日別アーカイブ: 2020/01/02

夜もおせち

夜ももちろん、おせちです。夜からは新たに、赤かぶ漬けが投入されました。これは、白ごはん.comのレシピのものなんですが、昨年赤白で作ってみたところ、圧倒的に赤のほうがおいしかったので、今年は赤だけで作りました。程よく甘酸っぱい味が、おせちの口直しにちょうどいい。なぜか年末になると赤蕪ってやたらと安くなるので、それもまた嬉しいところです。

牛蒡は、今年はたまたま堀川牛蒡が手に入ったので、日本料理研究会のサイトなども見ながら、そうか、しつこいくらいにアク抜きしてしまった方がええんやなと理解してとりわけ丁寧に煮てみたんですが、丁寧に煮込み過ぎて、ちょっと味が濃くなってしまったのが、反省点です。

思い返せば、だいぶ以前に、大浦牛蒡として売られているものを買って(その八百屋は駅前の再開発の余波で廃業してしまった…)、何とはなしに煮しめにしたのがものすごくおいしかったので、どうしてもその面影を追ってしまうのですが、あれ以上においしい牛蒡の煮しめを食べたことがない。何とかしてもう1度口にしたいのだけど、牛蒡を入手するところからのハードルが高くて、成田山で護摩を頼んだほうが早いんじゃないかという気すらしてしまう(護摩を申し込むと、信徒に対して振舞われる接待である「坊入り」を受けられる。この坊入りで、成田山名物の大浦牛蒡の煮物が食べられる)。

まだ残っているヒラメは、みかんと一緒にオリーブオイルで和えてみた。お酒は、パッケージの可愛らしさだけ選んできた、玉川 福袋(木下酒造)。キリリと華やかな味で、まさに正月に飲むのにうってつけのお酒でした。

自作のおせち

美山荘の素敵なおせちは、昨日のうちに食べきってしまい(はかない…。でも賞味期限を考えると、だらだら食べるわけにもいかない)、今朝からは私が作ったおせち。

きんとん、叩きごぼう、煮しめ(海老芋、金時人参、牛蒡、れんこん、焼き豆腐、生麩、こんにゃく)、数の子、炒めなます。あとは、大分から送ってもらったかまぼこに、伊達巻。

年々自己流になりつつあるけど、いくつかの料理には一応お手本とするものはあって、叩きごぼうは『有元家のおせち25品(旧版)』(有元葉子)、煮しめと炒めなますは概ね『祝いの料理』(土井善晴)、数の子は『きょうの料理2007年12月号』(辰巳芳子のこれだけは作りたいおせち)、なのでした。もっとラクに作れるレシピも持っているのだけど、なんだかんだで、作り始めの頃に覚えたレシピに戻ってしまう。