日別アーカイブ: 2017/08/05

ケーニッヒ

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今日は美味しいものをいっぱい食べたから、簡単でいいよ。きゅうりとソーセージでいい、というので、その通りに。少し前に、夫が自分用に買ってきていた、ケーニッヒのソーセージを茹でて、きゅうりの種を除いてスライスしてから塩もみし、みょうがのせん切りのっけて、オイポンドレ。種はゆかりをまぶしてそのまま食べる。

1週間ほど前に仕込んだオクラのピクルスが食べ頃っぽいので出してみる。『アメリカ南部の家庭料理』にあったレシピを半分にして作りましたが、これは簡単でいい。洗って水気を拭いて、ヘタの堅い部分だけぐるりと切り落としたオクラを瓶に詰め、スパイス(マスタードシード、セロリシード、にんにく。ただし、私はピクルスににんにくを使うのはちょっと苦手なので使ってません)を淹れたら、湧かしたピクルス液(酢、水、塩。酢と水の割合は1:1)を注いで粗熱が取れたら蓋をして1週間ほど置いておくだけ。歯ごたえがよくて美味しい。

こけし屋

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食後のデザートは別の店で…と思って、そういえば、私、こけし屋でお茶したことないのよねー、行ってみたいな、と思って、わざわざ隣駅で降りて、こけし屋まで行く。が、食後のお茶にドンピシャな時間帯だったせいか、どうも喫茶室は満席の様子。私が本館に入ろうとしたときに入れ違いに出てきた押しの強そうなおじさんが、連れの女性に「オイ、満席だよ、別館行くぞ」と言うのを耳にして、私もひっそりとそのおじさんについていく。

本館からほんの少しだけ離れたところにある別館は2012年にオープンしたそうですが、私はその存在を全然知らなかった。カジュアルな内装なのに、喫茶から軽食、ガチのフレンチまで食べられる不思議な空間で、地元の人でいっぱい。ワイン飲みながらランチ中の年配グループが多くて、なんとなく西荻っぽいなーと思ってしまう。

サバランと地卵のシュークリーム。ここのケーキは小ぶりでお手軽な値段なので、私が2個食べちゃいます。でも、ただお手軽価格というだけでなく、とても美味しい。よい材料を使って丁寧に作ることこそ王道だということをつくづく感じさせてくれます。今度は、本館でお茶したいなー。

つばめグリル

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下井草からどう帰るか…と考えると、また新宿に戻って京王線に乗り換えるのが一番ラクではあるのだけど、それだと面白くないので、バスで荻窪まで出て、中央線経由で帰ることにする。

荻窪のルミネに寄って本屋をぶらぶらし、レストラン街をぐるりとまわったら、つばめグリルがあることに気づいて、「さっきはサンドイッチだけだったからねー」と言い訳しながら、ここで2回目のお昼にすることに。メニューを見るとあれもこれもって思っちゃうんだけど、滅多に来ないので、やはり選ぶのはハンバーグになってしまう。

ふたりとも、つばめ風ハンブルグステーキ。つい最近もつばめグリルでお昼を食べた夫のアドバイスにより、ふたりともセットメニューにせず、単品で。私は暑かったので、ビール(エルディンガー・ウア・ヴァイセ)を。私よりもほんの少しだけ「つばめ経験」のある夫に、ホイル包みの開け方をレクチャーしてもらう(それなりにコツがいる)。

夫のアドバイスは正しかった。ハンバーグもしっかり大きいし、その上、豚肉の煮込んだのが一切れ、じゃがいもが丸々1個添えられていて、これで十分。ハンバーグとビールって、なかなか幸せな組み合わせです。でも、デザートもすごく美味しそうだったので、ビールを飲まずに、ハンバーグを食べ終わったらコーヒーとデザートってのもありかもしれない。

カリーナ

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行ってみたい美術展があったので、下井草駅で降りててくてく歩く。目的地への意識でいっぱいだったので気づかなかったのですが、夫が「美味しそうな、サンドイッチのスタンドがあるよ」と声をかけてくれたので、ふと見ると、カリーナというお店でした。

あの看板、なんか見覚えがある…とすぐに思い出したのですが、だいぶ前に読んだポパイのサンドイッチ特集で、巻頭で紹介されていたお店でした(満島真之介さんが近隣の大学生的な雰囲気で店内でサンドイッチを食べるというグラビアでした)。玉子サンドが美味しそうだったので、覚えていたのです。しかし、どうして気づかなかったのか。夫よ、気づいてくれてありがとう。

いわゆる「パックサンド」のお店で、対面販売のみ。ガラスのショーケースには沢山の種類のサンドイッチが並べられていて(でも、半分ほどは売り切れていた)、中で数名の女性がサンドイッチを作っているのが見えました。3人ほど並んでいたかな。みんな近くに住んでいる人って感じ。皆さん結構数を買っていくのに驚ろきつつ、私たちは初めてとあって、気になるものを1個ずつ。私は(当然)玉子。夫はフィッシュフライ。

展覧会を見終わって、近くの公園でサンドイッチを食べる。

うーん、ビックリした。すごーく美味しい。玉子のつぶし具合もマヨネーズの塩梅も、パンと具のバランスも完璧。こんなに美味しい玉子サンドを食べたのは初めてかもしれない。フィッシュフライもタルタルが美味しい。もう1パックずつイケるね! と思わず言い合ってしまった。ホームページにある「手づくりです」というページを見ると、本当にごく普通の作り方なのに、なんであんなに美味しいんだろう…って思うくらい美味しい。皆さんがたくさん買うのも、納得。帰りに寄ったら、もう完売閉店でした。残念。

帰宅して、本棚から『ポパイ No.809 サンドイッチと・・・。』を読み返す(もう3年も前の雑誌だと気づいて驚く)。カリーナはもともとは喫茶店だったんだけど、1985年に下井草に移転してサンドイッチ専門店になったそう(だから、店内でサイフォンで淹れたコーヒーが飲めるんだけど、今はコーヒーはお休み中とのこと)具もぜんぶ手作り。あのふわっふわのパンに驚いたんだけど、ヤマザキのロイヤルブレッドを使っているそう。届いたらすぐに耳を落とすとのこと。パンがおいしくてビックリだったよ。

またカリーナのサンドイッチ食べたいから、近いうちにまた、ちひろ美術館行かなくちゃなーと思ったのでした。美術館も素敵でよい空間でした。