日別アーカイブ: 2015/06/13

コンビニめし

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六月大歌舞伎の夜の回を観に行っていました。先週は、夫の素敵な計らいにより超久々の1等席での観劇でしたが、自腹で見る今週はもちろん3等席。

3等席、観る分にはなんの不便もないのですが、しかしですよ、いくらなんでも足下の幅は狭すぎだよ…とは、いつも思います。かなり小柄な私ですら「狭いなぁ」と思うのですから、相当だと思って頂いていいと思います。それに、3等席というのは基本庶民がほとんどなわけですが、庶民ってのは大概荷物が多いもの。だから余計に「狭くて不便」に拍車がかかる。せめてロッカーを用意してほしいですが、なぜかロッカーは地下なのよね(3階にもあるけど少ない)。で、そんなに狭くて不便だと自席で弁当を食べるのもいろいろ不都合があるので、ロビーのソファを使いたいのですが、これがまた少なくてすさまじい争奪戦。日生劇場並にとは言わないまでも、もう少しソファがあるといいのになぁ…とはいつも思うんですよねぇ(どうにもなりませんけどね…)。

というわけで、今日は激しい争奪戦に打ち勝って、幕間は、ソファでコンビニ飯。汁たっぷりの野菜担々麺。具を入れたり、汁を入れたり、混ぜたりすすったりと、色々手順の多い食べ物だったので、お席で食べなくて良かった…。

演目は、「新薄雪物語」の広間・合腹・正宗内。キリは「夕顔棚」という、芝居舞踊。今月は、午前に「新薄雪物語」の花見・詮議を上演していて、昼夜で通し上演という形を取っているのですが、正直無理があるなぁ…と感じました。そんなことは上演する方も百も承知なんでしょうけどねぇ。個人的には、正宗内を初めて見れたので良かったです。ただ、決して後味のいい話ではないので、キリの「夕顔棚」のばかばかしさが、なんだかありがたかったような気もしました。

イングリッシュマフィン

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表紙の美味しそうなイングリッシュマフィンサンドの写真に惹かれて『料理通信』7月号を購入していました。特集タイトルはズバリ「家でも、店でも、自家製しよう! Vol.2」。前年11月号に引き続いての第2弾のようですが、うかつなことに第1弾の存在には気づかず…。

ともあれ、表紙に引きつけられてぱらぱら読めば、冒頭で紹介されたお気軽自家製のススメで、長尾智子さんのマスタードが紹介されていたり、以前からやってみたかった自家製ワインビネガーや自家製バター(発酵バター風味)の作り方が紹介されていたりと、盛りだくさんだったので、即購入し、実践できる機会をうかがっていました。しかし、ものすごく久しぶりに購入しましたが、昔は消費税を入れて900円弱くらいだったような気もしていましたが、もはや1000円超えてるのね。驚きつつも、中途半端に安くて物足りなさが残るくらいだったら、ぱっと見がちょいと高くても読後の満足感を優先ししたいところです(もちろん財布的限界はありますが…)。ええもちろん、買って良かったです。

美味しそうだなぁ…と思ったイングリッシュマフィンサンドは、東中野にある「ビスポーク」というパブのオーナー・野々下レイさんが作ったもので「ハムとイングリッシュマフィンのサンドイッチ アップルマスタード添え」というもの。お店ではすべて自家製だそうですが、雑誌では、イングリッシュマフィンの作り方が紹介されているのでした(ハムのレシピもごく簡単には紹介されている)。ちなみに、野々下さんのブログを見ると、この『料理通信』の表紙写真が載っており、その下に「最高の表紙ができました」と添えられていました。作ったご本人も納得の1枚(1皿)なのだから、そりゃ、美味しそうオーラが出ていて当たり前ですよね。

