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ゼロミートハンバーグ

数日家を空けていたから台所に立つのは億劫だな…ということで、スーパーに行って切るだけ、開けるだけでいい野菜(パプリカ、クレソン、アルファルファ)だけ買ってきて、少し前に興味本位で買っていた「ZEROMEAT」で晩ご飯に。

ハンバーグの付け合わせに、ニンジンのグラッセとマッシュポテト。あと、ちょっとしなびたキャベツとコーン缶で、瀬尾幸子さんレシピ(『楽ちん台所塾』)のコールスロー。いつもハムを省くんだけど、ハムがなくてもおいしい。

このZEROMEATって、大豆ミートのハンバーグなので、お肉不使用なのです。コンビニのお惣菜の棚で「本物の」ハンバーグと並んで売っていましたが、本物よりもこちらの方が倍近く高くて、おぉ…と思いましたが、製造は大塚製薬と知って思わず購入してしまったのでした(SOYJOYが好きなので)。大豆臭さを消すためなのか、ちょっと味が濃いかなぁと思いましたが、食感は懐かしのイシイのハンバーグみたいな感じで、事前情報なしで食べたら、普通にハンバーグだと思って食べてたと思います。

代用肉と言えば、やはり Beyond Meat が真っ先に頭に浮かびますが、そちらは大豆を使っていないそうで、それはそれでどんな感じなのか、気になります。日本でもそのうち買えるのかなぁ。

お弁当を持って相撲巡業へ

昨日の好天とは打って変わって、朝から超寒くて土砂降りの中、大相撲八王子巡業に行ってきました。前回行ったとき、あんまり食べるものがなかったので、今回は張り切って弁当を作る。もっとシンプルな弁当にしようと思っていたのだけど、あれも作ろうこれも作ろうと思ったら、なんかものすごく大事になってしまった。

以下、お品書きメモ

  • 鶏のから揚げ、ピーマン素揚げ、カットレモン
  • 甘い玉子焼き
  • 煮しめ(玉こんにゃく、ふき、がんも、にんじん、さつまいも)
  • のらぼう菜のごま和え
  • 塩もみきゅうりと茹でイカのポン酢和え
  • 塩ゆでそら豆
  • 赤いタコさんウインナー

鶏のから揚げは、いつも通りの黒酢から揚げで…と思ったものの、たまには違うレシピにも挑戦してみようと、瀬尾幸子さんの『楽ちん台所塾』にあるレシピで作ってみました。下味にしょうゆと溶き玉子を揉み込み、衣は薄力粉です。「冷めてもふんわり柔らかい」という一文に惹かれて作ってみましたが、なんていうかものすごく懐かしい感じの味でした。夫も、「あー、これ、家で食べるから揚げやな」って言っていましたが、そんな感じ。おいしかったですが、から揚げに関してはあんまりノスタルジックな味じゃなくてもいいかな、と思ったりもしました。

甘い玉子焼きは、茅乃舎かつおだしのお料理読本に載っている厚焼き玉子のレシピを忠実になぞって作りました(玉子6個、茅乃舎かつおだし100ml、砂糖大さじ4、しょうゆ小さじ1、酒大さじ2、サラダ油)。砂糖の量にビビりましたが、出来上がりを食べると、あら、思ったほどド甘じゃない。というか、とてもおいしかったです。

煮しめも茅乃舎かつおだしをベースに、薄口、みりんでやや濃いめの煮汁を作って、火を通した具を煮含めていきましたが、いかにもお弁当向きな、しっかり味の煮しめになりました。さつまいもとにんじんが、お弁当のアクセントになってなかなかグー。

赤いウインナー(丸大食品のおべんとうの赤あらびき)は、やっぱり『深夜食堂』の龍ちゃんのタコさんウインナーが頭にあって、何となく食べてみたかったから入れたのですが、案外、足を8本に切り分ける作業が大変で、すでにタコさんに加工済みのほう(プリマハム タコさんウインナー)を買えばよかった…と思いました。

狭いところなのだから荷物を広げなくて済むように、1人前を1パックに詰めたのですが、それでも、ちょっとあわただしい感じになってしまった気がする。今回は椅子席だったので、荷物を置く場所がなく、弁当をゆっくりつまむという感じではないのね。巡業だと、コンビニで適当につまめるものをかってすますのが一番いいのかも。

