月別アーカイブ: 2011年11月

風月ベーカリー

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国立劇場で行われた11月歌舞伎公演を観てきました。

前日にインターネットで取った際は、パラパラとポツン一人席しか残っていなかったのですが、いざ劇場に行ってみると、案外空いている席も多く、何だか不思議な感じ。

とはいえ、休日の公演ということもあってか、弁当は一瞬にして売り切れ、食堂もあっという間に満席(そのお客様たちはどこにいたのだろう)。ほうほうのていで残りわずかなサンドイッチを手にして、やっとこさ食事にありつけた次第。やっぱ国立劇場は、何でもいいから弁当持参で行かんとなぁ。

今日の演目は、「日本振袖始」「曽根崎心中」の2本。国立劇場は、今秋から来春にかけて、45周年記念と銘打って月毎に一人の戯作者をフィーチャーして、それにちなんだ演目を上演しているのですが、11月は近松門左衛門。おかげさまで、どっちも初めての舞台を見ることができました。

「日本振袖始」は、時代物の1本。「出雲国簸の川川岸桜狩の場」「出雲国簸の川川上の場」の二幕構成。本来は全五段構成で、現在では五段目の大蛇退治の場のみ上演されることが多いそうですが、今回は一~四段をまとめて補綴されたものを序幕に差し入れて上演されています。素戔嗚尊を梅玉、稲田姫を梅丸、侍女くまざさを松江、足摩乳を東蔵、岩長姫実は八岐の大蛇を魁春。

たくさん見てるわけではありませんが、私はどうにも近松門左衛門の時代物はなんかあんまり得意ではなく。ただ、これはこれまで見た時代物の中ではわりにすんなり観られたな、という感想です。補綴されているためストーリーが整理されていて観やすかったのがひとつ、たまたま、つい最近古事記を読み返したばっかりだったのも、とっつきやすかった理由のひとつなのかもしれません。

いわゆるザ歌舞伎的な見ごたえあるシーンも多いのですが、ただ、古典の趣が強いので、中盤眠気を誘うところもところどころあり。周囲を見回すと隣の老夫婦も前にいる外国人の女性三人連れも撃沈しており、少し安堵した私なのでした。そんな中、印象的だったのは、稲田姫を演じた梅丸丈の可憐な美貌。すごくかわいかったです。

もう1本は今日のお目当ての「曽根崎心中」。「生玉神社境内の場」「北新地天満屋の場」「曽根崎の森の場」の三幕構成。天満屋お初に藤十郎、平野屋手代徳兵衛に翫雀、油屋九平次に亀鶴、平野屋主人久右衛門に竹三郎。

今でいうところの純愛ものってことなんでしょうねぇ。みんないい人ばっかりなのに(九平次以外)、金のせいでうまくいかない。比較的現代劇に近い演出がされており(それが昔からそういう演出なのかはわかりませんが)、ぐいぐいテンポよく心中まで進み、中だるみなしで一気に観たな…という感想。

なんつうても、皆さんおっしゃる通り、藤十郎のお初がものすごく、ホントに若い娘(ただの若い娘ではなくて、恋する若い娘)にしか見えないところが、芸の力というか、怖さというか、まぁホントにすごかったです。

さといもと玉こんにゃくの煮物

カテゴリー: 昼食 | 投稿日: | 投稿者:

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出かける前にさといもと玉こんにゃくで煮物を作っていたので、晩御飯はこれで済ませてお酒をちょいと。

で、私は煮物が苦手なのですが、今日の煮物は食べた本人もびっくりするほどおいしかったのでした。煮加減はねっとり柔らかく、味のしみ具合もばっちり。

なんでこんなにおいしくできたのかなぁ…、いつもより高いさといも(有機栽培の)を使ったから? さといもの皮を薄く剥いたから? (普段は包丁で分厚く剥いているのですが、今日は皮むき器で薄く剥いた)、たっぷりの煮汁で強火で一気に仕上げたから? 理由は分かりませんが、近いうちにもう一度作らねば…。まぁとにかくおいしかったです。

後は、甘えびの塩辛、かぶときゅうりの浅漬け。

クロックムッシュ

カテゴリー: 朝食 | 投稿日: | 投稿者:

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数日前に残ったサンドイッチ用のパンで、クロックムッシュを作る。

クロックムッシュはハムとチーズ、クロックマダムはハムとチーズにホワイトソースと卵、だと思うんですが、今日作ったのは、ハムとチーズとホワイトソース(牛乳で米粉を伸ばしただけ)。なので、ちょいマダム入りのムッシュってことでしょうか。ホワイトソースをプラスしたのは、チーズの使い過ぎを防止するためです。山ほどグリエールチーズって素敵ですが、カロリーすごいからなぁ。

まずは、パンに薄くバターを塗って、ハム、チーズ、ホワイトソースを少量ずつ塗り、もう1枚パンを乗せ、ホワイトソースたっぷり、チーズも可能な限りたっぷり散らしたら、200度のオーブンで20分。チーズがぐつぐつし、いい焼き色がついたら食べごろです。黒こしょうをたっぷりふって、ナイフとフォークで食べました。

んー、そうそう、こういうのが食べたかったんだよねー、という満足感たっぷりの朝ご飯でした。

不二家

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帰りは演舞場から数寄屋橋交差点まで歩いて銀座から帰ることが多いのですが、いつもショーウインドー越しに気になっていたミルキーパイシューを買って帰る。

