本日は、勝手に「忠臣蔵DAY」と題して、1日中歌舞伎を見てました。何のことはない、十二月大歌舞伎を昼夜続けて観ただけなんですが。

最近ようやく、自分の中でお気に入りのエリアができつつありますが、最近は、3等Bの中央やや西寄りの最前列がお気に入りです。あれで4000円だったら、私は十分満足ですね。あと2000円足して、3等Aの中央最前列を取る手もありますが（”お芝居”を見たい向きにとっては、ここが歌舞伎座の席の中で一番コスパがいいと思います）、中々の激戦エリアで取れたためしがありません。ツアー客の多いエリアでもあるので、買いにくいってのもあるんですけどね。

それはともかく、今月は、キャストを変えて、先月と同じ演目。仮名手本忠臣蔵の、昼の回は、大序、三段目、四段目、道行、夜の回は五段目、六段目、七段目、十一段目。一応先月はベテランチーム、今月は花形チームという括りにはなっていますが、大星由良之助は幸四郎さん、おかるは玉三郎さん、病気休養で結果的に海老蔵さんに替わりましたが、本来は高師直は三津五郎さんがやる予定で、重要なお役はベテランできちんとシメております。

まぁ、もう、それにしても、玉三郎さん。歌舞伎をやる玉三郎さんを拝見するのは初めてかも…ってくらいご縁がなかったのですが、いやー、ホントに素敵でした。観に行ってよかった…、感激のあまり、普段は買わないブロマイドまで買ってしまった。道行のおかるの綺麗さにもたまげましたけど、七段目のおかるもまたステキ。おかるって、ただ可愛いだけであんまり深く物事を考えないアホ女（まぁそこが可愛んだけど）ってイメージなんですけど、玉三郎さんのおかるはそのイメージまんまで、なんかもう、観てて楽しかったです。玉三郎さんは本当にお綺麗なんですけど、コメディエンヌ（敢えてそういう）としても素晴らしいんですよね。楽しかったなぁ。

昼の回の幕間は、近くにある「蜂の家」というカレー屋さんでビーフカレー（写真撮り忘れた）。見た目以上にスパイシーで、ルーのカレーなのにさらっとしていて、美味しかったです。

ただ、でも、やっぱり、お芝居を見るだけなので、外食だと量が多くてしんどい（眠くなるの）。夜の回は反省して、コンビニのおにぎりで軽く済ませる。小振りのおにぎり2個に、卵焼き、ウインナー、から揚げが入った小さなパック。

歌舞伎観劇といえば、幕間のおべんとうも楽しみのひとつだったんですけど、最近は、もう、食べきれなくなってきちゃいました。劇場で売っているのは、量的にゴツイものばかりなのですが、もう少し、小ぶりで気の利いたものも売ってくれるといいのになぁ。