日別アーカイブ: 2014/06/24

コンビニめし

コンビニめし by nekotano

六月大歌舞伎の夜の回を観に行く。昼の回も取っていたのだけど、あろうことか、観劇日をすっかり忘れてしまって行きそびれるという大失態を犯したので(なので、仁左衛門の復帰舞台を見逃したのでした…涙)、夜の回は注意深くカレンダーを確認して臨む。

夜の回は、蘭平物狂、素襖落、名月八幡祭、の3本。

蘭平物狂の角書きには「三代目尾上左近 初舞台」とありまして、松緑さんのご長男である藤間大河君が尾上左近を襲名し、その初舞台という晴れの舞台でもありました。なので、最後に、菊五郎さん、時蔵さん、菊之助さん、團蔵さんを加えて、簡単な口上を挟んで幕となりました。今月は、昼夜共におめでたい舞台ばかりであります。

ただ、私個人的には、蘭平物狂って少し苦手でして…。理由は、とにかく、話の内容が複雑すぎる…ってことに尽きます。長々書くと、本当に長くなるので書きませんが、話の筋を知っているにも拘らず、しかし、納得できん…と、思ってしまう。不思議なことに、この日は外国人観光客がやたらと多かったのですが、撃沈している人多数。

次の舞踊に素襖落を持ってきたのは、やはり蘭平物狂とのバランスなんでしょうか。次の名月八幡祭は辛気臭い話なので、こういうシンプルでバカバカしいお芝居はいい口直し。心なしか、幕見方面からの拍手が多かった気がする。

キリの「名月八幡祭」は、今月一番楽しみにしていた舞台なのですが、もー、ホントに良かった。以前に観た三津五郎さんのがとても素敵だったので今回も三津五郎さんだったらいいなぁと思ったのですが、いやはや、吉右衛門さんも良くお似合い。話の筋としては「籠釣瓶花街酔醒」に似ているので、お似合いなのは当然ですが、籠釣瓶と違って名月八幡祭は近代的なアプローチなので、どうかなぁ…と思ったけど、何の違和感もなかった。劇場を出た後も「きょうは、ええ芝居を観たなぁ」という満足感でいっぱいでした。

幕が下りる時に、「秀山大当たり」と声掛けがありましたが、まぁそうだな…と思いつつも、でも、また、三津五郎さんの新助も観たいぞ…と思いました。

きょうは、もりもりご飯が食べたい気分だったので、地下のコンビニで海苔弁。全部食べられた自分が怖い…。

プチモンド

カテゴリー: 昼食, 府中 | 投稿日: | 投稿者:
プチモンド by nekotano

プチモンドの、フォカッチャ(プレーン、ゴルゴンゾーラ)、あんぱん、かぼちゃクリームパン。どれも焼き立てで、ほかほか。

カポナータの残りと一緒に食べる。