おひとりでやられているお店とのことで、省けるコツはなるべく省くようにしているようで、こね作業はフードプロセッサーを使っているそう。ちょうど家にもあるわ、よっしゃ。てなわけで、数年ぶりに、フードプロセッサーにパンこね用の羽を付け替える。順々に材料を入れてスイッチオン。水分の多い生地なのでなかなかひとつにまとまらず、機械を使っているというのに、ちょっと(だいぶ)苦戦したのが意外でした。まぁ何とかまとまったけど、べとべとで成形するのにまた苦戦。ただ、こんなに水分の多い生地を自力でこねるのは無理だったろうなぁ…と思うと、文明の利器には感謝せざるを得ない。

野々下さんのレシピは、オーブンで焼く前に、フライパンで焼くのが特徴(たぶん、フライパン焼きでカリッと、オーブン焼きでふわっと、させたいのではないのかと)。炙るんじゃなくて、もうフライパンの段階でほとんど火を通してしまうのです。これがね、結構、大変でした。うちのガスレンジは弱火調整があまりできないので、焦げるのよ…。イングリッシュマフィンは、白く焼き上げるのが鉄則(焦げ目は食べる前に焼くときに付ける)。なんですが、ぐんぐん焦げ目がついて行くよ…。あああ、と思いつつ、オーブンで最後の仕上げ焼き。ここでさらに表面に色が付く…。あああ…。

お手本には遠く及ばずの出来でしたが、まぁ、家で作って食べることに意義があるのです…。意外に、中はもっちりしていて、噛み応えのある生地。今日はスクランブルエッグを挟んで食べましたが、確かに、ハムやベーコンなど、肉類の方が合っているような気がしました。

初めてなので色々手間取りましたが、もう少しコツをつかめばぱっと作れそうな気もします(なんというても、こねるのが機械にお任せなのが大きい)。もうちょっと練習して、マントウ、ピンに次ぐ、我が家の粉モノに育ってもらえればいいなぁ…と夢は膨らみます。それにしても、自家製●●を作る作業ってのは、どうしてこんなに楽しいんでしょうね。色々やりたいことはあるのに、時間と体力が追いつかないのがもどかしい。

モーニングプレート

カテゴリー: 朝食 | 投稿日: | 投稿者:

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実は、お客様が来るから…と口実をつけて、中勢以のベーコンを買っていたのでした(しかし、注文した時期が遅くてお客様用には間に合わず…)。熟成肉で有名なお店なので、本当は牛肉を買うのが筋だろう…とは思いますが、豚肉や加工品も扱っているのです。

田園調布の瀟洒な住宅地の一角にお店があって、数回お店の前を通りがかったことがありますが、あまりにセレブな佇まいにたじろぎ(同じ並びに有元葉子さんの料理教室などがあります)、一度も店内には行ったことがないまま数年が経過。結局、「客が来るから」「通販なら気楽でしょ」と2つ言い訳を作って、ようやく購入した次第なのでした。

スライスを頼みましたが、包みを開けてびっくり。ブ厚い…。普段食べてるベーコンの倍の分厚さです。私は、もうちょっと薄くてもいいぞ…と思いつつ、フライパンで焼くと、ぐんぐん脂が出てきて、すごい勢いで小さくしぼんでいきます。安いベーコンんだと案外苦戦するカリカリベーコンですが、このベーコンだったら、ものすごく簡単にできそうです。でも、今日はカリカリが目的ではないので、慌ててフライパンから取り出す。

残った脂で目玉焼きを焼き、作り置きのケッカソース、オクラのさっとゆで、ちぎりレタスを添える。頂き物のとっても美味しい晩柑を絞って、贅沢にジュースに。パスコのイングリッシュマフィンと一緒にいただきます。

お楽しみのベーコンはとてもおいしかった。個人的には、ベーコンはもう少し薄いほうが好きなのと、あと、期待したほど燻香がしなかったのが、ちょっとだけ残念な気も。とはいえ、ようやく中勢以デビューできたので、今度は思い切って、牛肉を買ってみようかしらん(いいことがあったときにね!)。