一応ご飯も用意。物相で作った一口おにぎり。中身は焼き明太子。右の1列だけ、いかなごのくぎ煮のっけ。1つ20グラムなので、全部食べてお茶碗2杯強。

力士の写真はデジカメで撮ったので、また後日。いろんな力士を近くでたくさん見られて、楽しかったです。

巡業が終わって、駅とは反対側にあるイトーヨーカドーへ行き、ポッポでひと休み。クリームメロンソーダとコーラとタコ焼き。

ポッポのタコ焼き、久しぶりだったけど、おいしかった。

煮豚

少し前にさえきに行ったときに、「下田さんちの豚」というお肉を見かけたので、ももとバラと両方買って、瀬尾幸子さんのレシピ(『楽ちん台所術』)で煮豚にしていました。

作り方はすごく気楽。肉を水から煮て、柔らかくなったら、砂糖としょうゆを加えて、煮汁が1センチくらいになるまで煮詰めたらおしまい。あくと脂はしっかり除きましたが、それでもなんも考えずに作れて、かなりおいしかった。そもそも、このお肉自体が、くせがなくて柔らかくて、おいしい。調べてみると、青梅の養豚場が手掛ける三元豚で、この辺だとさえきか成城石井くらいしか扱いがないようです。見かけたら、また買いたいな。

切り分けて、溶きがらしとキャベツの千切りを添えて、残り物の惣菜(干しタケノコとこんにゃくの煮物、高菜のオイル煮)を小鉢に見立てて、ちょっと定食風。

シイタケ肉詰めフライ

昼ラクした分、夜はなんか作るかなと、シイタケの肉詰めフライを作る。

挽肉を練って、シイタケの詰めて、パン粉の衣をつけて揚げるって、ものすごい手間だなと思いつつも、手を動かしたい気分の時もあるので、特に問題なし。メンチカツだと火の通りが気になるけど、これだと、気にすることはほとんどないので、結構気楽に作れました。

シイタケは、安売りしていた生どんこ。軸を取って、内側にハケで片栗粉をはたいてから、下味をつけて練った豚ひき肉を詰めます。今回はフライにしたけど、天ぷらでも美味しい。

フライだからウスターソースを添えたけど、ポン酢のほうが合っていた。

副菜は、スナップエンドウゆでただけ、切り干し大根の煮物、コールスロー。コールスローは、瀬尾幸子さんの『楽ちん台所塾』にあったものを参考に。

キャベツとにんじんを刻んで塩して絞ったものに、オリーブオイル大さじ1、マヨネーズ大さじ2、レモン汁小さじ1のドレッシングで和えています。レシピでは、コーンやハムも入れていたけど、キャベツだけでもらしく仕上がる。

目玉焼きのっけご飯

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グラノーラが切れていますが、どうしても、オーブンを使う気になれない。170度の熱源を40分も回すなんて、無理…。ということで、今日の朝は、さっと簡単にのっけごはん。瀬尾幸子先生も『のっけごはん100』で、目玉焼きも立派な料理だと言ってくださっています。

私は半熟でもいいのですが、生玉子が苦手な夫は、心持ち黄味まで火を通し加減に。見た目は良くないですが、なかなか良い火加減で仕上がりました。と思ったら、夫が「ご飯と食べるときは、黄味はもっと生っぽいほうが好きだな」と言っていて、ちょっと残念…。先に好みの火加減を聞いておけば良かった…。

最近、醤油って、なんとなく控え気味なんですが、目玉焼きご飯にはやはり醤油が一番ですね。

なす餃子とおまけ餃子

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先日買ってきた「季穂 全粒粉餃子の皮」を使いたくて、今日も、なす餃子。

ただ、4枚皮が余ってしまったので、窮余の策で、挽き割り納豆と溶けるチーズを入れる。焼いてる時に、納豆の匂いが強く出て、なんだかスゴかった。ビールに合う味で、美味しかったけど。

なす餃子の美味しさは言うに及ばずですが、この皮もかなり美味しかったです。先日使った、全粒粉じゃない皮よりも、こっちの方が遙かに美味しい。しっとりもちっとしていて、手作りの皮に近い。これはいいなぁ。また使いたい。

