日別アーカイブ: 2016/07/12

麺工房 厨

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ちょっとお外で小さいおかずをつつきながら静かにゆっくり呑みたい…、沢山飲めないのにいっぱしの呑兵衛のようなことを言う私の希望を叶えてくれるお店は、ほんとうに少ない。昔はいくつかあったのですが、みんな、なくなってしまった。なので、最近はもっぱら、蕎麦屋やうどん屋で呑む。お酒も置いてくれている店は多いし、具はつまみに最高。でも、基本は呑み屋じゃないから静かだし、沢山飲まなくても怒られない(むしろ、沢山呑む方が迷惑)と、いいことづくめ。最後に、麺食べてシメられるし。

最近のお気に入りが、府中本町駅近くのうどん屋さん、。うどん屋さんなのに日本酒の種類が多いのが魅力的で、アテもなんつうか、シブくてニヤッとする。

今日も、最初に楯野川(純米大吟醸)。以前に一番安いので呑んでみたのですが、美味しいです。食べ物とよく合うと言いますか、すいっとさらっと呑めるという感じ。ニシンの切り込みとたこわさびで。

ニシンの切り込みは、前回行ったときは入り口の看板にしか書いてなくて、帰り際にあああ、これも食べたかった!! と地団駄踏んだブツだったので、注文できてにんまり。しかし、こんな身のでかい切り込みは食べたことがありません。美味しかった…。

興味深かったのは、切り込み初体験の夫はちょっと囓って「めちゃくちゃ塩辛い!」と驚いていたのに対して、私は「へ、これが、塩辛いの?」という反応だったこと。普段は、かなり塩分センサー敏感な方なのですが、食べ慣れた味ってのはさすがのセンサーも鈍るのでしょうか。今思い返しても、ちっとも、塩辛いと思わない…。でも、ほかほかご飯の上にのせて食べたいな…とも思ったので、やはり塩辛いのでしょうね…。でも、それが美味しいんだよね…。

このお店、1合で頼んでも、お猪口とか出てきません。これ、なんて言うんですかね、ものすごく大きな、受け皿付きのぐい呑みで出てきます。夫と交互に、ちびちびと啜ります。

厨のテンペの天ぷら

この日は調子に乗ってもう1杯。屋守(純米)。青い瓶だったので、夏酒だと思います。ハッとするフルーティーさに軽いシュワシュワ感がどぶろくを思わせるのですが、大変に美味しかったです。で、私は、「ヤモリください」と注文したのですが、本当は「おくのかみ」と言うそうです(あとで調べて気づいた)。お店の人は優しいのか、「はい、ヤモリです」と注いでくれましたが、そこは、正しく指摘してくれていいような気もしました。

もう今日は、締めのうどんはパスするぞと決めて、おつまみだけ追加注文。テンベの天ぷらとポテサラ。テンペって初めて食べましたが、豆ですね、これ。ほこほこしていて美味しい。ポテサラもベーシックな味付けがいい感じ。

厨のとり天うどん

夫は最後に、とり天うどん。とり天もとっても美味しいです。うどんもおつゆも、優しい味わいで好きです。