日別アーカイブ: 2015/05/26

レイズンウイッチ

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帰宅すると、なぜか、代官山小川軒のレイズンウイッチの箱が! なぜ!? と聞くと、仕事で代官山に行ったので、なんとなく買って帰ろうか…と思って、と。おおー、よくぞ、「代官山」に、「小川軒」があって、「レイズンウイッチ」が売っている、ということを覚えていましたね! しかし、予約もせずに夕方にふらっと行って、よく買えたね。

夫が手土産を持ち帰ること自体珍しく、それだけで十分ありがたいのですが(酒井順子さんの『ひとくちの甘能』というエッセイの中にレイズンウイッチを書いた一篇がありますが「(レイズンウイッチは)自分で買うのではなく、人からもらうから嬉しいお菓子」とあって、本当にそう思う)、まぁしかし、さすが小川軒。とても美味しくて、ありがたい気持ちはより増し増しに。

さっくりしっとりが程よく同居するビスケットに、さっぱりしたバタークリームが薄く塗られ、かすかに独特のシブを残しつつも品良く漬け込まれたレーズンがたっぷり挟まれていますが、この3者のバランスがすばらしい。一口食べるごとに「おいしいなー」と思い、それを繰り返しているうちに、いつの間にか食べ終わっている。そしてもう1枚手が伸びる…(2枚で我慢しましたが)。

以前、百貨店で限定販売しているのを買って来たことがありましたが、その時食べたのと今回のはまるで別物。この違いっぷりは何なんでしょう…、本店で出しているものとは違うってことなのでしょうか。まぁ、とにかく、美味しかったです。ありがとう!

きょうもビビンバ

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昨日のビビンバがまだ残っているので、今日もそれで晩ご飯。とはいえ、少しずつ量が足りないので、ほかの山菜たちと同じ日に買った雪下人参で炒めナムルを作って追加。

雪下人参って、上越地域の名産品の一つですが、ものすごく甘いか…と言われるとよく分からず。ただ、身の決めはかなり細かくて歯ごたえを残して炒めている割に、シルキーな食感だなぁと思いました。スープにしたほうがより美味しさをい引き出せたのかも。とはいえ、人参のナムルは私は大好きなものの一つなので、もちろん美味しく頂きました。

昨日あく抜きしたわらびですが、若干、あくが残っているような…そんな気もかすかにしたので、今日はおかかマヨネーズ和えにしました(ほんのちょっと薄口)。これが大正解。ジャンキーっぽいけど、意外にわらびと合っているし、美味しい。

なんたって豚の角煮』の中に、佐渡に移住した著者(土屋敦さん)が、移住した当初は山菜の季節になると、ありがたがってせっせと食べていたところ、数年たったころには山菜を食べると具合が悪くなり、見るのも嫌になってしまっていた…という話があります。土屋さんによれば、都会の人がありがたがる山菜特有の苦みはあくであり、それは毒なのである。だから地元の人は、グダグダになるまでゆでたり、ド甘な味付けをしたり何て食べ方をするけど、それは山菜を長く食べ続けるための生きる知恵なのだ…と。

このエピソードは本筋の角煮の話並みに印象深かったのですが、おかげで、山菜をマヨネーズで和えて食べることも全く抵抗なく実行できるようになりました。無理せず美味しくいただくことも、大事なこと、ですよね。