日別アーカイブ: 2018/02/24

カレー

カテゴリー: 夕食 | 投稿日: | 投稿者:

2018-02-24 19.34.05

だいぶ以前に豚すね肉を買ってきて、なんちゃってアイスバインと称したものを作って食べたことがあるのですが、その時の煮汁を後生大事に冷凍しておいていました。カレーを作る時とかにいいだろうな、と思って。

というわけで、カレーフレーク(奄美カレー中辛)が2人前分残っていたのを幸い、この煮汁の出番や! と、解凍して使う。玉ねぎ、にんじん、じゃがいも、豚肉の入った、ごく普通のカレーです。とても普通においしかった。

カレーを作っている合間に、ごぼうサラダ。コンビニとかスーパーのお総菜コーナーでよく見かける、マヨネーズで和えたあんな感じのを食べたくなって作る。

ごぼうは細切りにして、酢と塩を入れた湯で柔らかくなるまでゆでて冷ましておく。にんじんはスライサーで細切りにして、塩を振ってレンジで軽くチン。がっちり絞っておく。味つけは、小田真規子さんのレシピを参考に、マヨネーズ、しょうゆ、砂糖、ごま油、すりごま。ことに、ごま油は目からうろこでした。これ入れると、マヨネーズが少なくてもいい感じにコクが出る。この手はまた使いたい。

コンビニご飯

2018-02-24 13.00.47

二月大歌舞伎の昼の回を観に行ってきました。一月に引き続き、高麗屋の三代同時襲名披露公演でして、二月は昼夜とも、幸四郎襲名披露狂言が公演の柱になっています。夜の回は熊谷陣屋でしたが、昼の回は一條大蔵譚。

私はこのお芝居は大好きで、しかも近年若手からベテランまでいろんな方がされるのですが、今回見た印象では、40代以下の役者さんに限って言えば、新幸四郎は結構いい線いってるような気がする。以下は私のごく個人的な好みの話なのですが、このお芝居って作り阿呆の部分がとても楽しいので、それを楽しみにみちゃうんですが、何回か見るうちに、本当に楽しみにしているのは阿呆の部分じゃなくて、阿呆から素に戻った時の怜悧さと阿呆に戻る際の一瞬の狂気を見たいのだな…ということに気付いたのでした。その一瞬の美しさを見たいからこそ、その対比としての阿呆も説得力を持ってアホらしくふるまってもらわなきゃならん、と(何様だ…)。新幸四郎は美形だし、本質は二枚目だけど、三枚目もできるし、お似合いだな…と思ったのでした。

ほかは、春駒祝高麗、暫(海老様がちょっとお元気ない様子…)と、ご祝儀的なお芝居が2題かかり、キリは吉右衛門と雀右衛門で井伊大老。実はこれが一番楽しみで出かけたんですが、絶品でしたね。ほぼ2人の会話だけで進むお芝居なのですが、しみじみと物悲しい、味わい深いお芝居でした。前回は、吉右衛門と玉様(玉三郎)でそれも素晴らしかったですが、今回の雀右衛門は以前よりも可愛らしさをアップさせており、半分聞きわけがよくて半分はそうでない、その無邪気な感じがこのお芝居には合っているような気がしました。

幕間は、ローソンで買ってきた、おぎのや監修のおにぎりセット。玄米入りの梅干しおにぎり、鶏めしおにぎりに、玉子焼き、玉こんにゃくとがんもの煮もの、つくね焼き、漬物。玄米おにぎりと煮ものが美味しかった。そういえば、しばらく、峠の釜めし食べてないなぁ。新宿駅で買えるみたいなんだけどね、あんがい立ち寄る機会がない。

2018-02-24 13.19.48

今月の祝い幕は、草間彌生の絵が3枚並んだもの。通常、祝い幕といえば、「○○丈江」と贈り先の役者さんの名前とか、「ご襲名おめでとうございます」といった祝いの言葉とか、送った人の名前(というか、普通は会社で送ることが多いので会社名)とか、そんな文字も入るものなんですけど、そういうの一切なく、画家の名前だけあるってのが、なんか驚いた。個人のご贔屓さんが幸四郎さんの希望を聞いて贈ったものだそうですが、いろんな意味ですごい幕だなぁと思いました。ただ、せっかく草間さんの素敵な絵を使っているのだから、もっと長くかけておけばいいのに…とは思いました(祝い幕って、なぜかすぐに畳んでしまう)。