日別アーカイブ: 2019/04/15

LENÔTRE

ルノートルのショップが銀座三越にオープンしたというので、立ち寄る。知らなかったんですが、以前に日本に出店していて一度撤退していたんですね。今年のサロンデュショコラでは、ボンボンのボックスを買っていて、好みのお店だと分かっているので、絶対チョコレートケーキもおいしいはずと、大いなる期待を持ってショーケースをのぞく。

ルノートルのケーキと言えば、フイユ・ドトンヌでしょうけど、中身がメレンゲとチョコレートムースということで、何となく気分じゃないなと。店員さんに、「もっとチョコこってり、みたいなケーキがいいんですが」と相談すると、トゥール・エッフェル・ヴォリュテ(手前)とコンセルト(奥)をお勧めされたので、それを買う。銀座らしく、フランスから来たと思しき若い旅行者カップルもケーキを物色していて、いちごの乗ったタルト(エスプリ・タルトレット・フレーズ)を買っていた。旅先で知っているお店を見かけると、何となくほっとするよね。そんな感じだった。

この日は蒸し暑くって、入れてもらった保冷剤で間に合うかちょっと心配だったけど、何とか無事帰宅。

トゥール・エッフェル・ヴォリュテは日本限定品で、チョコレートをベースにあちこちにキャラメルの風味をアクセントに置いてあるケーキ。上に載った薄い板チョコレートがキャラメル風味。中もサクサクカリカリの食感で、濃厚なのに軽い味わい。コンセルトは、見た目的にオペラかなと思ったけど、こちらもクリスピーな食感をアクセントにしており、トゥール・エッフェル・ヴォリュテと構成が似ている感じ。ただ、こちらの方が少しビターで、チョコレート食べた―って気分になる。すごくおいしい。

夫が、すごくおいしいけど、これいくらなの? と聞くので値段をいうと(1つ約800円)、ものすごく驚いていたが、なんかもう、私はあんまり驚かない。安いとは思わないけど、ケーキって本当に作るの大変だし、チョコレートは特に大変だし、材料費は高騰する一方だし(本当に半端ない)、と考えると、この価格は妥当。1か月に1回の贅沢だと思えば、いいんじゃないのー。

豆腐の豆板醤乗っけ

ありものをかき集めて、適当に。

味噌田楽でもやろうと思って買っていた焼き豆腐をフォークでつぶして、豆板醤、ごま油をかけて、ピリ辛和えに。最近夫は、麻婆豆腐じゃなくて、この豆板醤和えにはまっていて、ラクできていいので非常にありがたいのでした。それもこれも、ピーシェン豆板醤のおいしさゆえ。

炊飯器で作った豚ヒレのハム、きゅうり、みょうが、とまとを刻んだだけのサラダ、たけのこの煮物、ちくわにクリームチーズを挟んだもの。

妙に蒸し暑くて、ひんやりしたおかずがおいしい。

お弁当

4月大歌舞伎の昼の回を見に行ってきました。平成代名残絵巻、新版歌祭文、寿栄藤末廣、御存 鈴ヶ森、の4本。このうち楽しみにしていたのは、吉右衛門と菊五郎でやる鈴ヶ森で、実際、やっぱり面白かった。吉右衛門の幡随院長兵衛はとにかくかっこいい。しびれた。

新版歌祭文は、通常、野崎村だけ上演することが多いのだけど、今回は座摩社も合わせて上演。すごく珍しいらしいけど、実際、私も見たのは初めてで、野崎村とはテイストがだいぶ違うので、少し面食らったくらい。それにしても、野崎村ってのはホントに悲しい話だよ。幕切れのお光の切なさと言ったらない。時蔵さんも情感たっぷりに演じていて、最後はぐっと来た。もう一度見たいなぁと思っていたら、5月26日の「古典芸能への招待」で放送するらしいので、嬉しいな。

お弁当ももちろん、タケノコで。穂先の煮物に粉山椒まぶし、タケノコと高菜の炒めもの、のらぼう菜の玉子とじ、いかなごのくぎ煮、玄米ご飯。