日別アーカイブ: 2011/02/22

三州屋

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ルテアトル銀座で上演中の二月花形歌舞伎の第二部、「女殺油地獄」を観に行っていました。配役は、余兵衛を染五郎、お吉を亀治郎、余兵衛の母おさわを秀太郎、余兵衛の義父徳兵衛を彦三郎。

映画や舞台にもなっているかなり有名な演目ですが、私、今回の筋書きを読むまで、あらすじもなにも、全く知りませんでした。なので、筋書きを読んでから舞台を観ましたが、なんつーか、妙に現代的な話だなぁ、と。余兵衛ってのは、やたらと自意識が肥大化した存在とでもいうのかなぁ。そこを傷つけられるとキレて相手構わず暴力をふるい(しかしながら、自分より大きな者に対しては滑稽なほど臆病)、最終的には殺人まで犯す。

作られたのは享保年間ですが、江戸時代中は1回しか上演されなかったというのは、なんかわかる気がします。この話、なんか、娯楽じゃないもん。基本的に胸糞悪い話。ただ、いろいろ思わされるところも多い話ではあります。

今回の上演では、その辺を考慮しているのか、気分良く帰れるよう、いろいろ気を使った演出がされています。おちゃらけてると見えなくもないですが、私個人としては結構ありがたかったかな。それにしても、この話、プロットがすごくきれいで、ほんとに江戸時代に書かれたものなのか、と(もちろん上演に際して補綴などはしているんでしょうが)。あと、金の話が結構細かく設定されていて、なんかリアル。そういう意味でも、いろいろ面白かったです。

で、今日は三州屋でカキフライ食って帰るんだーと決めていたので、舞台が終わってからそそくさと小走り気味に三州屋へ。満席状態でしたが、幸いカウンターが空いていたのでそこに。

ビールで食べるか、ごはんにするか、入った時の気分で決めようと思ってましたが、最終的には生ビールとともに。後、一緒にあさりのバター蒸しも注文。んまいーと内心ルンルンで食べてたら、隣に座っていたおじさんに「いい注文してるねー」とほめられました。いやはやお恥ずかしい。

ゆで卵の黒酢しょうゆ漬け

カテゴリー: つくる | 投稿日: | 投稿者:

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卵が大量にあることをいいことに、煮卵も仕込んでいました。

高山なおみさんの上海煮卵も捨てがたかったですが、今の気分は黒酢。なので、ウーウェンさんのレシピで、黒酢しょうゆ漬けにしました。上海煮卵はごはんのおかずーって感じですが、こちらはそれよかさっぱりしていて、副菜って感じ。うっかりゆで過ぎて固ゆでになったのが悔やまれますが、これもおいしかったです。

チンご飯に卯の花と一緒に乗っけて簡単丼。ちょろっとごま油を回しかけました。

ウー・ウェンの黒酢でおかず

ウー・ウェンの黒酢でおかず

プリン

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卵が大量にあるのをいいことに、プリンを作ってました。

ちなみに、カラメルは、プリン用タブレットという市販品を使用。私はカラメル作りはかなり苦手なので、ものすごくありがたい。世の中には便利なものがあるんですねぇ。

ただ、生クリームがなかったので、卵、牛乳、グラニュー糖、バニラエッセンスのみで適当に作ったところ、やっぱりちとコクがない感じ。おいしいんだけど、あっさりしすぎてちと物足りない気分も。あと、加熱時間が若干長かったようで、ちとスが入ってしまった(なので、プリン自体は見苦しい仕上がりに…)。

だったので、翌日、生クリームを買ってきて八分立てしたものを添えました。うん、やっぱり、多少の脂肪分が必要なんだな、と。プリン液に生クリームを入れるのもアリだと思いますが、私個人の好みとしては、別添えで十分。ついでに、国産のネーブルを売ってたのでそれも買って、一緒に添えてみました。なんちゃってプリンアラモード気分。

メモ代わりに、今回作った手順を書いときます。

牛乳400ccをレンジで55度に加熱し、そこにグラニュー糖大さじ4を加えてしっかり溶かす。溶き卵4個を加えて箸で十時を切るようにしてしっかり混ぜ、バニラエッセンスを加えたら、ざるで漉す。これでおおよそ750cc強のプリン液ができる。器(今回は容量100ccのココット皿8個を使用)にバターを薄く塗り、プリンカラメルタブレットを2個ずつ入れ、ざるで漉しながらプリン液を注ぎ入れ、160度に予熱したオーブンに並べ入れ、2センチほどお湯を注ぎ入れて、40分焼く。

で、温度と焼き時間なんですけど、150度で30分でも十分だった気がする。やっぱり、オーブンを使いこなすのは難しい。