日別アーカイブ: 2017/08/20

ちょっと飲む

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八月納涼歌舞伎を見終わって、特に寄り道せずにまっすぐ帰宅。夫は、新宿でトラヤカフェのかき氷食べて帰る? と言ってくれましたが、さっきあんなに美味しいパフェを食べたばっかりで、またすぐにかき氷を食べたらバチが当たりそう…。それに、舞台が楽しかったので、なんとなく早く家に帰ってゆっくり反芻したい気分でもあったし。

帰宅して、豆腐と作り置きの総菜で少し飲みつつ、チラシを読み返す。筋書きを買おうか悩んだが、まだ写真が入ってないので、後で買うかと今日はパス(今回は初日が9日と遅かったので、写真入りに切り替わるのは千穐楽の3~2日前くらいになりそうだということでした)。実を言うと、今回は、普段目を通しているSNS上に観劇の感想がほとんど流れてこなかったので、ひょっとしてあんまり面白くないのかなぁ…と少し心配だったのですが(YJKTは一杯流れてきたので余計に)、実際見て納得だったのですが、あの舞台をわずかばかりの文字量で感想を書くのは難しいです。そもそも、あらすじをまとめるのも難しい(話の筋は坂口安吾の『夜長姫と耳男』を軸にしていますがそれだけではない)。言葉にしてしまうと陳腐なことを、圧倒的な言葉遊びや、役者の超絶的な表現力や、美しい舞台装置などが、カラフルなモザイクにしていくって印象。そのモザイクを剥がしながら、私はここで何を見ようとしているんだろうと考えながら舞台を見る。普段歌舞伎を見るのとは違う筋肉を使ってるなぁ…と思いながらの観劇だったし、夫も一緒だったのでいろいろ感想を口にできて楽しかった。いつもと違う視点で楽しめるのも新作歌舞伎のいいところなので、時々はこういうのもかかるといいなぁ、と思った次第です。

ところで、見終わってから戯曲も読み始めたんですが、舞台の印象と違って、構成が整然としているし、詩的だなぁと思いながら読んでいます。読みやすいのが意外だった。これ読み終わったら、「足跡姫」も読んでみよう…と思いました。

作り置きのおかずは、大分から送って貰っていた干したけのこを戻して、これまた大分の干ししいたけと一緒に、ピリ辛に煮込んだもの。柔らかく程よい歯ごたえが美味しい。

長ねぎの粗みじん切り、豆板醤を炒めたら、食べやすい大きさに切った干したけのこと干ししいたけを加えて、水、鶏ガラスープの素少々、しょうゆ、豆豉、実山椒の青煮を加えて、蓋をして、汁気がなくなるまでゆっくり煮ただけ。ちょっと薄いかなーくらいで味を付けましたが、冷めたらいい具合に馴染んで、いい感じのお弁当のおかずになりました。つまみにもいい感じ。

和光ティーサロン

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八月納涼歌舞伎の三部を見る前に、和光のティーサロンでお茶。納涼歌舞伎の三部と言えば、南北の通しがかかるイメージがありますが、今年はなんと、野田秀樹。「野田版 桜の森の満開の下」です。大学生の頃、コツコツお金を貯めてNODA MAPの舞台を何回か見た程度には野田秀樹は好きな演出家(戯曲がというよりも、野田さんを見るのが好きだった)なので、まさか、歌舞伎しか見なくなってからまた野田さんの舞台を見られるとはなぁと、なんだかしみじみしてしまった。勘三郎さんが亡くなって、もう「野田版歌舞伎」を見ることはないだろうと思ってたし。当然、いつも通り3階席で見るつもりだったのだけど、私があまりにも楽しみにしているのを見て、夫が「俺も見てみたい」といい、しかも、1等席をプレゼントしてくれました(ありがとう…)。

で、和光。毎月1回は必ず銀座に行っているので、当然和光の前も通っており、いっつもパフェの写真を見ているわけでして、あー、和光のパフェ、いいなぁ…と思っておりましたが、ようやく実際にお目にかかれました。通年あるチョコパフェもいいけど、せっかくだから、季節の桃パフェで。周囲を見回しても、桃パフェの注文率は高かった気がする。だって、もう、来週(25日)で終わっちゃうんですもの。

