日別アーカイブ: 2017/06/10

小エビとさくらんぼの唐辛子炒め

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週末の気楽さで、作ってみたかった料理を2つ作ってみる。

手前は、陳建一さんの『うま辛でごはんがおいしい四川料理』にある「小えびとさくらんぼの唐辛子炒め」、奥は氏家昭子さんの『だから、食べたいタイ料理』にある「かにと春雨の土鍋蒸し』のかにをはまぐりに置き換えたもの。

特に「小えびとさくらんぼ…」はだいぶ前から興味津々だったのですが、この料理のためにわざわざさくらんぼを買うというのはちょっとねぇ…と躊躇していたのですが、数日前に買ったアメリカンチェリーが悲しいほどに全くおいしくなかった(甘くなく、やや青臭く、固い)ので、思い切ってあの料理に使ってみるか! となった次第。そのまま食べておいしくなかったのなら、料理に使ってもおいしくないのでは…と少し思いましたが、まぁ、その時はその時よ…と割り切ってのチャレンジでした。

結論から言うと、おいしかったです。しかし、これ、作るの結構大変でした。というのも、さくらんぼは先に衣を付けて揚げるのですが、この衣が蛋泡糊という、卵白を固く泡立てたものを使うタイプの衣なので、まずはこの準備が大変。卵黄、水、薄力粉、片栗粉を混ぜたものに固く泡立てた卵白を加えて混ぜ、種を抜いて薄力粉をまぶしたさくらんぼにたっぷり絡めて低温(120~130度)の油で揚げます。その後、下味を付けたえびも油通し。中華鍋で、赤唐辛子、ねぎ、しょうがに合わせ調味料(しょうゆ、酢、砂糖、こしょう、鶏ガラスープの素、水溶き片栗粉)と一緒に炒めて仕上げます。本当はカシューナッツも入れますが、今回はなかったのでパス。

あんなにおいしくなかったアメリカンチェリーが、衣を付けて揚げただけであんなに甘くなるとは驚きでしたが、えびとの相性も良く、えびと一緒に食べると、そのほんのりとした甘さがえびの甘さとよく合って絶妙な美味しさでした。パイナップル入り酢豚に抵抗がない人は、これも、おいしいと思うと思います。作るのは大変ですが、これは、また作りたいなぁ。

「…春雨の土鍋蒸し」ですが、はまぐりから出る汁を春雨に吸わせたらおいしいんちゃうんか…と思って、これを思いついたのですが、これまたいい読みでした。「プー オップ ウンセン」って、他の料理本でも見ますが、面白いなぁと思うのは、ココナッツミルクではなく牛乳を使うところ。タイ料理でも牛乳をつかうんやなぁ…。はまぐりで十分おいしかったけど、せっかくだから、今度はわたりがにで作ろうかな。

夫からゆで玉子をリクエストされていたので、10個一気に作ったのですが、ついうっかり、黄身を半熟で作ってしまった…。「ほぼ固ゆで」みたいな感じに作りたかったのに…。ゆで玉子に松田のマヨネーズをたっぷり乗せて食べるのが夫の最近のマイブームなのですが、トロトロの黄身では美味しさゼロだったらしく、終始無言で怒ってた。やっぱ、慣れない量で作るとダメねー。

 

ピリ辛炒めのっけ

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干したけのこと干ししいたけを戻して、鶏の挽き肉を解凍して…、ガパオっぽいものでも作るかなと思いましたが、玉子もバジルもない。と言うことで、それ抜きで何となくそんな感じのものを。

赤唐辛子、玉ねぎ粗みじん切り、干したけのこ、干ししいたけ刻んだのをゴマ油で炒め、鶏挽き肉を加えてお酒をジャッ、水分が飛んで全体がぽろぽろになったら、ナンプラー、オイスターソース、砂糖少々を混ぜたものを回し入れてしっかり炒め合わせたら、器に盛る。

塩もみきゅうりに、白練りごまに粒マスタードを混ぜたものを添える。

干したけのこは、春に実家から送って貰ったものを、刻んで干して保存しておいたもの。半日水に浸けて戻したら、もう普通に食べられる状態だった。まだあるので、もう少し色々観察してみたい。