七月大歌舞伎を観に新橋演舞場へ。演目は「名月八幡祭」「六歌仙容彩 文屋」「祇園祭礼信仰記 金閣寺」の3本。

座った席が3階席の右扉前方部分でして、舞台向かって右半分がほとんど見えませんでした（花道は奥1/4が見切れる）が、まぁ一番安い席（3000円）なので文句は言えない。だって一等席の5分の一ですからねぇ…。とはいえ、金閣寺は、舞台装置が斬新だし、舞台全体を目一杯使うシーンが多かったので、声しか聞こえん…って部分も多く、途中で飽きて少し寝てしまった。

例によって、自作のおにぎりを持参。名月八幡祭のが終わった後の30分休憩に大急ぎで食べてます。今日はちゃんとお茶も持って行ったよ。

しかし、名月八幡祭は面白かったなぁ。野暮な田舎男が売れっ子芸者に懸想して身ぐるみはがされて気がふれて、最後はその芸者を殺しちゃう…って救いも何にもない話なんだけど（しかし、根が田舎者な私は妙にその男に同情してしまうのだった）、最後に残ったのは綺麗な月だけ…ってラストがなんだか妙な余韻があって印象深かった。