日別アーカイブ: 2016/11/07

TORAYA CAFE・AN STAND

トラヤカフェ

新宿で乗り換えついでに、食後のお茶。トラヤカフェのアン・スタンドで、コーヒーとあんミニバーガー。

え、と思うくらい小さいのですが、食べ応えのあるパンに、あんペースト、さつまいも、有塩バターのバランスが絶妙で、とてもおいしかった。そういえば、以前にあんバタートーストを食べたときも、最初は、パンが小さすぎる、あんこもバターも少なすぎる…と感じたのですが、食べ終わると妙に納得…という不思議な満足感がありました。そういう料理を作れるようになりたいものです。

サザンテラスでは、年末年始(クリスマス)のイルミネーションが始まっていました。昔は寒々しい青一色だったけど、今年は可愛らしいピンク色でした。もうそんな季節なのね。

おいしいものいろいろ

あてるい

夫に美味しい物をご馳走して貰ったので、そそくさと、写真をアップ。お仕事の会食の予定だったのがなくなっちゃったのだけど、予約をつぶすのももったいないから来る? 的な感じだったのですが、まぁそれでも、美味しいものが食べられるのはありがたい。

ただ、私、この日は、カニを食べる気満々でした(ホームページに「毛蟹が入荷しました」とあったから)。なのに、席について、メニューを見たら「要予約」の文字。そうだよね、普通、予約するよね…、なぜそんなことを思いつきもしなかったのか、と思いつつ、もう、今日という日は終わったな…という気持ちで一杯で(店に行く前に、寒空の下で長く待たされたというのと、最初に頼んだお酒の量が少なかったというので、余計に気分は暗かった)、もはや今日は何を食べたいのかよく分からなかったのですが、とりあえず、最初に来たお刺身盛り合わせ一人前を食べて、ようやくエンジンがかかりました。

手前から、ほっけ、いか(種類忘れた)、自家製しめさば、まぐろ、大助のルイベ(サーモン。「おおすけ」と読む)。最近、生ものにさほど有り難みを感じなくなってきているので、一人前を2人で半分こするくらいでちょうどいいよ。しめさばがやたらと美味しかった。

焼きホッキガイ
焼きホッキ貝

貝類は注文が入ってから、シメて調理するそうで、頼んでから出てくるまでに結構かかります。どれくらいかかるかというと、あんまりお酒が強くない私ですら、一合飲み終わってしまうくらい待ちます。これもだいぶ待ってから出てきました。でも美味しかったので、いいです。身が甘く、歯ごたえよく、ダシもいい。最近は、牡蠣よりも好きかな。あああ、ますます「母恋めし」(ホッキ貝の炊き込みご飯のおにぎりが入った室蘭の有名駅弁)への憧れが募ります。

焼きガキ
焼きガキ

昔は偏愛に近かったけど、今はそうでもない、牡蠣。やっぱあれだ、愛が薄れたのは、5年前に松島で一斗缶1缶分の焼きガキを食べてからだと思う。あそこで一生分の牡蠣欲を満たしてからは、メニューに「牡蠣」とあってもあまりときめかなくなったし、ことに日本物の生牡蠣はほとんど興味もなくなってしまった。もう今の私には、うまみも塩気も強すぎる。…とかいいいながら、「おすすめ」とあるので意地汚く注文し、焼きガキで貰ったが、美味しかった。うーん、久しぶりに、オイスターバーも行きたいなぁ…などと思いながら、しっかり汁まで飲み干したのでした。

つぶ貝刺
ツブ貝刺

ツブ貝は夫の好物。夫は魚介類は嫌いなくせに、貝だけは割に好んで食べる。とはいえ、何でも言い訳ではなく、大喜びで食べるのは、帆立、赤貝、ホッキ貝、ツブ貝、アワビ…くらいかなぁ。高級なのばっかりね。歯ごたえがよく、甘みがある物が好きってことなのかなぁ。

他の貝類と同じく、だいぶ待ちましたが、待った甲斐があった。甘くてこりこりして美味しい。普通のワサビ+しょうゆ、レホール(西洋ワサビ)+しょうゆ、塩と、3種類の食べ方をご提案。おすすめするだけあって、レホールが一番合っている気が。次は塩。わさびしょうゆって万能そうにみえて、案外、相手を選ぶんだなぁ…と分かって面白い。

ホッケ焼き
ホッケ焼き

北海道と言えば、ほっけとにしんと鮭でしょ…と言う強い思い込みを持っている本州人としては、北海道の美味しい物をウリにしているこの店に来て、ほっけを頼まないわけにはいかない。当たり前だが、チェーンの居酒屋にあるような、冷凍のニセほっけとは訳が違う(あれはあれで美味しいんだが)。背骨以外全部食べて大満足。味が濃いのにさっぱりしている脂が最高。もう最初からこれでもよかった。

カニチャーハン
カニチャーハンと自家製明太子

もはや、シメご飯をする年ではないのだけど、カニを食べはぐった無念を少しでも解消するために、「カニ身がたっぷり入った」チャーハンを頼む。夫は明太子と白ご飯を頼もうとして、お給仕の男の子に「チャーハンだけでも2人前ありますが」と止められ、明太子だけで我慢していた(正解だった)。しかし、このチャーハン、ご飯はふんわりしているのに、ちゃんとぱらっとしている。しかも、脂ぎってない。かにの風味も食べる毎にちゃんと感じられ、カニが食べられなかった無念さを癒やしてくれました。あー、おいしかった。

今日のお酒は、豊盃2杯(「ん」と特別純米)に男山。私にしてはたくさん飲みました。ごちそうさま。