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ほうれん草の炒めもの

パンとソーセージを買って帰宅。パンは墨絵のロールパン、つぶ小麦のクロワッサン、チョコレートパン。ソーセージは、F&Fのフランクフルト。

ソーセージがあるので、おかずは野菜メインで。丸山久美さんの本(『カタルーニャ地方の家庭料理』)で覚えた、ほうれん草の炒めもの。本では、ほうれん草を、レーズン、松の実、にんにくと一緒にオリーブオイルで炒めますが、今日は、ほうれん草とレーズンを一緒に炒め、乾煎りしたスライスアーモンドと、にんにくのみじん切りと一緒に炒ったパン粉をかけてます。

子どもの頃はほうれん草は好きだったんですが、最近はシュウ酸が結構気になるようになってしまって、ゆでただけのほうれん草があんまり好きでなくなってしまいました。なので、レーズンやナッツと一緒に炒めるスペイン風は、私にとってはほうれん草をおいしく食べられるすごくうれしいレシピです。おおつきちひろさんの本(『スペイン 熱い食卓』)を見ると、アーモンドと松の実の2種使いをしていますが、私はレーズンもあるほうが好きです。

あとは、かぶをスライスしてオリーブオイルで焼いて、塩をパラり。高山なおみさんの本(『野菜だより』)で覚えたものですが、最近は、こういうレシピというほどでもないアイデアのようなものが、とても重宝している気がします。焼いただけのかぶがこんなにおいしいとはなぁ。

アドボソースのパスタ

数日前に作った、豚肉の香味野菜漬けで作ったアドボソースが少し残ったので、加熱して取っておいていました。お肉はないけど、パプリカパウダーがたっぷり入って、これだけで十分おいしいので、パスタの具にして食べてしまう。

気分的に細麺だったので、カッペリーニを茹でて、アドボソース、キュウリの千切り、朝は我慢したけど昼は玉子もポーチドエッグにしてトッピング。酸味の効いたアドボソースとパスタ、キュウリの組み合わせが、なんとなく冷やし中華を思わせる感じで、不思議とおいしかった。

豚肉の香味野菜漬け

つくづく思うが、夫は揚げ物が好きである。「〇〇を買ってきたよ」「いいね、●●が食べたいね」という会話の●●に入るのは、ほぼ揚げ物になる。

豚ヒレ肉ならヒレカツ、鶏もも肉ならから揚げ、鶏むね肉ならチキンカツ、ちくわならちく天、エビならエビフライ。私も揚げ物は好きだし、しかも揚げ物をするのにめんどくさをあまり感じないタイプなので、確実に夫が喜んで食べるのが分かっている揚げ物の出番は多い。あとは、キャベツの千切りを添えればいいだけなので、献立を考えるのも楽だし。

でも、あんまり揚げ物ばっかりもなぁ、という気持ちもなくはないわけで、今日はあえてのフライ以外にチャレンジ。『スペイン 熱い食卓』にある「豚肉の香味野菜漬け」は、豚もも肉かロースを使うのだけど、多分ヒレで行けるはずと踏んでて、作る機会を狙っていたのでした。

スライスした肉をアドボ(漬け汁)に18時間以上漬け込んだら、肉を先に焼き、アドボの中の野菜を炒めてから漬け汁を注いで野菜が柔らかくなるまで加熱し、軽く煮詰まったら、野菜ごと肉に乗せて一緒に食べる。というもの。アドボというと、食べたことはないけど、真っ先に思い浮かんだのがフィリピンの酸っぱい煮込み料理で、なんか関係あるのかなと調べてみると、フィリピンのアドボの源流はスペインのアドボなんだそう。今では全然違う料理ですが。

アドボソースは、にんじんの細切り、玉ねぎのうす切り、にんにくのみじん切り、刻みパセリに、ローリエ、タイム、黒胡椒を加え、白ワイン、白ワインビネガー、塩、そしてパプリカパウダーを混ぜたもの。白ワイン大さじ2、白ワインビネガー大さじ3、塩小さじ1、パプリカパウダー大さじ2なんですが、えー、こんなにパプリカパウダー使うの? と一瞬ひるんだんですが、使った方がいいです。今回は塩はちゃんと小さじ1使いましたが、パプリカの風味がめっちゃ強いので、半分にしてもおいしく食べられそうです。ちゃんとスモークパプリカを使ったので、鰹節臭がすごい(この香りは、加熱するとほとんど感じなくなる)。

漬け汁は酢が主体なので、南蛮漬けを食べているような、そういう感じもあって、とてもおいしかったです。ほのかな酸味と、パプリカと豚肉のうまみがすごくいい。夫の反応は微妙でしたが、これは、また作ろうと思いました。

じゃがいものピュレに、サニーレタス。直売所のレタスはみずみずしくておいしい。

ミガス

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今日は夫は、忘年会のち、ホテル泊ってことで、不在です。一人の夜…、色々食べたいものが思い浮かびましたが、年末で、冷蔵庫掃除をせねばならんという使命感ですべてを振り切り、冷凍庫のパンをかき集めて、『スペイン 熱い食卓』を見ながら、ミガスを作りました。

にんにくを入れたオイルで、玉ねぎ、ピーマン、トマト、ベーコンを炒め、パプリカパウダー、塩を加えて、ちぎったパン、トマト水煮缶のピュレを加えて、なじませるように炒める。

小僧にパンの切れ端をあげながら、ワインと一緒にさっと。

フライドポテト

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エビを解凍して、これがメインディッシュになる何かを作ろう…と思っていたのですが、夫が、この前ホテルの売店で買ってきたトリュフ塩を使いたい、というので、急遽、フライドポテトを主菜にしてみました。

