ときどき無性に食べたいなーと思うのが、宮崎のチキン南蛮。揚げて、甘酢に浸けて、タルタルソースを添えると、ちょこちょこ手間のかかる料理なので、心の準備をして挑まねばならぬ。今日は、副菜の作り置きがいろいろあるので、ちょうどよい。

チキン南蛮というと、いまやタルタルソースの乗った宮崎式がメジャーだと思いますが、私くらいの年代（70年代生まれ）から上だと、揚げ鶏に野菜の千切り入りの甘酢あんかけが乗ったものを思い浮かべる人もいると思います。夫はまさにそのタイプで、チキン南蛮なのになんであんかけじゃないんだと何度も言う。そのたびに、宮崎にそういうご当地グルメがあるんですよーと説明するんだけど、ちっとも覚えない。いい加減覚えて欲しい。

そもそも発祥の店が2店あるだけに、明確な正解がないようで、検索するとレシピは色々。私は、胸肉を使い、衣はピカタ風で。甘酢は、砂糖、しょうゆ、酢を1：1：2で混ぜたもの。タルタルは具沢山っぽく。

スライスせずに、揚げ焼きで作ろうかと思ったけど、結局そぎ切りにして、揚げ鍋で1枚ずつ揚げて作った。結局こっちのほうが楽なんだよな。甘酢にくぐらせてから、タルタルソースって、よく考えると、フィッシュ＆チップスと似てる。モルトビネガーにタルタルソースだから、組み合わせとしては一緒だもんね。ときどき無性に食べたくなる気持ちが分かった気がする。夫もおいしいって言ってたし、よかったわー。

ご飯代わりにキャベツの千切りをたっぷり用意し、かぶと厚揚げとしめじの煮物、ニンジンサラダ、かぶの葉のオイル煮、パプリカ切っただけ。