運ばれてきたパフェは、写真通りの美しさ。桃のスライスに、バニラアイス(ソルベ)、桃のグラニテ、マスカルポーネのソースみたいなものを挟んで、桃のコンポート。桃の美味しさは言うまでもなく、アイスも、グラニテも、コンポートも、すべてが美味しい。アイスやグラニテを食べてから桃に戻っても美味しいし、その逆も当然美味しい(普通、冷菓を食べてから果物に戻ったら、果物はちょっと物足りなく感じるものだけど、そんなことなかった)。甘さと爽やかさのバランスが素晴らしい。桃がたっぷりなのがまず嬉しいし、アイス以下ももちろん十分な量ながら、それぞれがかすかに「あー、もうちょっと食べたいなぁ」と思わせるところで終わっていて、その寸止め感が心憎い。でも、食べ終わったときの満足感たるや、すごかった…。ふーって、思わず溜息出ちゃったけど、ほーんとに、美味しかったなぁ。

夫は、オムライスを注文。これがまた、贅沢なオムライスでした。コンソメベースにポルチーニが香るソースの上にリゾット、オムレツが乗ってるって感じ。これまた美味しかったなぁ。

yukkaya

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くら寿司からの帰り道に、えのぱんに寄って食後のデザートに甘いパンを買って帰ろう…と思ったのですが、なんと夏休み! 致し方なし…と、yukkayaに行き、こちらでかぼちゃクリームパンとブルーベリー入りクロワッサン、あんぱんを買って、近くの教会のベンチで食べる。yukkayaの全粒粉を使ったクロワッサン生地は本当に美味しい。

きょうの教会は礼拝だったのか、人が多かったのだけど、私たちがパンを食べていると、「まぁ、とっても美味しそうね!」と上品そうなご婦人に声をかけられる(その声のかけ方が嫌みのないまっすぐな好ましい雰囲気で、知らない人に話しかけられるのが苦手な私なのだが、まったく苦痛に感じなかった。そういう人もいるのだなぁ)。すぐ近くのパン屋のパンなんですよと答えると、婦人は「ええでも、あそこのパン、美味しいけれど、私、歯が弱いので食べられないの。何回か試したんだけど、本当に残念だわ…」と朗らかに笑って立ち去られました。確かに、yukkayaのパンは、美味しいのだけど、噛みしめる系のパンなので、歯が弱い人はかなりしんどい。そっか、これから、残りの人生、美味しく食べて生きて行くには、歯も大事にしなくちゃいけないのだな…と、ボンヤリと思ったのでした。

無添 くら寿司

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普段は日曜の夜にその週の弁当と晩ご飯用のおかずの仕込みをするのですが、今日は夜お出かけするので午前中に仕込み。仕込みというと大げさに聞こえるけど、乾物の煮物や野菜ソテー3種類ほど、あとは餃子やコロッケの具とか、塩豚仕込んでおくとか、ゼロから作るとしんどいモノの下ごしらえを数種類程度。そんな程度なんだけど、それでも5日分作るとなると2時間ほどかかってしまう。貴重な休みの日に2時間も使ってなぁ…と思うこともあるのだけど、これがあるおかげで平日ラクできてる部分がすごく大きいので、やはり止められない。

で、今日もせっせとつくおきしてたんだけど、作り終わってヘトヘトになってしまったところに、夫が「くらに行くか!」と声かけしてくれたので、ついつい乗ってしまった。半端に残った野菜の掃除も兼ねて、天ぷらそばのつもりでいたのだが…。平日外食しないために働いたのに、結局それがために外食してるって、なんか笑うなぁ。夫はそれでええんやっていうんだけど。

日曜といえども早い時間なので空いている。これから出かけるのだからお酒は控えようと思いつつも、ついつい無添蔵を1本。肉厚とロしめさば、揚げたて練り天、wあかえび、熟成紅鮭、赤貝、まぐろユッケ。夫は、サーモン、えんがわ、えび、いなり、究極のかにかま。今日も美味しゅうございました。