でも、家庭でフライドポテトって難しいんだよね。最初は、蒸し芋とか、ソテーでお茶を濁すか…と思ったのですが、やはり、芋を塩で美味しくいただく最も最適な手段は、フライドポテトなのではないか…と思い、思い切って作ってみた次第。

ただ揚げても美味しくないことは、幾多の失敗から経験済みなので、今回は、いくつか注意しながら作る。

  • じゃがいもは、皮を剥いて、8ミリ角の拍子木切り
  • あらかじめ、レンジで8割方火を通しておく(ラップしない)
  • 薄く薄力粉をまぶす
  • 少量ずつ、170度で揚げ、一度引き上げて200度で再度揚げ

ここまで注意深く作ってもなお、まだ、カリッとは仕上がらない。難しいものです…。でも、粉を付けるのはなかなかよかったので、家庭でのフライドポテトには、薄力粉必須だなと思いました。しかし、このトリュフの香りむんむんの塩、すごいなー。不思議な香気ですが、魅力的。いつか、本物のトリュフがたっぷりのっかった何か(なんだ?)を食べてみたいなぁ。

メインディッシュ的な何かになるはずだったエビは、アヒージョに。エビでアヒージョ作ったの初めてだと思うのですが、美味しいですねぇ。油にエビの香りが移って、油だけでやたらうまい。もはやカロリーなどくそ食らえ的な気分も相まって(主菜が揚げものだし)、パン(アンデルセンのライ麦パン。美味しい)でぬぐって全部飲み干しました。美味しかった…。

夫へのお歳暮で、野菜の詰め合わせを頂いたので、とりあえず、生で食べられそうなもの(ちっこくて黄色いにんじん、薄紫色の皮のかぶ、菊芋)をスライスして、サラダ代わりに囓る。どれも、あくが少なくて、美味しいです。いろいろ調理するのが楽しみです。

さいごのチャウダー

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とうとう夫にまで、「まだあるのか」と言われたのですが、まだあるんですよ、最後までちゃんと食べますよ。今日はご飯を入れておじや風にしようかなとか、スープパスタにしようかな…と思ったのですが、その手のアレンジは夫は好まないので、最後もいつも通り温めるだけで。干しえび、カキ、手羽中、鱈。いろんな味が混じった、雑炊のようなチャウダーになりました。これはこれで美味しかった。

サン・イシドロの紫キャベツ煮込み、大根葉のオイル煮。タンパク質が少ないので、夫にはチーズパンを。レカンの食パンは、軽く焼いたらより美味しい。

きょうもかきチャウダー

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ほぼ昨日と同じ、晩ごはん。カキのチャウダーに、サン・イシドロの紫キャベツ煮込み(『スペイン 熱い食卓』より)、スモーク鯖にマヨネーズ添え(合う!)。

パンは、ル パン ドゥ ジョエル・ロブションのホップスというパンドミに、クロワッサン、ミルクフランス。他にもいろいろおいしそうなパンがあったのに、初めての店だと、つい、食パンとクロワッサンとミルクフランス(もしくはクリームパン)を買ってしまう…。このミルクフランスが、ちょっと独特で美味しかった。

夜は、夫がFODで購入してくれた『鬼平FINAL』。昨晩は、最後だというのにすっかり忘れて、ハリポタを観てしまったというね…。鬼平も吉右衛門も好きだというのに、間抜けにもほどがある。それにしても、パソコンでこうやって観られるのだから、便利な世の中です(最後のお裁きのシーン、吉右衛門があまりにかっこよくて思わず吠えた)。

かきのチャウダー

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今日は無事に帰宅できたので、予定通り、カキのチャウダーを作る。

元々、干しエビ、鶏手羽中に、鶏ガラスープの素をちょっと入れた汁で半干しの白菜と玉ねぎスライスを煮込んでいたので、あとはここに、洗ってざく切りにしたカキとホワイトソースを加えるだけ。今日買ってきたカキもとっても立派で、ああ、これで酒蒸しとか炒りがきもいいな…と思ったけど、今日は初志貫徹。本当は、シチューのつもりでいたのだけど、思ったよりも煮汁が多くて、ホワイトソースが足らず、チャウダーになってしまった。予定よりも1日多く煮込んだので、白菜が柔らかくて美味しい。

奥は、『スペイン 熱い食卓』にある「サン・イシドロの紫キャベツ煮込み」。ちょうど材料があったので作ってみました。紫キャベツをラードで炒めて、白ワインビネガーと角切りのりんごを加えて柔らかくなるまで煮込み、じゃがいもを加えて柔らかくなるまでさらに煮る…んですが、煮込んでいる間に酸味は飛んでしまい、キャベツと林檎の甘みがじんわり美味しい。こういう副菜、好きだなー。ラードじゃなくてオリーブオイルでもいいとのことですが、鶏脂を使ってみました。ラードに負けず、なかなかよいコクが出ます。

ちょっと前の九州物産展で買ってみた、馬場水産の「屋久島スモーク鯖」を開ける。鯖っぽい脂は全くなく、魚の脂に由来する臭みもほとんどなく、なんて言うのかなぁ、柔らかいかつお節を食べているかのような感じ(鯖なんだけど)。しみじみ美味しい。こういうの絶対に食べられない夫が「美味しいね」と言っていたので、これは、また、買いたい。

パンは、ポールのチーズパン。表面にチーズがみっしりで、ぐえー、これは結構な油が…と思いましたが、でも、美味しいし、週末だし、まあいいよね。