今日は1日寒いと朝の天気予報が言っていたので、そうか、ならば、晩御飯は煮込み料理にするか、と残しておいた牛ネックを解凍してストーブお任せ料理を作っていました。

参考にしたのは、『プロのためのわかりやすいイタリア料理』にあった「ミラノ風オッソブーコ」。ミラノ風とあるのは、脇にサフラン仕上げのリゾットを添えるからではないでしょうか。私はリゾットを作るのがすごーく苦手なのでこれはパス。そもそも、仔牛の骨付きすね肉を使わないとオッソブーコとは言わんでしょうから、あくまでも参考にということで。

元ネタでは、ソフリット（ソッフリット）を作ってから、ピュレ状にしたトマト缶、白ワイン、チキンスープの中に入れて煮る…ですが、チキンスープがないので、チキンスープの分量の水に鶏がらスープの素小さじ1で作っちゃいました。でも、問題なかった。あと、レシピよりも肉の量が少ないので、代わりに干しエリンギも一緒に入れて煮込みましたが、これ正解。もんのすごくおいしかったです。

オッソブーコには、グレモラータ（グレモラーダ、クレモラータ）というものを添えることが多いそうなので、ついでに、っぽいものを作ってみました。レモンの皮、にんにく、パセリをみじん切りにして混ぜたものだそうですが、パセリがないのでレモンの皮とにんにくをすりおろしたものを用意して、食べるときに適当に乗っけるって方法で。本来はコッテリ味を和らげるためにあるようですが、さほどコッテリ味ではない煮込みに添えても、味わいが変って、いいアクセントになりました。こういう添え物も、ちゃんと意味があるんだなぁ…と、つくづく思いました。

こういう料理だとやっぱパンかなぁ…と、アンデルセンのハイジの白パンとハモニカを添える。ちょっとワインを買いだめしたので、さっそくあけて、オイル漬けにしておいた炒りがきで飲む。ただねー、この炒りがきのオイル漬け、ごま油を使っちゃったんで赤ワインにはかなり微妙でした。オリーブオイルに漬けておけばよかったなぁ。