日別アーカイブ: 2018/02/17

えのぱん

2018-02-17 16.01.55

二月大歌舞伎の夜の回を観に行ってきました。今日の晩ごはんは、えのぱんのあんバターコッペと出し巻き玉子サンド。

今月も高麗屋の三代同時襲名公演で、夜の回は、熊谷陣屋、壽三代歌舞伎賑 木挽町芝居前、仮名手本忠臣蔵の七段目(一力茶屋の場)の3本。熊谷陣屋は、新幸四郎が満を持して熊谷を演じるご披露狂言ですが、結構さらっと見てしまった。悪くないんだけど、そういえば先代の幸四郎の熊谷も割にさらっとした印象が強いので、高麗屋の雰囲気なのかなぁとも思ったり。基本的に理不尽な話なので、圧倒的な説得力がないと、面白く観れないのよね。難しいお芝居です。

木挽町芝居前は、口上代わりのご祝儀小芝居って感じで、両花道を使って20数名の役者がずらり並び、黙阿弥調にそれぞれ自己紹介するところが面白かった。私は3階席なので姿は全く見えなかったが、それでも耳だけでも十分楽しめた。私が行った日は羽生結弦選手が金メダルを取った日でもあって、小芝居の中でも「はい、金メダルをいただいたところで…」(菊五郎)、「銀メダルも…」(吉右衛門)といったアドリブも飛び出していていい雰囲気だった。その最中、舞台正面に座った幹部たちは皆うつむいて台詞をじっと聞くという姿の人が多かったが、仁左衛門だけは、都度演者の方向に身体をむけ、それぞれの姿をにこにこ顔でじっくり見ていたのが印象的だった。

キリは七段目。由良之助が白鴎で、力弥が染五郎ってことが大事な見どころなんだけど、それ以上に注目は、隔日で「にざたま」が出る趣向。平右衛門が仁左衛門、お軽が玉三郎でして、もちろんそれを狙ってチケットを購入していた(もうひと組は、海老蔵と菊之助)。実際芝居を見ても、主役はこの二人でした(っていうか、主役を食っちゃう勢いでしたが)。

仁左衛門は悪い奴から憎めない奴まで何でもできるけど、今回は憎めない奴。自分の都合で、妹に「死んでくれ」っていう兄って、頭おかしいだろと思うけど、不思議にしゃーないか…と思いながら見てしまう。あと、お軽って、すごくかわいいんですけど、現実に隣にいたら絶対いらっとする女だろうな…と思いながらいつも見ているんですが、玉様が演じる、その何とも言えないかわいらしさが絶品なんですよね。仁左衛門もそうですが、「憎めなさ」を演じるのがお上手なところが、好きなのかもしれない。しかし、にざたま狙いのお客さんは本当に多くって(あたりまえだけど)、幕間の舞台写真売り場は結構なカオスでございました。

えのぱんの、だし巻き玉子サンドは、買ったのがお昼過ぎだったので、食べるころには出しが染み出てパンがベチャベチャになってるかも…と思ったのですが、19時ごろに食べても全く問題なかったです。しっかり塩けのきいた玉子焼きと、ほんのり甘くてきめ細かい食パンがよく合っていて、とてもおいしい。

Romancingとんかつキッチンたぐ

2018-02-17 11.17.20

仕事が絶賛煮詰まってる最中の夫が、せめて食べ物でだけでもパーっとしたいと思ったのか、「お昼はたぐに行きましょう」と言い出して、開店と同時に入店を狙って出かける。夫の読みは正しく、私たちが入店して10分ほど経つと次々におっさんの一人客がやってきて、開店30分後にはほぼ満席に。

ふたりとも、カキフライ定食で。ご飯は半分にして貰いましたが、それで普段食べている量くらいでして、ほんとにありがたかったです。最後まで美味しく食べきれて、大満足。今日のたぐもおいしい。