月別アーカイブ: 2010年11月
大豆たんぱくのから揚げ
富沢商店で売ってた「大豆たんぱく」を使って、から揚げにしました。
似たような商品にグルテンミートってのがあるんですが、そっちは小麦のグルテンをベースにしたもので、日本だと缶詰で売られているものが多いようです(海外だと、乾燥品とか半生とかもあるみたいですが)。今日使った大豆たんぱくの原材料を見ると、「エンドウ蛋白、粉末状大豆蛋白、植物繊維、脱脂大豆、澱粉」とあるので、グルテンミートとはちょっと違うのかな。でも、肉じゃないところは同じです。
かちこちの乾燥品なので、ぬるま湯で40分ほど戻し、ざるにあけて10分ほど水きり(絞っちゃうとスカスカになるので肉っぽいジューシーさがなくなる)。あとは、普通のから揚げと同じく、漬け汁(日本酒、しょうゆ、しょうがのすりおろし)につけ、片栗粉をまぶして油でいい色になるまで揚げるだけ。
でもねぇ、ビックリするくらい鶏肉でしたねぇ。ことに、鶏肉の脂身が苦手な夫は「むしろ、こっちのほうが好きだ」と、喜んで食べていました。ミンチ状になっているものとか、手羽先の形になっているものもあるみたいなので、探してみようかな。
サンコーヒー
元湯 陣屋
ひとっ風呂浴びてから、朝ごはん。前の晩、アレだけ食べてもお腹が減るんだから、不思議だよなぁ…。
旅館の朝ごはんっていうと、納豆、焼のり、卵、鮭ってのが定番ですけど、そう言う感じではなく、小さいけどご飯が進むおかずがたくさん出てきました。
ご飯はおひつに3合分ほどあったんですが、4人で完食(でも、半分近くは夫が食べていたんじゃないか)。仲居さんはきっと驚いたことでしょう。
かぶとからすみのパスタ
どこで読んだか忘れたが、どこかのレストラン紹介でかぶとからすみのパスタの写真を見かけて、おお、一度やってみようと、作ってみました。
レストランの料理だといろいろ手が込んでるんでしょうが、作り方はいつも通り。にんにくのみじん切りを種を取った唐辛子と一緒にフライパンに入れ、弱火で加熱してオリーブオイル大さじ1.5に香りを移したら、5センチ幅に切ったかぶの葉を入れてさっと炒めたら、塩少々、パスタのゆで汁を大さじ2~3ほど入れてオイルをのばし、ソースにしておく。かぶは皮をむかずに1センチ弱の輪切りにし、パスタがゆで上がる2分ほど前にフライパンに入れて火を通しておく。パスタがゆで上がったらフライパンに入れて和え、器に盛り、スライスしておいたカラスミを散らす。
かぶの甘さとからすみがマッチして、かなりおいしかったです。よく考えたら、かぶのスライスとからすみを一緒に食べるっておつまみもあるから、相性がいいのは当然かもしれませんね。
元湯 陣屋
夫の友人IさんとパートナーのYさんと共に、鶴巻温泉に遊びに行って来ました。夫とIさんは去年泊ったのですが、とっても素敵な宿だったとのことで、今年はわたくしめも連れて行ってもらったのです。
泊っのは「陣屋」という宿。将棋や囲碁の名人戦の舞台のひとつだそうで、その筋の方には有名な宿なんだそうです。宿には名人たちの書やサイン、写真がたくさん展示されていました。棋士は揮毫を求められることが多いから、やっぱり達筆な方が多いなぁ。でも、ひとそれぞれ癖があって、観てると案外面白いです。
予約とか全部Iさんにお任せしたのでほとんど予備知識なしに行ったのですが、部屋は貴賓室でもんのすごく広かったです。たぶん、うちより広いんじゃないのってな感じ。この宿は三井財閥の別荘(平塚園)をベースにしているそうですが、今回泊った部屋は黒田家(旧黒田藩)が大磯に構えていた別邸を移築したものとのこと。中でも、明治天皇をお迎えするために特別に作った部屋を移築しているそうで、ちゃんと御座所がありました。
後で知って納得したのですが、部屋のパーツのほとんど(ガラスとか床板とか柱とか)が明治時代のものだそうで、そこかしこに「昔の家屋だなあ」と感じさせる趣がありました。これまで薄ぼんやりと、京都の古い町屋や古民家の家なんかに憧れていたんですが、素敵な半面、メンテナンスの重要さなどもなんとなくですが知ることができて、そういう意味でも泊ってみて良かったなあ、と思ったり(でも、宿ですから隙間風があるとかそういうことはなく、快適に過ごせましたよ)。
で、温泉旅館に泊まったら、お楽しみは風呂とご飯。上の写真は、最後に出てきた湯葉飯で、これもおいしかったけど、どれもこれもおいしかったのでございます。
