日別アーカイブ: 2017/12/21

スーパーのお弁当

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18時にめでたい焼き1個で晩ごはん終了…とするのは、やはり無理があったようで、帰りの電車でおなか減っておなか減って目が回った。ので、23時半まで開いているスーパーに寄って、赤札のお弁当(タルタルチキン南蛮弁当)とチューハイ(本絞りグレープフルーツ)を買って帰る。こういうのも、ひとりだからできること…ってことで。待ちくたびれて半分寝てた小僧(黄)を、ヒーターを入れてちゃんと寝かせてから、テレビ見ながら食べる。夜のEテレ楽しい。

めでたい焼き

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夫のいない夜だから、家で好きなものでも作ってゆっくり…と思ってたんだけど、今日は観劇だった。十二月大歌舞伎の三部。18時半からなので、仕事終わりにも寄れる。ありがたいことです。

三部は玉三郎&中車さんで、「瞼の母」と「楊貴妃」。「瞼の母」を見るのは初めてで、生き別れになった息子と母が対面する人情話、と単純に思っていたんだけど、実際に見るとそんな単純な話じゃなかった。前半の話が後半の見せ場を引き立てるんだけど、その対比構造が鮮やかで、忠太郎がおはまと相対するシーンがすごく映える。母も息子も、どちらの悲しみも葛藤も同じ分量で描いているから、幕切れは切ないけど、納得いかんわモヤッとする…とはならない。台詞もいいし、綿密に構成された脚本なんだなぁ…と思いながら見ました。玉三郎さんのおはまは素晴らしく、中車さんの忠太郎も大熱演で、想像した以上に面白かったです。あと、萬次郎さん好きなので、久しぶりに拝見してうれしかった。相変わらず艶のあるいい声。

「楊貴妃」は夢枕獏原作の舞踊劇なんだけど、実は、この日、双眼鏡を忘れてしまって、ぼんやりとしか見えなかったんです。それでも、扇子を上下にひらひら泳がせるところなど、玉三郎さんの動きが常人離れした美しさなのはよくわかりました。双眼鏡なしでも、かなり堪能したので、双眼鏡を忘れなければさぞや…。無念。

ぎりぎりで駆け込んだので、コンビニにも寄れず、久しぶりにめでたい焼き。カリカリクリスピーで、あんこは甘さ控えめ。美味しいです。

そういえば、4つくらい隣に座っていたおじいさんが、声かけさんだったんだけど、すっごい声でびっくりした(あと、局地的に話題のオモダカヤおばさんの声も聞こえた)。私が歌舞伎を見始めたころは、まだ声かけさんも結構たくさんいて、しかも皆さん芸として精進されている印象があったけど、今はだいぶ変わったなぁ…と感じる。声かけも歌舞伎の一部なのは異論はないけど、新歌舞伎では声かけはなくていいかなぁ…と思うことが多くなりました。