これ、数寄屋橋店限定なんだそうで、ノーマルと濃厚とチョコの3種類があり、ノーマルとチョコをチョイス。

「お土産だよ~」と夫に渡してから、着替えしてリビングに戻ると、さっそく半分食べられてる…。夫曰く「想像してたよりはるかにおいしかった」そうで、実際かなりおいしかったです。チョコ味もグー。夫は、チョコのほうが気に入ったそうです。また買ってくるよ。

かぶの葉と揚げの煮物

カテゴリー: 昼食 | 投稿日: | 投稿者:

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出しを取ったついでに、かぶの葉とお揚げの煮物を作る。

うちの煮物は、何を煮るにしても、しっかりとかつおを利かせた出しとたっぷりの甘みが決め手でして(素材にもよるけど、出し1カップにつき、砂糖大さじ2強、酒大さじ1、しょうゆ大さじ1弱。場合によってはみりんも入れる)、人によっては「甘すぎる」と思うかもしれないという味付けです。私自身もそう思っていたのですが、もう慣れちゃいましたねぇ。今じゃ、私自身もおいしいと思うのですから、慣れって恐ろしい。もちろん、夫は大喜びで食べておりました。

味噌汁はねぎとわかめ。出し殻昆布の酢醤油和え。いただきものの赤飯。

新世界グリル梵

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新橋演舞場で行われた吉例顔見世大歌舞伎の夜の回を観に行っていました。

今日の演目は「外郎売」「京鹿子娘道成寺」「髪結新三」の三本。

が、府中駅までついた時点で、家にチケットを忘れてきたことを思い出し、慌てて取りに帰ったため、「外郎売」を見逃すという大失態を犯す(涙)。夫には「ええ加減に、取ってきたチケットは全部財布に入れとかんかい!」と叱られるのですが、とにかく常時5~6枚のチケットが手元にある状態でして、モノによっては2カ月先のチケットとかもあるわけで、そういうものを財布の中に入れっぱなしってのが、私としてはなんか抵抗感あるのよね…。でも、こういうこと、何度もやっているので(前科5犯くらいはやってる)、ええ加減、なんかいい方法を考えんとなぁ…。

ともかく、気を取り直して劇場へ向かい、「外郎売」があと5分で終わる時間に劇場入り。売店で買ったビーフへレカツサンドをお腹に入れて、「京鹿子娘道成寺」から観劇。七世尾上梅幸が得意とした舞踊劇を孫の菊之助が務めます。七変化ともいうべき早変わりも楽しく、目にも麗しい、楽しい1本。

キリは、これまた楽しみにしていた「髪結新三」。

新三を菊五郎、忠七を時蔵、勝奴を菊之助、お熊を梅枝、長兵衛を三津五郎、弥太五郎源七を左団次。

髪結新三って、私は、話自体はそんなに好きじゃないんです。ただ、こまごました台詞ひとつひとつは好きなものがいっぱいあり、観ると(聞くと)スカッとする。このお話は、わりに人の意地汚いところをしっかり書き込んでいると思うのですが、そういうところがまた、いちいち面白い。また、新三が忠七の髪を撫でつけているシーン、魚屋の棒手売がかつをを持ってきて捌くシーン、ラスト間近に出てくるそばの屋台のシーンなど、江戸時代のお仕事なんかもていねいに書かれていて、そういうのを見られるのも好きです。

昼の回の「魚屋宗五郎」と比べると、ちょっとこなれてない感を感じたりもしたのですが、全体的には大満足。楽しかったです。

サンドイッチ

カテゴリー: 昼食 | 投稿日: | 投稿者:

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猛烈にサンドイッチが食べたい気分になったので、アンデルセンの長時間発酵ブレッドを10枚切りにしてもらい、耳付きのままハム&きゅうりのサンドイッチに。溶かしバターに粒マスタードを薄く塗り、きゅうりスライス、ハム、マヨネーズでサンド。美味です。

夫はハイジの白パン。ようやく新しいバターをゲット。普段は無塩を買うのですが、どこに行っても無塩がないので今回は有塩で。

おつまみたち

カテゴリー: 夕食 | 投稿日: | 投稿者:

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ほとんどいただきもののおかずで、居酒屋風ごはん。

ぶり大根、トマトサラダ、カレー風味の切干大根サラダ、浅漬け。

ホットケーキ

カテゴリー: 朝食 | 投稿日: | 投稿者:

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なんとなく、森永のホットケーキミックスを買っており、久々にそれを使ってホットケーキを焼いた。

なんていうか、もう想像通りの、非常に懐かしいホットケーキの味でした。

これはこれでおいしいのですが、ホットケーキミックスで作ったホットケーキは、なんていうか、ちょっとのどに詰まる感じが強く、油断するとモチに匹敵する危険性をはらんだ食べ物だな…というのが、今回新たに気付いた発見でした。

ところで、ホットケーキミックスのパッケージ写真にあるホットケーキは、すごく分厚いですよね。若いころは、あの分厚さに憧れて、ああいう感じに焼くのはどうしたらいいんだろ…と色々チャレンジしたことがあったのですが、夫にその話をすると「2枚重ねにして焼くんだよ」と言っておりました。そうなの? 知らなかったなぁ。