ということで、以下、食べたものを列挙。
左上から順々に、前菜。じゃこの棒寿司を高菜で巻いたもの。めはり寿司みたいでおいしい。銀杏、小肌卯の花、長芋とサーモンをきゅうりで巻いたもの、穴子八幡巻、豆あじのから揚げ、柿の白あえ。
お椀は、鱧豊年椀。豊年椀ってなんぞや…と調べてみたんですが、鱧に炒り米をまぶして粉をふって揚げたものをメインにした汁もののようです。米俵に見立てて豊作を祝う…みたいな意味合いがあるようでして、時期的にもぴったりですね。香ばしい風味がおいしかったです。ほかは松茸、ごま豆腐、青菜にあしらいは柚子。
お造りは、かますの焙ったのに、まぐろ、白身(なんだか分からず)、赤貝。しょうゆ、昆布しょうゆ、梅肉だれが付いてきました。
焼き物は、和牛を焼いたのに、白髪ねぎ、赤かぶ漬け、きゅうりのピクルス添え。3切れほどなのですが、脂が超乗ってて、これだけでかなりボリューミー。脂ってすごいよなあ…。
お次は皿もの。大根の炊いたのにあんこうが乗っていて、あんきものソースがたらり。あんきもも形のまま乗っていた方が嬉しかったけど、それは贅沢ってもんか。
和食のコースって、ここからがドンドンドンってくるんですよね、ってことで、お酒じゃなくてお茶に切り替えて、次は揚げもの。ふぐの空揚げ。おいしいよねぇ。で、箸休めなのか、ここで酢のもの。かに、ほたて、菊花、きゅうりがきれいに盛られて、あしらいはとんぶり。品のいい酢のものでさっぱり。
鍋ものは、小鍋仕立てで、尾長鯛、きのこ、豚肉を具にした黒酢鍋。味噌ベースで、黒酢のまろやかな酸味とほのかにピリ辛の赤唐辛子が効いていて、ちょっと濃い味なのですが、妙においしかったです。あんまりおいしかったんで、鍋を下げないでもらって、後から来たごはんにちょいと汁をかけて、汁まで全部食べました。ははは。
ラストはご飯。あんかけ湯葉が乗った小さなお椀に、牛肉のつくだ煮、香の物(だいこん、にんじん、きゅうり)。このにんじんの漬物はいぶりがっこみたいにして作ってるみたいで、これだけで飲める味(飲まなかったけど)。あとは、なすの赤だし。
デザート(水物)は、丸十ムースに丸十ソースがけ。メロン。丸十って何かしら…と言い合っていたんですが、夫が即座に「さつまいもだよ」と言ったにも関わらず、誰も信じなかったんですが(Iさん、Yさんの中では夫はウソつきで通っている)、仲居さんに聞いたらホントでした。丸十=薩摩家の家紋=さつまいも、なんですってねぇ。優しい甘みでおいしかったです。
あらかじめ、「量がスゴイ」とだけは聞いていたので、逆算して万全の状態で挑んだんですが、それでも最後はお腹一杯。仲居さんにも「全部召しあがられたんですねぇ」と驚かれましたが、でもどれもこれもおいしかったです。今年最後の贅沢も終わって、気持ちよく眠りました。極楽極楽。
野菜スープ
きゃべつの芯とじゃがいもとしょうがを鍋に入れ、水、コンソメスティックを入れて軽く煮込んだスープ。しょうがを入れ過ぎたんで、食べ終わったらかなり身体がポカポカ。
奥に積んでいるのは、最近夫が買ってきた「賢い犬(けん)リリエンタール」。キャラがかわいいし、話も面白かったんで、かなりハマってます。リリエンタールもかわいいんだが、スーパーうちゅうねこがものすごくいい。うちにも欲しいぞ。
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おつまみたち
エビフライと一緒に、銀杏の塩水漬けを素揚げしていたんですが、夫が「銀杏はお酒と一緒に食べたい」というので、食後にコンビニに行って適当に選び、軽く飲む。
ついでに、ちょっと残っていた豆腐に山椒のしょうゆ漬けを乗っけたもの、ゆばしぐれ、両親の台湾土産のからすみも出す。
お酒はさらっとしていて、すごく飲みやすかったです。とかいいながら、300ミリリットルの小瓶を二人がかりでも飲みきれない、弱い夫婦なのでした。
ミニエビフライ
トースト
夫がハイジの白パンをおやつに食べたいというので、アンデルセンに行ったんだけど、急に長時間発酵ブレッドに目移りしたようで、それを1斤買って帰る。
夫はいつも通り、焼かずに、オリーブオイルと塩で食べてましたが、私は軽くトーストして無塩バターとメープルシロップを乗っけて食べました。んまいー。
5枚切りを買ってきたはずなんですけど、気づけば全部なくなってました(ってことは、夫は4枚食べたことに)。どこまで好きなんだ、パン。