日別アーカイブ: 2019/12/13

おそば天かめ

国立劇場公演記録会に行く前に、半蔵門駅そばの天かめで、さくっと月見そば。あんまりカツオ臭くなくて、あっさりしたつゆ。麺の量も程よくてよし。周りはみんなかき揚げを頼んでいたので、今度は私もなんか揚げ物乗せようかな。

国立劇場の公演記録会って、毎月1回やっていて、無料なんですが、往復はがきで申し込む必要があるんです。定員120人くらいで、抽選じゃなくて先着だから、告知が出たらすぐに応募すれば当たるかな…と思って何度か申し込んでるんだけど、これが全然あたらないのよねー。

で、やっとこさひとつ当たって行ってみて、何となく納得したんだけど、めっちゃリタイア男女ばっかりなのだ。うん、たとえ数か月前に出していたとしても、これは負けるな…と思いました。よく考えたら、ここで上映されるものは、同じ建物(伝統芸能情報館)にある図書閲覧室でも見られるので、今度からは、それで見ることにしようかな…。

今日見たのは、昭和57年11月に上演された「彦山権現誓助劔」。38歳の吉右衛門さんと、40歳の菊五郎さんが六助とお園をやっていました。うわー、若い。歌舞伎だと、通常「毛谷村」しかかからなので(文楽だと全十一段のうちの九段目)、その前段(長門国吉岡一味斉屋敷、杉坂墓所)まで見られるのは新鮮でした。もうちょっと検索すると、昭和42(1967)年に、「周防国山口八幡宮」「長門国吉岡一味斉屋敷」「摂津国須磨浦返り討」「 山城国小栗栖瓢箪棚」「豊前国彦山杉坂墓所」「豊前国毛谷村六助住家(毛谷村)」「 豊前国小倉立浪主膳正本陣」まで上演する通し公演をしていて、楽しそうだけど、結局これも1回切りのようなので、歌舞伎でここまでやるのはあんまり需要がないんだな、とも思ってしまった。

調べていて結構ビックリしたんだけど、毛谷村ってのは、大分県中津市に実在する地名で、しかも六助の墓もちゃんとあるのでした。地図で見て見たら、大分山深い地域で、行ける気がしないけど、これから毛谷村を見る時は、ちょっと親近感がわきそうです。