰囲気はゼロでしたが、寒さと光の鮮やかさは体感できました。

IMG_20171120_115844_resized_20171204_082958681
光の教会の、外側から。ガラスはまってないです。脇からも中に入れます。

展覧会で紹介されていた建築で興味深かったのは、頭大仏殿(真駒内滝野霊園)と上海保利大劇場とフォートワース現代美術館。どこも遠いので実物を見に行くのは無理そう…。頭大仏殿くらいは何とか見に行けるかな。

IMG_20171120_132047_resized_20171204_082959230

カフェテリアでコーヒーを買い、買ってきたシュークリームとエクレアをかじる。いろいろ満ち足りた気分。

AU BON VIEUX TEMPS

2017-10-08 21.01.35

日本橋に用事があったときに、ふと思ったのが、「あ、オーボンヴュータンに寄れるな」ということ。本店は尾山台ですが、日本橋高島屋にだけ店舗を出していて、焼き菓子と、プチケーキのセットと、ケーキが何種類かだけ買えるのです。

目的はおつかいものですが、もちろん、自宅用にも…。食後にそそくさと開けて、早速いただきます。どれもこれもすごく美味しい。ていうか、美味しいって知ってるけど、やっぱり美味しいー。メレンゲのさくしゅわ、クッキーの香ばしさ、深い味わい、ヘーゼルナッツのクリーム(マジパンかな)も素敵。湿気やすいけど、しっけても美味しい。本当はゆっくりちみちみとあじわいたいのだけど、美味しすぎるのと、湿気やすいので、すぐに食べ終わりそう…(実際2日で食べ終わった…)。

夫も美味しいと言っていて、よかった。本店も行きたいなー。