「大正コロッケ」(『檀流クッキング』)を作ろうと思いつつ作れないまま数日が経過したため、おからが駄目になってしまい、作れず。しかし、すり身は残っているのでこれで、「大正コロッケ」の項で紹介されていた、「オビのてんぷら」を作ってみることにする。
本によると、すり身と同量の水を切った豆腐を混ぜ、砂糖、塩で味付けし、小さな小判形にまとめて油で揚げる。レシピではすり身と豆腐だけでしたが、私は長ねぎの小口切りをどさりと加えています。ちょっと焦げて見た目はいまいちですが、なかなかいいアクセントになってくれていて、悪くない。
生地の半分が豆腐なので、練りものという入りもとうふ団子といった感じ。ふわっふわで、いくらでも食べられそう。ちなみに、「オビ」というのは、「飫肥」のことでして、日南地方(宮城県日南市飫肥地区)の郷土料理なのだそうです。「甘めに味つけたほうがよい」とあったので調子に乗ってドバッと砂糖を入れてしまいましたが、実際、ご当地のオビ天も黒砂糖などで甘みをつけるようなので、結構甘いのかも。
夫はふりかけごはんで済ませてしまいましたが、おそるおそる、つまんでみたところ「案外美味しい」と言っていたので、また作ろうかな…と思います。