塩もみ胡瓜に、ごまだれ。ゆで玉子の味噌漬け。

玉子の味噌漬けは、『瀬尾幸子の 楽ちん台所塾』で覚えたのだけど、黄味の味噌漬けよりも、こっちの方が好きだなぁ。黄味はもちろんだけど、白身部分もなかなかの珍味。気楽に作れるし、味噌の量も少なくて済む。さすが、瀬尾先生。

煮込み丼

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夫が1週間ほど家を空けるというのは2ヶ月ほど前から予定として聞かされていたので、そうなったら、アレしよう、コレしよう…というのはいくつか考えておりまして、そのうちのひとつに「もつを煮る」を言うのがありました。正確には「トリッパを作る」だったのですが、残念なことに週末までに買いに行けず(近所にハチノスほかあれこれ牛の内臓を取り揃えているところがあるのです)。むぅ、またの機会か…と思ったのですが、別のスーパーに寄ったときにブタモツ(白モツ)を安売りしているのを見て、そうか、普通に煮込みを作れば良いのだと思い直して、決行することに相成ったのでした。

実は、煮込み、好きなくせに作ったことがありません。もつは好きですが、家で食べるのはこてっちゃんがせいぜいであり(中学生の頃まではやたらと晩ご飯に出てきた)、あとは、焼き肉屋のホルモンか競馬場の煮込み…というイメージが強くて、触ったことすらないのです(要は外で食べるものだと思っていた)。手持ちの料理本に作り方は載ってないカナーと探してみると、見つけたのは『檀流クッキング』と『おつまみ横丁』だけ。両方目を通して、なんとなくのイメージだけ頭にたたき込んでから、あとは出たとこ勝負で作ってみることにしました。

まず白モツは水からゆでて、沸騰後から40分ほど、柔らかくなるまで煮たらいったんざるにあけて、水で洗う。このときの作業中に驚いたのですが、すごくモツ臭い。モツが好きな私でもにおうなぁ…と思ったので、ほんと、夫のいないときでよかった…と心の底から思いました(すでにゆでであるのですら相当だったので、生もつだったらもっとすごいのでしょうね)。いるときやっていたら、大騒ぎして大変だったよ、絶対。ところで、『檀流クッキング』によるとモツの臭みを取るには、おからと塩で揉み洗いすべし! とあるのですが、今回はおからを買いそびれたのでやっていないのです。次は必ずおからも買わねば。

どこまで洗うか悩みましたが、今回は洗う際に、管の内側の脂を全部こそげとりました。洗ううちにモツが冷えてきて脂が固まってきますが、いやぁ、すごい脂ですね…。外で食べると、こってり味の煮込みもあって私も大好きなのですが、実際に作業してみると、やはり脂は取れるだけ取り去ったほうがいいのでは…と思ってしまう。もちろん好き好きですが。

後は、鍋に出し(今回は市販の鶏ガラスープを使いました)をはって、もつ、しょうが、調味料を入れて煮込むだけ。今回はシンプルに、酒、みりん、しょうゆ、赤みそ少々。順々に、にんじん、だいこんを入れて柔らかくなるまで煮込みます。今回は野菜はおまけ程度に入れましたが、たっぷり入れたほうが美味しいね。今度は、こんにゃくとごぼうも忘れずに入れたいところ。木綿豆腐もいいかもなぁ。

というところまでを、昨晩やって、一晩おいて朝。さてさてとご機嫌伺いに鍋のふたを開いたら、なかなか美味しそうだったので、さっそく朝からどんぶり飯で味見です。まぁ、美味しいです。でも、なんだか、不満な点もある。経験を積むのみだけど、しかし、なかなか練習する機会を作るのが難しそうだなぁ。とはいえ、気兼ねすることなく、やってみたかったことができたので、とりあえずは満足感でいっぱいなのでした。

牛丼

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少し前にペッパーステーキ用のお肉を買ったときに、「お買い得!」という札につられて少しだけ買っていた、飛騨牛切り落としを使って牛丼を作る。解凍してしみじみと肉を見てみると、いったいこれのどこが切り落としなのだ! といいたくなるようなとても美味しそうなお肉でした。

