日別アーカイブ: 2018/01/13

だるま弁当

2018-01-13 19.30.13

新橋演舞場の初春歌舞伎公演のBプロを観に行ってきました。数年前のコクーン劇場のABIKAI(確認したら2013年8月だった。5年も前…)で見た「疾風如白狗怒涛之花咲翁物語。」が、装いを変えてまたかかかるとのことなので、どれだけ変わったのか…興味津々でお出かけ。今回は「通し狂言 日本むかしばなし」と題し、竜宮物語、桃太郎鬼ケ島外伝、疾風如白狗怒涛之花咲翁物語。、一寸法師、かぐや姫、の5幕構成。いずれも脚本は宮沢章夫、演出は宮本亜門。

ぼちぼち耳にする感想が芳しくないものが多かったので正直不安半分でしたが、だからでしょうか、それなりに面白く見ました。浦島太郎と桃太郎外伝は右團次さんの演技力で持っている部分が大きかったですが、うまい人は何をやってもうまいなぁとつくづく実感。美しい笑也さんを拝見できたのもうれしい。桃太郎外伝は鬼が主役で小劇場っぽい感じが個人的にはかなり好きだけど、ただ、歌舞伎かな? といわれるとちょっと言葉に詰まる。花咲爺さんは、悪い爺さんに獅童を迎えたのと、短く整理しなおしたおかげで、話のテンポが良くなった印象。一寸法師は舞踊で見せる趣向で、鷹之資の踊りをたっぷり見られてよかった。なんか、声も見た目もお父さん(私が知っている最晩年の富十郎)にそっくりだなぁ…と驚く。まだ二十歳になってないよね、確か…(18歳だった)。ここまでは面白く見ていましたが、問題はかぐや姫。

そもそも今回は、発端が月の世界の騒動から始まっており、その騒動の結果、鬼石という不思議な力を持った石が地球に落ち、それと同時に月の姫が地上に逃げる。石は様々な物語に登場して物語を展開させ、最後に手にした姫が恋しい人を地上に置いて月に帰る…というのが、物語の本筋。浦島太郎とか桃太郎とか花咲爺さんとか一寸法師はおまけであって、実はかぐや姫の話こそが物語の主題なんだろうなぁ…と気づいたのは見終わった後なのですが(かぐや姫の幼少時を堀越麗禾ちゃんがやった時点で気付くべきなんでしょうが)、もはや最後の幕は海老蔵のお芝居というよりは、天国の奥様に想いを語る堀越孝俊さんとしか見えず、なんともいえずしんみりとした気持ちで劇場を後にしたのでした。

幕間のお弁当は、せっかく新宿を経由していくのだからと、京王百貨店の駅弁大会に寄って、だるま弁当(群馬駅、たかべん)をチョイス。群馬まで行かずとも大宮駅でも買えるのを知っていますが、でも、食べたことないしね…と選んでみました。だるま型のお弁当箱は、私でも片手で安定して持てる形で、狭い座席でも落ち着いて食べられるのがありがたい。小ぶりなのかと思いきや、中身は結構なボリュームで、薄味の茶飯の上に、鶏八幡巻、鶏肉焼、煮物(こんにゃく赤・黒、しいたけ、たけのこ、山菜)、甘い煮物(栗甘露、花豆)、漬物(小茄子、山牛蒡、山くらげ)が乗っています。盛り付けがおかしいのは私が雑に持ち歩いたからです(すいません)。「黄檗普茶料理風に調理」とのことですが、味のバランスがよく、最後まで美味しくいただきました。さすが名物駅弁。

yukkaya

2018-01-13 11.40.55

夫は今週は外食ありのお仕事が多かったのですが、どれだけ美味しいお店だったとしても仕事で食べる食事はやはり疲れるらしく、そういう週末は逆に近所のお気に入りのお店に行きたがります。

というわけで、今日のお昼はyukkayaのサンドイッチ。チーズ野菜&ハムのノーマルなサンドイッチが夫のお気に入りです。私は今日はチキンソテーのサンドイッチ。クロワッサン・オ・ショコラに、週末限定の紫芋のパン。きょうも、どれも、美味しい。

簡単お雑煮

2018-01-13 08.31.32

夫が、最近はまっている簡単お雑煮を作ってくれました。麺つゆをのばしたものに、レンチンした餅とかまぼこを入れ、血合い抜き薄削りの鰹節をたっぷり。乗せすぎちゃうか…と言ったんですが、やりすぎくらいが美味しいんですって。

ここ最近、お昼にこれを毎日食べているようなんですが、麺つゆの割合とか、温度とか、いろいろ試すことが多くて飽きることがないそうです。確かに、見た目はアレなんですが、美味しかったです。