日別アーカイブ: 2015/11/13

切腹最中

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久しぶりの新橋演舞場だし、折角だから、お布施とお土産を兼ねてONE PIECEなお菓子でも買って帰ろうか…と思ったのですが、イマイチ食べたいものがなく、2個入りというお手軽な量で売っていた新正堂の切腹最中を買う。手土産の特集などで頻繁に目にするお菓子なのですが、今まで食べる機会がなかったので(通常は5個入りで売られることが多いから)、ちょうどいいや、と。1個200円。

写真で見るとごつそうでしたが、実際に手に持ってみると、比較的可愛らしい感じ。あんこの量がすごそうに見えますが、実は中に餅が入っているので、食味は意外なほどにさっぱりしています。あんこは、黒砂糖入り? と思うほどにコクがありますが(でも、黒砂糖は不使用)、なめらかで、キレがいい。甘さ、量ともにバランス良く、美味しかったです。確かに、これは、手みやげにもいいなぁ。

海賊弁当

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新橋演舞場で上演中の、スーパー歌舞伎Ⅱ(セカンド)「ワンピース」を観に行ってきました。なんとなくですが、普段歌舞伎を見ない人のほうが多かったような気がします。わたしゃ、写真売り場にあんなに行列が出来るところを初めて見ましたよ。

で、舞台なんですが、うーん、いやー、すごかった。私は、『ONE PIECE』を知らない歌舞伎ファンなのですが、大変に面白く拝見しました。原作が超有名だけに、前回の「空を刻む者」よりもエンタメ色を強めており、「歌舞伎ではないようにみえるけれど、しかしこれもまた歌舞伎である」といった、不思議なアンビバレンツさを持った舞台だなぁ…と思いました。特に浅野和之さん(イワンコフ)が芯になっている2幕は明らかに歌舞伎じゃないのですが、妙な説得力があって魅入ってしまった。原作は膨大ですが、3Sで濃密にまとめられていて、中だるみナシの4時間でした。

2カ月連続公演の、しかも中日頃ということで、私の周囲はすでに複数回見ているという雰囲気の方がちらほらいて、手拍子のタイミングなども堂に入ったもの。私のお隣の方などはその最たるものでしたが、あまりにのめり込みすぎていて、私が感動するタイミングが全部先取りされてしまい、やや、寂しかった…。宙乗りの時と、エンディングにゆずの北川悠仁さんが作った主題歌(「TETOTE」)が流れるのですが、立ち上がって全力で歌われたために、私の舞台の余韻がかき消されたのが、返す返すも残念なところです。多分こういう反応こそが、猿之助さんの求めるところだと思うのですが。

今回は、舞台イメージのお弁当が2種類出ていたので、折角なので、「麦わら一味 海賊弁当」を買う。開演直前に売り切れていたので、私のように記念に買う人が多いのでしょう。

中身は、ルフィをイメージしたのか、なかなか肉々しいラインナップ。骨付き鶏の唐揚げ、骨付きソーセージ、チャーシュー、ゆでもやし、千切りキャベツ、かにご飯の上に海苔、ぶり照り(かな?)、チリコンカン。1500円という値段におののきつつも、しかし、普段食べないものを食べるってのも、なかなか楽しいものです。