普通に塩胡椒して食べたい…と思ってしまいましたが、牛丼とのリクエストがあったので初志貫徹。高山なおみさんの『おかずとご飯の本』、瀬尾幸子さんの『のっけごはん100』のレシピを参考にしながら、適当に作る。2人のレシピの最大の違いは、高山さんは煮汁のベースにだしを使いますが、瀬尾さんは使わずに水でのばすところ。ふたりともお酒がお好きで関東の方だからでしょうか、醤油の勝った味付けなのは似ているなぁ…と思いました。

ただ、うちは、煮物系はなんにしても、夫の好みでかなりアマ味強めの家でして、その辺、案配せざるを得ない。たまたま残っていただし100ccに、みりん、砂糖、醤油、ちょっと残っていた赤ワイン、玉葱の千切りを入れて、玉葱がしんなりするまで煮込んだら、食べやすい大きさに切った肉を入れて、さっと火を通す。これでおしまい。

ワインのせいで不思議な酸味がかすかに残りましたが、しかし、なかなか上出来な牛丼でした。

ねぎのベーコン巻

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金曜日の夜は、お弁当の残りを放出しつつ、お酒を飲む日…なんですが、目ぼしいおかずがないので、簡単なおつまみをちょいちょい作って、晩ごはんの代わりとします。

冷蔵庫でしいたけが干からびはじめていたので、それを使ってアヒージョ風に。調子に乗って加熱しすぎて、カチカチになってしまったものもあり、なんだか微妙な仕上がり。まさか、こんな簡単な料理で躓くとは…。

アヒージョを仕込んでいる間に、ねぎのベーコン巻。名前の通りで、一口大に切り分けたねぎにベーコンを巻いて、フライパンの上でねぎがとろっとするまで弱火でダラダラコロコロ焼くだけ。これは、不味いわけないわな。

あとは、グリーンオリーブに、チェリータイプのモッツァレッラチーズ。パンは、デュヌラルテのホノカ(オイルのモチモチパン)とレザン・ジョンヌ(レーズン入りのほんわりソフトなパン)。

夫がウイスキーを出してきたので、「じゃぁ、あれを出すか!」と、だいぶ前に仕込んだ、ゆで卵の味噌漬けを出す。これは、瀬尾幸子さんの『楽ちん台所塾』に載っていたもので、11月の頭に買ってきた烏骨鶏の玉子で作ってみたのでした。「(浅漬けでも食べられるけど)1カ月ほど置いたのが、美味しさのピーク」とあったので、冷蔵庫の奥に突っ込んでじりじり待っていたのをようやく解禁しました。

食べてみると、固ゆでした白身が、口触りが柔らかくなっているのにビックリ。ぷりぷりとした食感のまま、味噌の味が浸透するだけかと思い込んでいましたが、大分想像とは違った味わい(だが、うまい)。確かに、これは、どんなお酒にもよく合うなぁ。

サグパニール

サグパニール by nekotano

牛乳が少し溜まってしまったので、1本はパニールにしてしまう。となると、晩御飯は自動的にサグパニールになる。パニールを美味しく食べるレシピを他に知らないのです。

鍋に牛乳1リットル、酢大さじ2を入れて火にかけ、たんぱく質が固まり、水分が透明になってきたら火からおろし、さらしを敷いた小さいざるにあけて、全体をさらしで包み、重石を乗せてしっかり水けを切る。1.5センチ角に切り分け、素揚げする。サラダ油で十分だけど、可能ならば、ちょっとコクのある油(ごま油や菜種油など)を使うと、なおいい。

カレーは毎度のミラメータさんのレシピ(『はじめてのインド料理』)。玉ねぎも、香味野菜も全く使わないので、とにかくお手軽ラクちん。でも、美味しいの。

まずはサラダ油とクミンシード、赤唐辛子を加熱して香りをだし、茹でて刻んだほうれん草を入れてしっかり油を吸わせたら、パウダースパイス(ターメリック、コリアンダー、クミン、レッドチリ)を加えてざっと混ぜ、水ひたひた、パニール、トマトペーストを加えて水分が飛ぶまで軽く煮込む。塩で味付け。

奥の小鉢は、切り干し大根の帆立サラダ。瀬尾幸子さんの『おつまみ横丁』にあるレシピです。マヨネーズとホタテ缶で作るお馴染みの大根サラダを、切り干しで作ります。

切り干しは帆立缶の汁で戻し、ソースは、マヨ+オリーブオイル+レモン汁。じわっと美味しい、なかなかシブい味わいの一品でした。