スーパーに行ったら、50センチはあろうか…という、ベラボーに細長いなすがあったので、興味本位で買ってみる。手に取ってレジに向かおうとすると知らない奥さんから「すごいわねー、そのなす」と言われ、レジのおばさんにも「長いわねー」と言われ、色んな人に声をかけられながら買って帰る。ちなみに、60センチほど2本で、いわゆる普通のなす（千両なす）3本入りとほぼ同じ値段でした。
家に帰って調べてみると、大長茄子という名前で（そのまんまですね）、熊本県の「くまもとふるさと野菜」のひとつだそうです。切ってみると、皮は割合しっかりしていますが、中身はかなり柔らかい。どうかな…と思いながら田舎煮にしてみましたが、普通のなすで作るよりも水分がたっぷり出てきて驚く。いつもの感覚で火を通したら身が溶けてしまって、少し焦った。これはこれで美味しかったですが、確かに、このなすは皮を剥いて蒸すのが、一番おいしく頂ける気がします。素揚げだと猛烈に油を吸いそうなのですが、短時間で加熱する調理は向いている気がするので、フライなんかはいいかも。
甘長唐辛子のしょうゆ炒め、にんじんとピーカンナッツのサラダ、かぶの水キムチ風、たたみいわしの炙ったの。
